東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新スナイプチームの実力は如何に?

2020年12月18日 22時12分12秒 | レース反省

 お疲れ様です。

 新4年スナイプチームリーダーの古関です。

 前回のブログを書いた記憶もないくらい久しぶりの投稿になってしまいました。今年度からチームリーダーを任されたということでこれからはチームの報告などしっかり投稿していこうと思います(笑)。

 

 さて、先週末12月12日・13日で、東大スナイプチームは第1回江ノ島スナイプに出場してきました。以下リザルトになります。

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全51艇、3レース実施(カットなし)

31308 西尾・野村様  28-24-38 計90 29位

30563 長岡・阿部様  14-43-35 計92 30位

30785 古関・山村   35-48-33 計116 41位

29220 古山・大根田  42-50-30 計122 43位

31418 大野・多賀谷様 49-26-48 計123 45位

30072 青木・村上   44-49-41 計134 50位

2021

 

kanto-snipe ページ!

 

詳細は上記HPよりご覧ください。

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 代替わりしてレース経験が極端に低い代になったってことで、上級生・経験者1年を全員出して現状を把握しにいこうというイメージで、ご覧の通り6艇の出場となりました。

 全体的には、各艇思うように走れなかったとか、待つ位置が高すぎるとぼやかれたり(申し訳ございません笑)色々と未熟な面が出たかなと思っています。

 とはいえ、代替わり前に練習を積んでいたペアで出た上級生は昨年度大会より走れる場面が多くあったし、LBの凄腕クルーを搭載した新スキッパーの長岡や新入生の大野・西尾は上位に絡むレースもできたということで、良い場面もありました。

 個人としてもチームとしても、これからの課題・成長したとこ・案外良かったとこなど多くの発見があったと感じているのでいい経験になったと思います。

 

 次に予定されている第2回・第3回大会にも参加する予定なので、それまでに今回のレースで出た反省ポイントを修正していきたいと考えています。応援よろしくお願いします!

 

、 最後に、寒い中レースに参加してくださったLBの多賀谷様、阿部様、野村様、誠にありがとうございました。次回は1月でもっと寒いかもしれないですが、ヘルプに来てくれるととても嬉しいです!

 

 それでは、失礼します。

 

ディンギー班 スナイプチームリーダー

古関 鴻一


勝って兜の緒を締めよ

2020年12月18日 00時29分01秒 | レース反省

お久しぶりです。クルーザー班主将の中野です。

昨日行われたフリートレースを振り返ります。リザルトは上の写真の通りです。

 

新体制デビュー戦、3レース目でトップフィニッシュ。ヘルムスマンの自分もタクティシャンの萩原も初めてのポジションという状況で、正直出来過ぎです。関東フリートのホームページを遡ってみたところ、仰秀がトップフィニッシュしたのは2006年の関東選手権以来のようです。

1下からのだぼはぜとの攻防を耐え抜き、トップホーンを鳴らして思わず全員で「よっしゃー!」と叫び、トリマーの落合とハイタッチ。ヨット部に入ってから間違いなく一番興奮した瞬間でしたね。勝った瞬間の喜びを6人で共有できるのは本当にクルーザーの醍醐味です。なんならちょっと足が震えてました。正確に言うと2上ぐらいから抑えていた足の震えが止まりませんでした。

実は1レース目もフィニッシュの5艇身手前までは快調にトップを走っていたのですが、大幅な風の振れと潮流に気づけず最後に2つ順位を落としてしまい、絶好の機会を逃した、とめちゃくちゃ悔しがっていました。その悔しさを数時間後に晴らせたのもすごくスッキリしました。

自分がヘルムになってから他の船と走り比べをする機会がなかったため、ボートスピードがどれぐらい通用するのか全く分からない状態だったのですが、自分としては中々の好感触でした。他艇がいる状況でのスタートも初めてだったため混乱しそうだなぁと思っていましたが、1レース目以外は何とか喰らい付いて出られたと思います。

 

まぁ調子に乗るのはこの辺にしておきます。問題なのはこの後の4レース目。正直自分は気持ちが浮ついたままスタートマニューバーに入り、スタート直前にメインシートがキンク。ベストとは程遠い状態でラインを切ってしまい、このスタートでほぼ勝負がつきました。

思い返せば昨年の博多の全日本でも、目標とする5位を取った直後のレースでは集中力が切れていた記憶があります。また今年9月のバーチャルレガッタの全日本選手権でも、予選を1位通過したにも関わらず翌日の決勝では最下位に終わりました。

自分はマイナスからプラスへの気持ちの切り替えは早い方だと自覚しているのですが、プラスの感情を鎮めるのに慣れていないようです。喜ぶところは素直に喜びつつ、次のレースにはまたフレッシュな気持ちで挑む。今回一度トップを経験できたので、次こそは浮き足立たずに臨みたいですね。

 

このチームはまだ始動したばかりです。このまままた今まで通りの順位に落ち着いてしまったら、皆さんには「一発屋」だの「出落ち芸人」だの思われるでしょう。少なくとも自分では自虐的にそう思うはずです。そうならないためにも、今後も毎レース上位陣に喰らい付くには何が足りないのか、また一から課題を見つけてチーム全体で潰していきます。

 

まずは今週末、和歌山カップに参戦します。知らない海で知らない船に乗って戦う経験は、きっと来年のイギリスワールドにも活きてくるはずです。慣れない環境だからこそまずはノーケースノートラブルを前提に、今のチームの実力を確かめてきたいと思います。

 

今週から日本列島全体が一気に寒波に覆われています。皆さま体調にはくれぐれもお気をつけください。それでは。

 

クルーザー班 主将

中野

 

P.S.

前半の調子乗ってるパートのほとんどは興奮冷めやらぬ帰りの電車でニヤニヤしながら書いていたのですが、最寄り駅で見事にスーツケースを網棚に忘れたまま電車を降りました。まだこの時点で兜の緒はユルユルでした。