月曜開館というメリットを活かして先ずは訪問を決め、
前回は大好きな阪本トクロウさんでしたから事前調査?はしませんでしたが、今回はHPを拝見します。
さて今回紹介の谷さん(1945年生まれ)は、「人は表と裏、本音と建前といった二面性を常に包含する個」であり、それを一つの面で表現することを目指している、とのこと。
この凝ったフライヤーも表裏のそれを表そうという意図でしょうが、平面で並べてみるとちょっと違って見えるね…
フライヤーにある麻布を一部捲って白との対比で裏にあるものを見せる意匠は面白いと思ったのですが、
それ以外の同じく麻布の表裏に白絵の具を塗ってコントラストを出すもの、
墨、そして白絵の具を重畳させて塗って、後引っ掻いて墨が下に隠れていた、という最新の作品並べてみると、制作テクニックはともかくそれを忘れて作品そのものに対峙した時私には伝わってくるものが無かったのは本音の話。
さて、訪問の日は会場外でも谷さんの作品展示があるとのことで、散歩がてら訪問した五日市街道沿いの武蔵野市民文化会館、こちらは美術館に収まらない大型作品が展示され、
麻布と白のコントラスト、じっくり拝見しましたが、メビウスの輪のような作品除き、捲ったところと白地、実はそうならないだろ、というパターンなのね。
表裏一体とはならないのが常、と思い知った今回、その入場料は300円。
これが無料となって、ぐるっとパス効果は計7,950円となりました。
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