東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

悔しい。

2019年11月26日 18時23分59秒 | レース反省

こんにちは、クルーザー班2年タクティシャンの中野です。9月の全日本以来のブログになります。

先週末、J/24関東選手権が行われました。リザルトは以下の通りです。

(10艇、全2レース)

 

月光DIANA  2-1 3点

月光 3-2 5点

SARASA 4-3 7点

Pink Kiss 5-4 9点

Vicky 6-5 11点

だぼはぜ 1-11(OCS) 12点

Jellyfish 7-6 13点

仰秀 8-7 15点

ESPERANCE Ⅴ 9-8 17点

ESPERANCE Ⅱ 10-9 19点

 

感想を一言で言うと、タイトルの通りです。勝負をする者として、負けたら悔しいのは当然。

土曜日が荒天で中止になり、日曜日は風が安定しないコンディションの下で2レースしか行われませんでしたが、これが自分たちの今の実力だと認めざるを得ません。

特に今回のレースで浮き彫りとなった課題はスタートですね。これに関しては今回がバウマンとして初レースだった維摩と春日さんが重点的に振り返ってくれると思うので詳しくは書きませんが、「ヨットレースの6割はスタートで決まる」というどこかで聞いた話の意味を実感しました。ノーレース含め3回のスタートの内、ベストスタートは全くなかった。

個人としては、タクティシャンとして大外しはしないコース引きはできるようになってきたのかなと思います。回航前にその後のプランを予め決めて伝えておくと言った基本的なことも抑えられるようになった。

でも逆に言えばチームを「勝たせる」コース引きはできなかった。2レースとも良くも悪くも1上とほぼ変わらない景色でフィニッシュを迎えました。具体的には、いざという時の瞬発的な決断力がなく、何となくズルズルと真っ直ぐ走らせてしまう。奥の海面のブローが見えず、海面選択に絶対的な自信が持てない。課題は山積みです。

とにかくレース数をたくさんこなして、色々な経験を蓄積したいですね。幸いにも来週はPre ANIORUs cup、再来週はフリートレースとレースが続くので、引き続き頭をフル回転させていく次第です。

 

今回は関東選手権についてのブログという形ですが、せっかくの機会なので今思うところについても書きます。

思い返せば1年前の駒場祭期間は蒲郡で初めての全日本選手権に出場していました。あれから1年、個人としてもチームとしても色々な経験をしてきました。ANIORUs cup で神戸に惨敗し、西宮で2度もユニバメンバーと一緒にJ/70に乗せてもらい、2度目の全日本でタクティシャンとしてコースの全権を任され、そしてつい先日はJellyfishのクルーとしてマイアミワールドにも出させてもらいました。

そして今は、来年9月のイギリスワールドに向けて早くも動き出しています。新体制になって早くも2ヶ月。まだまだ技術、精神などあらゆる面で未熟なチームであることに変わりはありません。でも、このチームには揺るぎない強みがあると思っています。それは「明るさ」。プレーヤー・マネージャー合わせて6人の1年生が入り、小網代には今まで以上の活気があります。以前春日さんと帰りの電車で「小網代にはもっと元気さがあっても良い」なんて話をしていましたが、彼ら彼女らがガラッと変えてくれました。3人のマネージャーも自分たちでチームをより良くするアイデアを色々出し、実行してくれています。そのおかげで今は本当にやりやすい雰囲気と環境の中で活動できています。

勿論、この明るい雰囲気が馴れ合いにつながってはいけません。締めるべきところは締め、「明るく強いチーム」を全員で作っていければと思います。

まずは来週のプレアニで1年ぶりの勝利を味わい、アニオル本番での打倒神戸に向けて弾みをつけてきます。

 

 

東京大学運動会ヨット部

クルーザー班 2

中野陽


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