東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

小戸。故郷、原点、青春、 【七大戦ブログ】

2019年08月08日 16時34分00秒 | 七大学戦
お世話になっております。3年スナイプスキッパーの吉武です。

今年の七大戦は小戸(福岡)で行われました。小戸は、私の青春の場所です。ヨットに出会い、ハマり、打ち込み、挫折し、しかしまた頑張り、たまに少しだけ成功し…。球児がグラウンドに青春の汗を残すように、私は小戸に青春を刻んできました。最後の大会で負けた時、「もうヨットは辞めよう」とクルーと話したことを覚えています。OPからヨットを始めたのに、その年の県大会では圧倒的に経験値のあるチームだったのに、負けた。プライドはもうありませんでした。
トータルで9年、小戸に通っていました。

高校を卒業して上京し、小戸でヨットに乗ることはなくなりました。

東大ヨット部に入部して葉山・八景島で活動を始めましたが、最初はなんでも小戸と比べていました。日没早すぎ、赤旗で出艇禁止とかあるんや、波高すぎる、等々。入部して数ヶ月が経った頃、様々な事情が重なり小戸で開催された七大戦に出場する機会をいただきました。結果は、散々でした。その時の記憶は抹殺したのでほとんど覚えていませんが、6レースくらいやって1レースだけドベじゃなかった気がします。これはある種のトラウマになっており、それ以降その大会で使ったセールは封印されています。
2連敗です。

あれから2年、再び小戸で戦う機会を得ました。関東でのフリートレースではある程度の場所を走れているという実感がありました。全日本に出場できるだけの実力もつけました。上位の中でバチバチ戦うことを楽しみに、小戸へと乗り込みました。

結果は、またもや散々でした。上位は圧倒的に早く、半分より下を走る展開が続きました。また満足のいく走りはできませんでした。会心のレースは1つもなかったように思います。とにかく他大学に比べて我々は下手で、スナイプへの理解も薄かったとしか思えません。

3連敗。

入部した時から目標にしていた大会で走れなかったこと、小戸で走れなかったことはただただ無念でなりません。僕は弱い。最近の成績から少し調子に乗っていた。もう無念とは思うことが無いようにしたい。勝ちきれる実力が欲しい。
いつかまた小戸で笑いたい。


ぐしゃぐしゃなブログになってしまいました。もちろん今年大事なのは全日本個人戦(蒲郡)と全日本団体戦(西宮)です。せめてそこでは笑って終われるように。
西宮で、笑えるように。


3年 スナイプスキッパー
吉武宗浩


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