東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

たこせんは、「多数関東個人戦通過」の略です

2022年07月01日 22時14分00秒 | レース反省

1年前の関東470決勝は、苦い思い出のかたまりです。


1Rめ、5m程度のあまり強くない風のなかランニングで沈をして、DNF2Rめ、スタートで第三線で出て、前とどんどん離されて、フィニッシュライン直前でまたもDNF3Rめだけなんとか得点をつけて、よし明日こそと思ってのぞんだ2日目は強風でAPA。え、おわり??



あれがちかさんの現役最後のレースになってしまいました。

もう自分でもあのレースにどう折り合いをつけるべきか、わかりませんでした。


もうあんな思いはしたくない、あんな思いを後輩にさせたくない。そう胸に誓って、最高学年になりました。


そして、思いがけず、再挑戦する機会をいただきました。


関東470決勝2022です。


お世話になっております。4470スキッパーフジタイクです。


投稿遅くなり、失礼しました。


さて、先週の土日に行われた関東470決勝のレースについてのご報告です。


以下、リザルトです。


86

4579 調(4)/工藤(4) 19  19

4692 藤田(4)/下重様 22  22

4791  高原(4)/松尾(3) 23 23

4452 吉田(3)/丸山(3) DNF 87

4357 安藤(2)/大橋様 RET


個人戦に向けたペアである加藤が学連に駆り出されたということで、1年前と同じく、ちかさんと出ました。

両日とも平均10mの強風予報、でも関東470協会ならやるだろうな、という風。


1日め、「4-5knot」という海上情報をみてハ?となるが、出艇してみてその意味を知る。

北風と南風がK-1してました。波は白波が立つくらい高くて、風向があっちこっちにかわり、それでいてブローはものすごく強い。沈艇もいっぱいいました。


そこからさらに風が落ちて、なが〜い海上待機。酔いとの戦いです。目の前で「あ、やばいかも」と言ってるちかさんをみてこちらも「あ、やばいかも」てなりました。ちなみに2人とも耐えましたよ。


ようやく南風が安定して入ってきたと思いきや、なんだかミルミル吹き上がります。

オレンジがあがって、スタートラインに戻ろうとしたとき、たっっかい波に体勢をくずし、沈をしてしまいました。

急いで復帰し、スタート6分前くらい。アウターの下まででてピンダウンを一瞬で終わらせ、慌てて並びに行きます。スタート3分前。リサーチする時間がなかったので、空いていた真ん中のアウターよりからそのまま出ました。


あとはもう、一生懸命走らせて、安全にタックして、ロングはちかさんに見てもらって、ちかさんが他艇を見ている時にたっっかい波がきたら叫んで。ランニングも船が安定してからスピンをあげて、安全にジャイブして、攻めた動作をせずにフィニッシュしました。


2日め、前日と同じ予報でしたが、APA

レース委員長があばらを折ったようです。海に出るのが辛かったのかもしれません。


女子ペア2位だったので、銀メダルをもらいました。



完璧にやるべきことをやれたとは言い難いです。詰めが甘い部分もたくさんありました。


けれど。


1年前のモヤモヤとした呪縛から、解放された気がします。


ありがとうございました。


他にも、レースのために、大橋さま、鈴木さま、古橋さまが来てくださいました。

ハードなコンディションの中、ありがとうございました。


明日からの個人戦も、頑張ります。流れ、キテます!!!


東京大学運動会ヨット部4

藤田郁


新入生自己紹介2022 part13 槇枝大祐

2022年07月01日 21時41分47秒 | 新入生自己紹介

ななかさん、鋭いパスをありがとう。そうです、サングラスがマイブームです。おでこサングラスが似合う海の男がかっこいいと思っているのですが、どうやら時代遅れのようです。

東京大学理科一類一年、槇枝大祐(まきえだだいすけ)と申します。出身地は川崎市で、出身高校は早稲田高校(わせこー)です。中高ではバスケ部に所属していました。部長をやってた感があるらしいですが、平部員でした。試合では、上手なチームメイトが得点しやすいようにお手伝いをする、良く言えば縁の下の力持ちポシションでした。

出身校のわせこーの魅力を一つ紹介します。わせこーは文化祭に注力する学生が多く、僕もその一人でした。来場者二万人を誇る文化祭で、校庭に期間限定で設置する噴水づくりにガチでした。語りすぎてしまうので、僕に直接聞いていただければ嬉しいです。まとめると、わせこー出身は早稲田愛に溢れていると思われます。

趣味の一つは、レゴブロックです。東大レゴ部と兼部?をしています。「東大レゴ部に入る」と幼稚園児の時に宣言し、高校生まで作品制作をしていました。ようやくその夢が叶ったことになります。(レゴのためだけに東大に入ったヤバい奴ではありません。)

 

前置きが長くなりましたが、ヨット部の入部経緯について話します。

正直に申し上げると、僕の兄の影響です。兄はヨット経験者であり、兄の話の9割はヨットについてです。よく喋る兄なので、嫌と言うほどヨットが耳に入ってきました。もはや洗脳でした。

ですが、ヨット部に入る気持ちはほとんどありませんでした。海の男ではなく、サークルか何かでゆるく大学生活を送り、その中で大学生活のやりたいことを決めていこうと思っていました。そのため、初めての試乗会は、兄の言うヨットとはどんなものかな、という軽い気持ちで参加しました。

しかし、家に帰ってきた頃には、真剣に入部を検討し始め、もう一度ヨット部を体験したいと、連続で試乗会の予約をしていました。先輩の楽しげでありながら、真剣な眼差しと、ヨットの海上でのスピード感、ヨットの出艇動画に惚れたからです。

もう一つの理由は、ヨットが奥深い頭脳スポーツであるということを教えてもらったからです。他のスポーツが頭を使わないとは言いませんが、風や波、ボートスピードなど実に多くのことを考慮し、どうしたら早くマークに辿り着けるかを考えるヨットの面白さに飛び込んでみたいと思いました。

優柔不断な性格から、入部するか散々迷いました。最終的には強い海の男になるという目標を立てて、ヨット部入部を決断しました。

 

現在は操船感覚の楽しさから、ホッパーに夢中になっております。個性豊かな同期にも恵まれ、東大ヨット部に入った幸せを噛み締めているところです。これからは、同期と切磋琢磨し、レース競技としてのヨットの面白さを見つけていきたいです。

 

長くなりましたが、僕の自己紹介は以上です。

次は、最近髪の毛を染めて、素敵にイメチェンしたマネージャーの松岡渚さんです。乞うご期待。