音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

手作りの音楽・楽器

2016-08-22 09:47:37 | 民族楽器
先週の日曜日は、尺八の講習会に行き、本曲を習ってきました。今は、年に1・2回単発で習いに行っています。習うというのは刺激になってよいものです。また、うまい人に習うというのは、価値のあるものです。自分ひとりで吹いていると、マンネリ化しやすいです。先日、邦楽関係の雑誌に載っていたのですが、尺八は現在のような流派による団体というのは、しばらくすれば消滅してしまうとのことです。平均年齢は70歳を超え、新たに始める人よりも亡くなってゆく人の方が多いので、消滅してしまうようです。最近は大学出の若手がプロとして出たりしていますが、今後は、そういう人の中で、リーダーシップのある人が、団体を作ってやってゆくようなことになるようです。しかし、海外では尺八をする人が着実に増えつつあるようです。プロも増えてきています。そういう人たちは、楽器としてよりも、精神性を重視し、昔の虚無僧の尺八にあこがれるようです。自分で尺八を作り、瞑想したりとかなり本格的な人が多いようです。尺八も、西洋音楽が入ってからは、ピッチや音程などをうるさく言うようになり、楽器としての性能が問題にされるようになっています。でも元々自分で作って、自分で吹いていた時は、人と合わせることも余りなく、自分なりに吹ければよかったようです。そうであれば比較的簡単に尺八を作ることができます。そして、吹きながら必要に応じて、微調整をしてゆきます。民族楽器もそうですが、元々は生活の合間に、自分の楽器は自分で作るのが普通だったようです。今では、工場で大量生産するのが当たり前になってしまっていますが。それから、音楽も自分で作って演奏できればいいなと思います。へたでも、自分の思いを込めて演奏し唄えたらと思います。楽器を買い、楽譜を買い、音源を買ってするのばかりが音楽ではないと思います。
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