東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

チーム仰秀

2022年12月09日 23時59分59秒 | j24全日本
悔しかった。ただただ悔しかったです。

11位という順位はもちろん悔しいです。1年間バウマンとして練習してきたスタートで、いいスタートを切れないことが多かったことももちろん悔しいです。

でも何より悔しかったのは、最後に4年生の笑顔が見られなかったことです。最終レースから帰る時、維摩さんのあの素敵な笑顔が見られなかったし、萩原さんの子供が見せるような無邪気な笑顔が見られませんでした。ハーバーに戻ってきた時、美緒さんと香穂さんはいつも通り笑顔を見せていましたが、去年のような祝福と喜びを体現したかのような満面の笑みではありませんでした。

自分は今回の全日本選手権のために、維摩さんと萩原さんたちと最高のチームを作り上げるために努力を惜しまなかったのかと自問自答してしまいます。初めて最初からチームの一員として携わることのできる一年でした。もちろん練習には毎日真剣に取り組んでいました。ただ、その1日1日を全日本選手権で勝つということを意識して念頭に置いて取り組んでいたかというと、そうではありませんでした。全日本選手権で勝つためには、今何ができるようになっていなくてはいけないか、いつまでには何をできるようになってなくてはいけないか、そのためには何を意識して練習に取り組むべきかという意識が欠けていました。1日1日、それを考え直すということが必要でした。

自分たち、自分と友成は2年生でどちらかというと下級生でした。しかしクルーザー班という一つのチームにおいては、下級生といえど大きな影響力を持ちます。そんな中でチーム全体を見据えた大きな視野で見れていなかったことが一番に良くありませんでした。

こんな感じで反省ばかりのブログになってしまっていますが、自分、実は(?)このチーム、この4年生たちが大好きでした。

維摩さんは、就活で大変そうな時期もあったし、外洋学連の委員長も担っていて忙しそうだったのに、主将の仕事以外にも遠征でのドライバーもやっていたし、海の上では司令塔となりみんなを率いていてとてもかっこよかったです。海の上での維摩さんは司令塔の他に、しゃべり屋という一面もあります。昼ごはんのときに交わされる会話の半分は維摩さんと言っても過言ではないでしょう。

萩原さんは、自分にとっては一番けんかをした先輩だし一番仲のいい先輩です。萩原さんとは色々なけんかをしたかと思われますが、あの節は流石に申し訳ありませんでした。萩原さんは良くも悪くも良くも後輩と同じ目線に立って対等な立場で接してくれます。そのおかげで萩原さんには真っ直ぐに自分の意見をぶつけることができるし、それに対する経験の多い先輩としての返答が返ってくるので学ぶことが多かったです。最後の3ヶ月くらいは留学で会えませんでしたが、最後に全日本選手権に戻ってきてもらえて嬉しかったです。

美緒さんは、新歓の時に最初の最初に声をかけていただいた先輩で、小網代ではみんなの頼れる姉のような存在でした。美緒さんの言うことさえ聞いておけば間違いないと信じていますし、実際そうに違いないと思います。

香穂さんは、なんだかんだ言って一番仲のいい先輩です。仲がいいからか色々とご迷惑をかけてしまいましたが、あの節は流石にご迷惑をおかけしました。香穂さんは後輩だからと甘やかし切るのではなく、ただすべきところはしっかりただしてくれる、そんな優しい先輩です。

こんな大好きで尊敬できる先輩方のもとでヨットができてとても幸せだったと感じます。こんな生意気な後輩に温かく接して色々なことを教えてくださった4人に対して、感謝しかありません。2年間ありがとうございました。

今回の全日本選手権は悔しい思いで終わってしまいましたが、次の全日本選手権はひでさんとかな先輩の満面の笑みを見られるように、1日1日、上位を取るためにどのような練習をすべきかを考えて過ごしていきます。チームとしての次の全日本選手権での目標は決まっていませんが、個人的には3位を目指します。

最後に、1年間活動を支えてくださった保護者の皆様やLBの方々、練習に参加させていただいた社会人チームの皆様、そして大会を運営してくださった和歌山セーリングセンターの方々に感謝の意を述べて終わりとさせていただきます。

今後とも仰秀の応援ほど、宜しくお願いいたします。

クルーザー班 2年 関根佑樹


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