こちら横浜美術館はリノベ―ションで長期休館になっていた施設。
今回のトリエンナーレが復帰第一回か不明ですが、嬉しい施設。
こちらでのトリエンナーレのテーマは野草⁉️「今、ここで生きている」が加わります。
館内何処が改装なったか見てみたのですが、前は何処かでUターンしていた2階回廊がぐるりと回遊して展示を見られるようになった点かと思います。
そして、そのトリエンナーレは幾つかサブタイトルで括られているようでした…
展示を回遊順に紹介すると1階ロビーにこうした大型インスタレーション。
その左右というか、が階段状は前から一緒ですが2方向共に展示スペースに。
そしてエスカレーターで上がったところの屏風状インスタレーション:
ここから私がインパクトを受けた展示、志賀理江子さん「霧の中の対話:火ー宮城県牡鹿半島山中にて食猟師の小野寺望さんが話したこと」。
小野寺さんは去年かな、増えすぎた野生の鹿の駆除、🦌打ち倒すこと、に専念していたそうなんですが、周りが心配になる程使命と思い込みが強くなり、
一方で天敵が居なくなり個体数が増える中で人間界との接触が増え、結果彼らは撃ち殺されることとなったのですが、その数は半端ないそうです。
普通に生を享受している生き物から命を奪うのには物凄いエネルギーを使う、と小野寺さんは述べていますが、
この志賀さんの作品では写真と詩のような文章が印象的で色々考えさせられる冒頭の好作品:
ここで間仕切り内側に入って改めて今回のテーマ、それに続く作品群が並びます:
次がBゼミ。1960年代後半横浜で生まれた現代美術の学習システムの流れを包括的に示した展示。
Bゼミについてはそれをまとめた図書もあるそうで、参考まで:
Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史 1967-2004 | blanClass + product powered by BASE
最後の中心は勅使河原蒼風さんの作品です:
次が最近何処ぞでも見た戦前中国において木版画をメディアとし、言葉が読めない労働者階級に対し共産主義、労働者運動、独立運動のプロパガンダに使われた作品群を中国、日本双方での流れも含めて包括的に紹介した展示。
ここで一旦ロビーの方に出て、
ウクライナにおいてロシアの空襲が飛来するミサイルの種類によってどういう音の違いがあるか…当然にウクライナの方にとってのトラウマとして捉えています:
次が何だったか騙し絵ですねえ…
シビル・ルパートというアーティストですが、どういったコンテクストで紹介されたのか記憶希薄💦
そして“immigrants are essential”という今風の展示。
そこから移民問題、社会の分断といった方向に展示は進みました:
いやー、凄い集中力が必要なトリエンナーレでありました💁♀️
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後日神奈川県立近代文学館に行ったついでに拝見の参加作品はここでリポート…
MM線中華街・山下公園駅、中華街に抜ける地下道に置かれたチュン・イン・レインボー・チャンさん「生果文」Fruit Songs。
そして反対側通路には中華街の代表的店舗とその従業員たちのパネルがビシッと並んでいました:
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