東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

感謝と自立〜J/24 全日本選手権〜

2021年11月25日 15時24分13秒 | j24全日本

お世話になっております。クルーザー班1年の友成遼です。

 

11月20~23日に油壺で開催されましたJ/24全日本選手権のご報告をさせていただきます。

 

以下、リザルトです。

 

1-2-10-(13)-4-10-8  35点 総合7位/14艇

 

1日目4レース、2日目2レース、最終日に1レース行われました。1レース目は、仰秀史上最高となるトップフィニッシュ、2レース目も2位と立て続けに好成績を残すことができました。その他では、ブローを掴み損ねる、タック、ジャイブポイントのミスなどもあり、なかなか思うように展開できないレースもありました。

 

レースの詳細な内容・反省に関しては、先輩方に譲らせていただき、ここではこの大会を経ての自分自身の感想を書きたいと思います。

 

まだ技術的に未熟な身でありながら、今回、全日本選手権という大きな舞台を経験できたことは自分にとって大変重要かつ意義深い経験となりました。幸いなことに今までフリートレースに2回出場したことがあり初レースではありませんでしたが、当然のことながらそれらのレースと比べ、緊張感・切迫感が全く異なっていました。レース前日の綿密な計測、良いコースを引くための海面調査と情報共有、14艇という他の大会では例を見ない規模の艇団が最適な位置で出ることを狙ってスタート直前まで微調整を繰り返す様子を含めて、4日間という長期にわたる一つのパッケージが完成されていることを実感しました。上記のことを集約すると、「勝つために妥協しない」といえると思います。言葉にすればシンプルなことですし、ヨットレースに限らず他のスポーツでも学業においても大前提で当たり前のことではありますが、自分は動作面に気を取られるあまり余裕がなく、率直にいって勝負への意識が足りていなかったと反省しました。

 

反省ばかりになってしまいましたが、一つ個人的によかったこともありました。3日間、全レースを通じて回航時のトラブルが一度もありませんでした。自分はマストハンドとしてレースに参加したのは1日だけでしたが、回航時の動作を大きなミスなくこなせた点については、今までの練習の成果を感じることができました。自分の動作ミスで先輩たちの足を引っ張ってしまうのではないかという不安もありましたが、なんとかそつなくこなせたことは自信になりました。

 

 

引退される4年生の先輩方には感謝してもしきれません。ありきたりの表現になってしまいますが、本当にたくさんのことを指導していただきました。お二人からいただいた優しさ、そして厳しさを胸に、これから練習に励みたいと思います。

 

また、大会を通じて様々なアドバイスをくださった月光やJellyFishをはじめとする社会人チームの皆様、応援に来てくださったLB・ご家族の方々、よそ者の自分を暖かく受け入れ観覧艇に乗せてくださった防衛大学の皆様、運営とサポートをしてくださったマネージャーの方々、本当にありがとうございました。

 

たくさんの方々に支えられ活動ができていることへの感謝の気持ちを忘れず、これからの寒い季節の練習に精進したいと思います。これからもご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

クルーザー班1年  友成遼

 

 

*写真はAyascape Photography様が撮ってくださったものを使用しています。


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