実は本企画展の名称を見た時、”あ、これはパスかな?”と思ったのが正直なところ。
ところが渋谷駅その他のスペースで本展のポスターを拝見して心変わりしました。こんな仏像群をあの平成館の渋めのライティングで拝見したら楽しいだろうな、と…
で、金曜日夕刻、展示時間延長を狙っての訪問となりました。考えてみえうと何時の間にか大震災→原発事故→節電の影響を受けて中止していた夜の展示が各地で始まっています
密教の教えは奥深く、文筆で表し尽くすことはむずかしいので、図画を用いて教えを広める、という言葉を空海は残しています。そのため真言密教では造形を重視しました。この展覧会では、空海が唐から請来したもの、自筆の書、指導して造った仏像など空海ゆかりの作品と、その思想的な息吹を色濃くとどめる時代の作品を中心に、真言密教の名品の数々をご覧いただきます。
が、同展HPの説明。98.9%の作品が国宝・重文とありますが、訪問時渋谷駅のポスターには”現在100%!”とありました。展示替えがありますからねえ…
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さあ、館内です。
三筆の1人でもある空海さんの性霊集、風信帖もありました。
うん、なかなか。
でも圧巻は仏像群。国宝オンパレードですから凄いのは当然ですが中でも訪問前から興味があったのは「帝釈天騎象像」。東寺のもので、この他東寺から一緒にいらした”軍団”の迫力は半端なかったっす
添付は同展HPからのコピペですが、雰囲気はお分かり頂けるかな。
国宝だけで、曼荼羅を表現、ということなんですが、東博ならではのライテったィング
若干の疑問は、密教って何?ということ。
たった2年の留学で完了してしまう、教えの深さ?
そして、展示を見ても、何となく形式主義的要素を感じてしまうこと…
まあ、素人の繰言っす
この日、折角ですので法隆寺宝物館にもお邪魔しました。
外が暗いのは分かっていながら、内部展示はそれにもました陰影で迫力ありました。
さて、ぐるっとパス効果という点ではこちらはちょっぴり。入場料1,500円が100円割引となって、ぐるっとパス効果は計15,940円となりました。