3年のスナイプスキッパーの西尾拓大です。
先週末に6大学戦(日本大学と中央大学を含め八大学戦)が行われました。
そのご報告を致します。成績は調さんのブログにもありましたが、同じものを最後にまとめて再掲載しています。
今回感じたことは、ほんの小さなことによって順位が大きく変わるということです。
例えば、当たり前だけど下有利のスタート直後でのタックの素早さとうまさ。0.5秒遅れるだけで、タックタイミングを失いフレの周期から外れてしまいます。初めは1艇身も満たない差ですが、下になればなるほど、ミート艇も増えるし、ブランケも増えるし、前の艇からグングン置いてかれます。そのうちに、とりたいブローがあったのに取れなかったりして、決定的な差が生まれます。しかし、もしタックが成功すれば、自動的に周りから艇がすくなり、だからこそ艇速も上がり、コース取りもシンプルになります。この2艇の差は案外初めのタックタイミングだけの実力差しかないのに、距離的には圧倒的な差になります。
上回航一つをとっても、そこでいかに素早く落とせ、max speedを早く実現できるか、それが相手をブランケに入れたり、逆に自分が集団から抜け出せる要因になったり、天国と地獄を分ける瞬間です。
一つ一つのちょっとした意識や完成度が勝敗を分けています。
あんなけ長い距離を走っても勝負どころは案外一瞬なことに驚きます。積み上げるのは大変だけど、失うのは一瞬です。
もちろん、一度後ろに下がってしまえば、巻き直し不可能かというとそういう訳ではないです…ただ、ものすごく忍耐が必要になる気がします。やっぱり上手い選手は、焦って自分から自滅せず前の相手がミスを犯してくれるのを虎視眈々と待っている気がします。
早く僕も見習いたいです。僕のレース中の精神状態は急上昇/急降下の繰り返しなので。
でもお陰様で本当に練習や大会の1秒1秒、が充実してて楽しいです。
春インまで残された日々は少ないですが、今自分ができることをただ淡々と着実にこなしていきたいと思います。
最後に、運営をして下さった他大学の皆様ありがとうございました。
僕らは新歓と並行しての出場となったため、
東京大学としてどうしても運営艇を出せなかったのですが、
他大学様のご理解とご協力があって実現しました。ありがとうございます。
また、クルーザー班、ディンギー班の部員、マネージャーを中心に新歓活動をしてくれました。本当にありがとうございます。お陰様で練習や大会を通して多くの経験を学ぶことができています。
昨年までは部員全員で新歓活動を行っていたためにこの練習/大会時間を確保できませんでした。今、練習できているのは本当にみんなの頑張りのおかげだと思っています。だからこそ、僕らはレースに出て得た経験/課題等をしっかり共有したいです。
今後とも応援のほどよろしくお願いします。
西尾拓大
見出しの写真は羽田さんにとってもらったものです。いつもありがとうございます。
気合いばっちしですね!ランチャーの音が聞こえてきそうです!
以下リザルト
470級(全32艇)
4692 調加藤 18-22-12-25-20-11 18位
4452 藤田丸山 29-24-16-BFD-19-25 26位
4579 吉田松尾 24-31-19-BFD-24-22 28位
スナイプ級(全27艇)
31308 西尾山村 5-2-3-22-16 5位
31418 大野神田 8-14-21-DNC-DNC 23位
31494 古山大根田 DNC-DNC-DNC-4-17 24位
大学別順位 470級
1日本67
2早稲田148
3中央272
4明治291
5法政388
6東京405
7立教435
大学別順位 スナイプ級
1早稲田95
2日本167
3中央205
4法政208
5明治222
6東京234
7立教335
大学別順位 総合
1日本234
2早稲田243
3中央477
4明治513
5法政596
6東京639
7立教770