お世話になっております。3年470スキッパーの澤田です。
先日、7/15-17で七大学戦が行われました。470クラスが4位、スナイプクラスが1位、総合2位という結果でした。詳しい成績はFacebook の方に載っていますのでご覧ください。
自分は4レース中、前半2レースに出場しました。1レース目がUFD、2レース目が7位という結果でした。4662という何ら文句のつけようのない船に乗っていただけに不甲斐なさが募るばかりです。たらればになってしまいますが、UFDがなければ470クラスも2位と、去年と同等の結果を残すことができていました。団体戦におけるUFDの重みというのを身に沁みて感じます。
2レースとも6-7m/sで1ピンオーバーくらいの南風順風が吹いていていいコンディションでした。ただ、岸が近く東よりの風が結構頻繁に入ってくるというのが、普段のレースとの違いでした。共通して言えるのは、ランニングが絶望的に遅かったということ。ロッキングをするもやり方が下手くそ過ぎて逆に遅くなる始末でした。これはもう夏合宿で克服しようと思っています。
さて、個々のレースを振り返ってみようと思います。
1レース目のスタート。下3に並んでいた。1分前の待つ位置は全然問題なく、下のスペースもあるしあとはメインを引いて出るだけ。ただ、下は空いていることもあってどんどん前に出れた。20秒前にはラインとの距離が割と近くなっていることに気づいた。とは言ってもまだ加速する余裕はある。10秒前、いつも不安になって前に出ようとしない自分の背中を押すかのようにクルーからのゴーサインが出る。しかしこの時加速しやすい環境が完璧に整いすぎていた。もういつでもベストスピードでクローズになれるけど、ラインとの距離がそんなになかったことを思い出して3秒前にベアした。これはいい判断だった。しかし下には東北大がいてこれ以上ベアできないので仕方なくラフした。この時、メインセールごしにアウターがバッチリ見えて、ああやっちまったと思った。フィニッシュして順位表を見ると案の定UFDになっていた。
このリコールには続きの話があります。翌日の朝、先輩からスタートの動画を見せられました。意外にも本当にギリギリのジャストスタートに見え、これならばギリギリリコールしてないと言い張ることもできると思い、プロテスト委員会に救済要求を出しました。しかし門前払いでした。それはなぜかというと、アンパイア制ではフィニッシュ後のB旗掲揚中に抗議、救済を受け付けるが、それ以降は全く受け付けないからです。アンパイア制でなければ陸上で審問が行われ、要求が通っていたかもしれないです。少しでもリコールしてない可能性があるならリコールの救済要求は海上て出しておくべきだという考えがなかったことが、自分の落ち度でした。
2レース目。スタートはまた下3にいて直前に左にふれたことにより結果的にまずまずのスタート。1上はラッキーパンチで1位回航。2下はランニング遅くて1艇に抜かされる。問題は2上。クローズのボートスピードはそんなに悪くないのに4艇に抜かされてしまった。あとで振り返ると、これはおそらく右からリフトブローをつかんで伸びてきた艇団に対して受けずに後ろを通ったことが原因だと思われる。これによって負けが確定した。
うまくいかないことばかりでしたが、4〜7月でたくさんレース経験を積みました。レースでこうするとうまくいく、うまくいかないなど、いろいろなことがわかってきました。しかし、レース中にそのことに気づけない、一瞬一瞬でその判断ができないということが多くあります。
今後、この代での目標を達成するためにはもう一段階上に行く必要があります。この夏で一皮剥けることができるよう練習に励みたいと思います。
最後に、大きなトラブルなく無事に大会を築き上げることができたのは、七大学戦の運営に携わっていただいた関係者の方々のおかげであります。ありがとうございました。中静もお疲れ様でした。
それでは失礼します。