東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

牛タン焼き 仙台辺見

2022年07月25日 21時18分56秒 | レース反省

今更ながら、七大学戦を振り返ります。 スナイプの古山です。

毎度遅くなってごめんなさい。

072整備がひと段落つき、平穏な日々が訪れるはずです。

リザルトはこちらです。

スナイプ級
27180 (30072) 西尾/山村 3-8-5-1-3 計20点 4位
31378 (30785) 古山/大根田 1-7-3-4-6 計21点 5位
🥇1位 東京大学 41点
🥈2位 京都大学 43点
🥉3位 九州大学 52点
4位 東北大学 70点
5位 大阪大学 100点
6位 北海道大学 112点
7位 名古屋大学 117点
 
総合成績
🥇1位 京都大学 81点
🥈2位 東京大学 99点
🥉3位 九州大学 115点
4位 東北大学 166点
5位 大阪大学 204点
6位 北海道大学 236点
7位 名古屋大学 265点
 

スナイプ優勝 470準優勝 総合準優勝でした。

スナイプは見ての通りギリギリでした。

接戦をモノにできたのはとても嬉しかったですが、総合優勝できるくらいの点差を稼げたのではないかと悔しい気持ちもあります。

初日のオープニングレース、1-2でしたがリーチング流し込みの前に、濃霧によってノーレース。2日目の最初のレースも、上マーク1-3でしたが、第1マークタイムリミットの15分に20秒足りず、ノーレース。

そして成立した次のレースで、両艇1上から悪く、その上、もう一艇が下マーク回航後のポートスターボで2回転、自艇がロールジャイブのロッキング判定で2回転、結果7-8。ここで京大と10点近く差がつき、正直、ついてねえと思ってしまいました。

それでも、いい風が入ってきていて、あと3Rきっちりあると思ったので、気持ち切り替えて、1Rずつ死ぬ気で臨みました。

リコールやケース、もう一発42条でリタイアは絶対にしないように気をつけました。

3・4Rで、点差を縮め、ラスト1R残して、1点差で負けている状態。

最終レースはかなりドキドキな展開でした。

1上時点では、両艇が京大2艇の前で回航しましたが、1下レグで即ジャイ後下レーンに入ってしまい、詰められ2上で抜かされてしまいました。割と焦っていて、走りに影響出てました。

2上を東大-京大-京大-東大で回航し、このままでは点差変わらず。

しかし、最後の下レグ、風が落ちて無風状態に。最初はスピードを維持するため上り目でエンドに出し出ししていましたが、無風状態では何してもしょうがないので、ジャイブしてランチャーおろしてバウをマークに向けておきました。

そよそよ風を逃しまいと、センサービンビン。

西からきた風を感じて瞬間にランチャーをばしっとあげる。

エンドに出してオーバーセールしていた京大艇の前で回航し、ほぼクローズのリーチングでフィニッシュ。

命からがら、勝ちました。

陸の皆さんには、ハラハラさせるシリーズをお届けしてしまい、ごめんなさい。

サポート誠にありがとうございました。

艇数が少なく、戦うべき相手がはっきりしているレースは良い経験になりました。戦い方が難しい。いつか必要になる場面も出てくると思います。

けど、ハラハラドキドキするし、心臓によくないので、あまり好きじゃないです。

結論、七大戦、楽しかったです。一昨年も去年もあったらよかった。

 

ラスト3ヶ月、全力で取り組んでいきます。

 

それでは失礼します。

 

 

 


牛タンと私

2022年07月25日 21時18分56秒 | 通常練習

お世話になっております。

3年470クルー、松尾一輝です。

 

投稿が遅くなり申し訳ありませんが、七大戦の振り返りブログです。

 

470チームとして準優勝、総合で準優勝という結果は悔しい反面、やはり喜ぶべきことです。

一方、個人としては、レースメンバーとして初日出場するも満足いく結果を残せず、自分の不甲斐なさと課題を思い知った大会になりました。

 

仙台に着いてから天候に恵まれず(稀な豪雨と濃霧)、初日の練習もほんの1時間しかできませんでした。大きなうねりの中で、クローズもランニングもあまり手応えがなく、不安なままレースを迎えてしまいました。

1レース目、結果だけ見ると5位と悪くないように見えますが、他艇の回転やトラブルで順位を上げただけで、フレも掴めずクローズもそんなによくなく、むしろ不安が大きくなってしまいました。

そして、2レース目不安が的中してしまいました。

艇数が少なく、もっと頭を使ってコースを引かないといけなかったのに、後ろを走っていることに焦ってしまいテンパってしまい、誰でも無難に走れる軽風の中でスピードで追い上げることもできず、気づいたら終わってしまっていたという感覚です。

 

葉山の南風のレース、そして最近経験した90艇近くのビッグフリートでは、とにかくフレッシュを早く掴んで、スピードで勝負すればそれほど悪い順位は取ってきませんでした。

今回のような艇数の非常に少ないレースでは、スタート後とりあえずディップして伸ばすとか、とりあえずカバーするとかで考えていると一瞬で順位が固定されてしまう怖さを感じました。

また、よく分からない海面だけに、前日の練習や当日朝の予報の先入観で伸ばす方向を決めてしまったことも良くなかったです。海面を観察して、風に合わせた積極的なコース引きができなかったし、そのことに気づいて挽回しようと思った時には濃霧のためAPAが上がっていました。世知辛いものだなぁと思いました。

 

葉山で似たコンディション、似た海面でずっと練習してたので、色々なものがパターン化していて、臨機応変にヨットレースをするということが鈍っているなと感じました。

 

夏合宿への良い課題発掘ができたと思って、頑張っていきたいです。

 

サポートしていただいた方々、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

来年は東京開催ということで、地の利が最も大きい競技と言っても過言ではないので、優勝したいですね。

また、色々あって大会の実行委員長もやることになったので、頑張りたいです。

(7年前、14年前の東京大会もヨット部員の方が務められたということを聞いて縁を感じております)

 

それでは、おやすみなさい。

 

 

松尾一輝