昨日は邦楽の合奏団の演奏会がありました。雨の予報だったので心配したのですが、幸い降らずに済み、100名くらいのお客さんに来ていただけました。アンケートも辛口の批評もありましたが、概ね好評のようでした。一緒に音楽をやった達成感というのは、一人で演奏するのとは違ったよさがあります。大合奏もあるのですが、皆慣れているのでてきぱきと楽器の入れ替えができていました。また、邦楽のいわゆる社中の人も来ていましたが、若い人が多いといことがとてもうらやましいとのことでした。尺八や筝の社中というのはこれからの10年くらいの内に成立しなくなってゆくという人もいるようです。団塊の世代の人がまだ残っているので、今は何とかやれていますが、この10年の内にどんどんやれなくなってゆきます。若い人は余り入らないので自然消滅ということになってしまいます。大学のクラブやカルチャーセンターなどで始めた人にとって、流派というのは不必要なものに思えるでしょう。今は色々な音源を耳にして、やってみたい曲をやろうとします。流派に属しているとそれが禁止されてきました。今は大分緩くはなっているでしょうが、古い考えの先生もまだいるでしょうし、勉強していないのでそんな曲は弾けないでしょうから拒否するでしょう。私たちの頃も、大学のクラブやカルチャーセンターがあり、そこに流派の先生が教えに来ていて、やる気のある生徒を個人教授の方にスカウトしていました。でも、流派に属するとお金はかかるし、下働きをしないといけないし、色々な制限を加えられ、余りメリットはないでしょう。そのようなこともあってか、我々の合奏団には最近は毎月のように入会希望者がやってきます。特にクラブとしては勧誘活動はしていませんが、大学のクラブの関係や、ネットでの検索などでやってきます。各市に三曲協会といって、筝、三味線、尺八の団体がありますが、どこにしても社中として所属するので先生についていない人が、始めてきて教えてもらえるような組織ではありません。こちらの方も衰退してきているようです。邦楽全体としてみれば、絶滅危惧種に入ろうとしているのでしょう。
先週末は、合奏の練習で、また箕面に行ってきました。雨との予報だったのですが、何とか降らずに済んだので、自転車で行けました。もう大分涼しくなってきているので、サイクリングも気持ちがいいです。西国街道を歩いている外国人の観光客らしい人もいました。今度の日曜日が本番なので、今回の練習が最後ということで、結構気合が入っていました。朝の9時から夕方の5時までびっしり練習という感じでした。かなりテクニック的にも難しい合奏曲をやるので、合わせるのが大変です。本番はどうなることでしょうか。合奏団は、定期演奏会の他にも色々と出演があるようですが、私は予定が立たないので参加していません。秋になってイベントが増えてくるようです。ところで、ウィンドウズ7がもうすぐサポートされなくなるようです。10にバージョンアップしないといけないのでしょうが、データなどがうまく移行できる自信がなく困っています。まあ、ネットで検索しながら恐る恐るやってみるしかないのでしょう。XPの時はパソコンを替えましたが、今は当時とは比べようがない程使用しているので、そんな訳にもゆきません。今もパソコンはよく使ってはいますが、よく分かって使っている訳ではなく、どちらかというと恐る恐るといった感じです。ところで、来年のNPOの演奏会では川端康成の物語を舞台化しようと思っています。どんな形になるかは分かりませんが、今脚本を作っているところです。また、曲も自作曲でやろうかと思い、今作曲していますが、どうなることやら分かりません。
先週末は、邦楽の合奏団の合宿がありました。会員の家族がやっている店を借りきってやりました。練習場所からも近いので、土曜日は練習が終わってから、買い出しをして宴会をやりました。翌日も泊った者はそこから、練習場所に行けるので楽でした。9月29日に定期演奏会があるので、今は必死の追い込みです。昨年の会が終わってからボチボチやりたい曲を決めて練習してゆくのですが、私はいつも夏前くらいから練習に参加しており、また中々参加できないので集中的に練習しないと間に合いません。合奏が主体なので、自分一人で練習していても余り面白くなく、また合わせることができません。来週も練習日が追加されました。楽器は一人でやっても楽しいのですが、合奏は合わせるという楽しみが加わります。これは一人では絶対に味わうことができないものです。私はどちらかというと要らない気を使う方なので、皆で何かするのは面倒で敬遠することが多いのですが、何でも一人でやっていると人恋しくなることがあるようです。ところで、合宿というと昔の修学旅行を思い出してしまいます。枕投げをしたり、夜中まで話をしたり、といったところでしょうが、さすがに今は枕投げはやりませんが。帰りの心配をしなくていいのでゆっくり飲めるという利点と、飲み過ぎてしまうのと寝不足になるという欠点があります。昨年はミニコンサートをしたりしましたが、今年は話が盛り上がったせいか、ずっとおしゃべりをしていました。宴会が終わった後、近所のスーパー銭湯に連れて行ってもらいましたが、広々として色々な温泉があり中々よかったです。車がないし、わざわざ行くのは面倒なので、余り行ったことがないので、面白かったです。学生時代に戻ったようで楽しい週末でした。
琵琶のコンクールが日曜日にあったので、この週末は東京に行っていました。コンクールは久しぶりだったので少しは緊張しました。前の日は酒も飲みませんでした。年を取ってからは、酒を飲むと翌日痰が絡むからです。一日止めただけでどれだけ効果があるかは分かりませんが、まあ少しはましだった気がしました。メダルには届かず、何とか最後で入賞しました。今の実力ではこのくらいなのでしょう。実力というのはその時に出せた力なので、本当はもっとうまいのだなどと言っても仕方ありません。ただ、入賞すると翌年の予選は免除されるので、予定が合えば来年も受けようかなとは思っていますが、来年のことは分かりません。実は今日の話題はコンクールのことではなく、その後のことなのです。日曜日、コンクールが終わるやいなや東京駅に急ぎました。台風の影響で新幹線が早目に止まることが報道されていたからです。私は、ジパング倶楽部で予約しているので、のぞみには乗れません。ひかりは1時間に2本しかありません。最終のひかりで予約していたので、早目の列車に変更しようと思いましたが、残りは3本しかなくすでに満席でした。後は自由席に乗るしかないのですが、荷物が多い上にかなり混雑している雰囲気でしたので、諦めて急遽東京の親の家に泊めてもらうことにしました。翌日の昼過ぎに予約を変更しました。これも東京駅は混雑していたので他の駅でしました。その日の夜中は本当に暴風雨が吹き荒れていました。翌日は10時過ぎに家を出ました。ラッシュアワーも終わっているはずだったのですが、電車が止まっていたので、まだ混雑が続いていました。バスも一杯でしたし、JRも一杯だったので、始発の地下鉄に変更しましたが、こちらも一杯でした。東京駅に着くと、新幹線も大幅に遅れていて、予約していた電車はいつ出発するか分かりません。仕方なく、泊っていたひかりの自由席に並びました。みどりの窓口は人で一杯でしたし、駅も混雑していましたが、列車は意外と空いていました。特に指定席はガラガラでした。ほとんどは前の列車の自由席に乗ったのでしょう。自由席もそれ程の混雑ではなく、結果的には予定していた時間よりも早く帰ることができました。大変でしたが、急ぐ用事もなかったので助かりました。まあ、めったにできない体験をしたと思えば幸せなのでしょう。
いつの間にか9月になってしまいました。子供の頃なら、いつの間にかなどということはあり得ないことでした。8月31日はいつも必死になって宿題をしていたからです。まるで大晦日のカウントダウンのような一日でした。今度の日曜日は琵琶のコンクールがあります。毎日練習していると言いたいところですが、用事が入って中々そうもいきません。昔は琵琶を一日中弾くこともありましたが今はそんな体力も気力もありません。ましてや、同じ曲では根気も続きません。先生が体調を崩されているので、習いに行くこともできず、練習も少しマンネリ化してしまいがちですが、何とか工夫しながらやっています。そうして集中して練習していると、普段気付かないことに気づくこともあり勉強になります。まあ、それがコンクールを受ける意義なのでしょう。ところで私は膝が悪くて正座ができないので、コンクールでは座って演奏させてもらいます。台に腰かけてという形になりますが、その台の高さが本番に座ってみないと分からないのが困ります。高さはかなり演奏に影響があるからです。まあ、でも膝が悪いのですから仕方ありません。着物も我流で適当に着ているので、本番までに一度本で確認しておかなくてはなりません。また袴で弾く時の琵琶のすべり具合にも慣れておかなくてはなりません。もちろん自分の体調や琵琶の調整もあるのでコンクールというのは結構大変なものだと思います。まあ、自分への刺激になることは間違いがありません。呆け防止にはよいと思います。