本公募展の特色は、陶を素材とする作品であれば、実用や造形など部門を設けず審査することで、陶芸の現在と未来を広く見渡していこうという点にあります。
とは本企画展というか、本ビエンナーレの企画趣旨ですが、
毎年かどうか、結構自分的には楽しみになっている入選展なんです。
ということで、久方振りにホテルオークラから虎ノ門の方、江戸坂だったかなを下り始めたのですが、
今回は階段下りて最初に目に入るのが不思議な作品、そしてそれから正面に対象作品。
その2つは左のフライヤー1枚目に見えますが、大賞はなかんずく非常にボリューミーで質感溢れたそれでしたが、
展示室内に入ると、薄手で繊細な乳白色の生地の磁器作品が多かったかな。
大型作品を中心に、作陶技術が窯などの進歩と相俟って大変なことになっている、と実感します。
それだけに生活空間で使うようなそれではなくなっているので、作陶家の皆さん、どうやって糊口を拭っているのか、余計な心配をしてしまいます…
さて、今回こちらの入場料は800円。これが300円割引となって、ぐるっとパス効果は計15,670円となりました。
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