にゃんこな日々

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【落語】第25回桂米二MINAMI出張所

2013年11月03日 | 落語会
第25回桂米二MINAMI出張所(2013.10.31 トリイホール)
-演目-
桂二乗さん「強情灸」
桂米二さん「行き倒れ名人」
桂文三さん「みかん屋」
桂米二さん「質屋蔵」

今まではワッハ上方でやってた会なんですが、ワッハ上方がなくなったのでトリイホールに変更だそうです。ミナミの会がなくならなくてよかった。

前座はなんだかすごーく久しぶりの二乗さん。なんでも最近では師匠の会の前座は悉く二葉ちゃんに奪われてるとか(笑)。この日も二葉ちゃんに他の仕事が入ったので二乗さんになったそうです。頑固な弟子であるご自身の話をマクラに「強情灸」です。

続いての米二さんは小佐田定雄さん作の「行き倒れ名人」。これ初めて聴くと思ってたら・・・あれ?以前聴いたことあったっけ?信じる奴が悪いんだろうけど、いいことしているはずなのに騙される宿屋の主人が憐れだ。面白い噺だけど、気持ち的にはあまり好きな噺じゃないな。

文三さんの落語を聴くのは二回目。初めて聴く「みかん屋」。いいですねぇ、なんともバカ正直なみかん屋。それをわかってみかんを買ってやる長屋の人たち。こういういい人がいっぱい出てくる噺は気持ちいいですね。それに文三さんの雰囲気にすごくあってました。

トリは「質屋蔵」。質屋の出てくる噺はハズレなし。これも面白い噺ですよね。いきなり「旦さん怒ってはるで」と呼びに来られ言わなくてもいい罪をボロボロと白状してしまう熊さんが最高です。以前聴いたときには気付かなかった?やらなかった?どっちかわかりませんが、なぜか噺に入っても羽織脱がないなぁって思っていたら、「相手は誰です?」といっちょやりますぜという感じのところで羽織を脱ぐ。いい演出ですねぇ。こういう羽織の使い方もあるんですね。