東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

スローガンと目標と目的

2023年12月12日 10時33分21秒 | ラストイヤーにかける想い

お世話になっております。新4年スナイプクルーの松本大生です。

もう4年なのかと時の速さにずっと驚いてばかりいます。このままラスト1年も一瞬で終わってしまうのかと思うと少し寂しいですね。

最近、4年生として、部の運営や目標、スローガンといった土台を構築する作業が続いてます。あまりにも会議が長かったりするとしんどいなという気持ちが芽生える一方で、ここでちゃんといいモデルをつくりあげたいなという気持ちもあります。

ここ1か月近くの間、LBの方々や、小松さん、宮川さんのアドバイスを聞いた上で、全体的にまだ土台が緩いなと感じます。特に西尾さんのSMART計画に照らし合わせると、最初のSのところが弱いのかなと。

加えて、この前、練習帰りにリレーブログは真面目に書いてほしい要望があったので、この場を借りてスローガンとか目標と目的みたいなところに対するMy Own Opinionを書けたらなと思います。

 

 

と口火を切ったはいいものの、国語できない人間なのでかなりの駄文になると思います。ご容赦ください。

まず、スローガンに関してはSerious Funということで、和訳すると真剣に楽しむといったところだと思います。これに関しては、4年山本くんが言っていた楽”しむ”というところがポイントなのかなと思います。実際、楽しいことだけではないはずです。トレーニングはきついし、冬の寒い中、海に出るのはきついです。でも、それをきついと思ってやるのではなくて、その先の楽しさを見通すことで、辛さを楽しさに還元することが大事なのかなと思います。

このスローガン達成のために、今年は3本の柱が用意されています。組織力・コミニケーション・凡事徹底です。

なんか今までに全部聞いたことあるなという感じかもしれません。その通りですが、今に至るまで各々が独自に持つ概念でしかなかったのではないかなと思います。ここで自分なりの意見を共有することで、今後、共通意識になればいいなと思います。

組織力に関してです。組織力って何?という問いから始まると思います。これに関していい言葉が出てこないのですが、適材適所ということだと思います。人それぞれ得意なところ、苦手なところがあれば、能力差もあると思います。それを補い合うような関係、ヨット部内で個々人が輝けるような組織、具体的には個々人がそれぞれを労わって一緒にセーラー力、人間的成長を目指す組織を形成する力だと思います。セーラー力、人間的成長に関しては凡事徹底の部分で話したいです。

組織力向上方法に関しては陸と海で分ける必要があると感じます。

陸に関しては部の運営体制ということだと思います。自分としては、他の東大内部活を見てももっとマネージャー、サポーターの力を生かすべきだと感じています。例えば、自分が関わっている部分で言うと、トレーニングや新規資金集めといった役職に関しては、プレイヤーが主体というよりもそれ専用のマネージャーをおいて、運用の手助けをプレイヤーがするような形を目指してもいいんじゃないかなと思っています。これの狙いとしては、プレイヤーはよりヨットに集中できると言うこともありますが、それよりも先ほどあげたような役職はそれ専用のスキルや知識を持った人が運用する方が、その役職が部を支える力が増大し、組織力が上がるのではないかと思うわけです。また、組織図を作ることも一つアリなのではと思っています。これはコミニケーションにつながると思うのですが、組織図を書くことで部の運営体制と役職それぞれの仕事が明確化するのではないかなと感じています。明確化することで、誰がどこをどのように支えるのかということも明確になり、それを通して組織力向上が発生するというわけです。

海に関しては今週、宮川さんにも指摘されたのですが、チーム共通の練習を通した目標、艇内、艇間で海上コミニケーションの増強が組織力向上に必要だなと思います。今の練習に関しては、まず目標に関しては、個々人が目標を持っているのは間違いないのですが、チームとしての目標は明確ではないのかなと。関学では日々の練習ごとに今日は何を目標とするかを朝伝達して、それを昼の着艇で再確認、また午後の練習でその目標を達成するために必要な練習内容の改善をおこなったりしているらしく、それに比べると東大は個々の活動をしているに過ぎないなと。また、海上コミニケーションという部分でも、海上での動画は話し声が少ないこと、艇内、艇間で積極的に言い合うことをしていない部分は上記の理由から、自分含めてしっかり改善する意識を持たないなと感じました。

コミニケーションに関してです。すでに、組織力でも触れた部分もありますが、コミニケーションはどんな些細なことでも部内で共有することを指していると思います。今までよくあったのが、どこからともなく情報が直前に噂のような形で流れるということで、それを防ぐためにもコミニケーションが必要になってくるのかなと思います。また、純粋に部活内での人間関係を濃くするという意味でも必要なことかなと思います。コミニケーションに関しては、年々改善されている気がしていて、今年もさらに改善していけるといいなという次第です。

最後に凡事徹底です。凡事徹底はまさに字の如くなのですが、今年は凡事のレベルを上げていくという意味(通称:メタ凡事)も含蓄されています。どういうことかというと、今までは凡事徹底は掃除をするとか、基本的なことをしようといった意味にとどまっていたと思いますが、今年は今まで基本的ではなかったことを基本的にしていくという意味もあるということです。平たく言えば、これができたらいいよねみたいに思っていることや言われていることを実際に実現して、一年後にはこれはできて当然だなと思えるようにしていけばいいということです。ここの基本的なところを向上させることがセーラー力や人間的成長につながるのではないかと思います。セーラー力と人間的成長は根幹は同じだと感じていて、人として善とされていることをできる人間になろうということだと思います。その善とされていることが凡事とイコールになれば凡事徹底をすることでセーラー力の向上、人間的成長が達成されるのかなと思っています。

 

これで三本の柱の認識まではとりあえず言語化できたわけですが、これだとまだまだSMARTではないわけで…じゃあ、ここからどうやってSMART目標作るのかという観点で、目標と目的の話を書いて締めくくろうと思います。

ただ、その前に閑話休題的な感じでえもいえぬ写真貼っておきます。

富士山は相変わらず綺麗師弟班一緒になったM君。今度500円もらうよ(迫真)

↑富士山は相変わらず綺麗(左)と師弟班一緒になったM君(右)。今度500円もらうよ迫真

さて、目標と目的の関係は、何のために目標を達成するかが目的です。宮川さんのドラクエの話でいうと、「世界平和(目的)のために、魔王を倒す(目標)」という関係です。ここまでの話なら「Serious Fun(目的)のために、3つの柱(目標)を達成する」という関係ですね。

ここまではもう既に部員の皆は聞いたことがある話です。ここに僕が肉付けするとしたら、目標を目的とすることでより具体的でミクロな目標が発生するんじゃね?という話です。

どういうことかをここまでの話に繋げながら書くと、ここまでで、「Serious Fun(目的)のために、3つの柱(目標)を達成する」という関係を軽く書いたわけですが、今度は「3つの柱(目的)のために、〇〇(目標)を達成する」という関係になる〇〇を考えることを繰り返していけば、SMART目標が完成するのではということです。これ、ぼちぼち進めていきますね。

2月からの本格練習が始まる前にSMART目標設定するよう頑張ります。

松本