音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

楽器博物館

2018-02-26 11:40:59 | 民族楽器
先週末は、大阪音大の楽器博物館に行ってきました。他の人の車に乗せてもらって行ったのですが、場所が変わっていてうろうろしてしまいました。新しいものは場所は便利になったようですが、少し狭くなったのではないかと思います。もっとも、前回行ったのは20年近く前だったように思うので、記憶もあいまいですが。以前は音も聞けたように思ったのですが、今はありません。民博や浜松の楽器博物館では、結構音を聴けるので、折角なら音を聴けるようにして欲しいなと思いました。学芸員の解説つきで聞きました。決まった日に500円払うと先着20名まで参加できるようです。邦楽器は日本でもトップのようなことを言っておられましたが、私の目から見ればそれ程大したコレクションではありませんでした。西洋音楽が専門の方のようで、邦楽器と西洋楽器の話がほとんどで、民族楽器の方はさらっと済んでしまいました。私としては、民族楽器を中心に話を聞きたかったので残念でした。以前の博物館は、確か民族音楽の専門家が館長をされていたように思います。また民族楽器のコンサートもしていたように思いますが、今はしていないのでしょうか。ただ、大学ではシタールの授業はあるようで、私の知り合いの田中さんが先生をしておられるようです。近くの教室ではパイプオルガンの練習をしているのが覗けて、さすが音大だなという感じでした。大阪音大は邦楽科もありますが、民族音楽までは専門にはやっていないようです。まあ、それ程需要があろうとも思えませんし、民族音楽をやっている人で五線譜を読める人がどれだけいるのでしょうか。別に必要はないとは思いますが、音大に入るのに大抵はある程度ピアノが弾けて、楽譜が読める必要があるようです。私も引退したら、音大にでも入って、音楽の勉強をしたいなと思いますが、ちょっと難しいでしょう。
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鎮魂

2018-02-20 09:41:31 | 民族楽器
先週の土曜日は、長田で文化団体の25周年記念パーティーに出かけました。25階にあるレストランからの神戸の眺めはとてもすばらしいものでした。私も琵琶を少し弾きましたが、いきなり弾いたので途中で弦が緩んで、そこで終わりとしました。とても和気あいあいとしたパーティーでカラオケもありましたが、プロのテノール歌手が歌ってくれて、最高でした。ついでにそのビルの隣の公園にある鉄人28号も見てきました。日曜日は、箕面で邦楽合奏団の演奏に参加してきました。施設を利用している団体の発表会で、2曲演奏をしました。練習の時と舞台では配置が違うので、音の聞こえ方や他の楽器の見え方も違うので、演奏が難しくなるものだなと思いました。終わってから打ち上げをしましたが、同じ趣味の人間同士なので話も盛り上がって楽しかったです。そして、昨日は長田区役所のサロンコンサートに出演してきました。昼休みの30分間なので、ゆっくり話や演奏はできませんでしたが、自作の大震災の曲も演奏できました。大震災後もう23年にもなりますが、まだまだ当事者にとっては過去のことにはなっていないように思います。でも、思い出の風化は全体としては進行してきています。他には敦盛と楠木正成を演奏しました。結局3曲とも鎮魂の曲になっています。軍記物は元々鎮魂の文学と言われて、戦で亡くなった人たちの魂を慰める意図を持って作られているようです。平家物語は琵琶法師により演奏されており、私は琵琶は鎮魂の楽器であると思っています。そういう意味でも、神戸で神戸ゆかりの鎮魂の曲を演奏できてよかったです。
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もうすぐ春が

2018-02-13 09:48:19 | 民族楽器
まだまだ寒い日が続いています。先週の土曜日は邦楽の合奏をしに出かけました。来週の日曜日、箕面のメイプルシアターで2曲演奏することになっています。今回は、尺八と三味線での出演です。箕面市では、琴も三味線も貸してくれるので、とても助かります。冷暖房も無料で使用できます。我が市は1時間100円徴収しています。練習の後はいつものように飲みに行き、飲み過ぎて帰りました。翌日、少しテンションが低下して反省するのですが、後悔先に立たずです。来週の月曜日は長田区で琵琶の演奏を30分ほどします。無理して3曲弾こうと思っているので、曲を短縮しなくてはならず四苦八苦しています。譜面も作り直したり、準備が面倒です。また今週の土曜日は、懇親会があり、急遽琵琶の演奏を頼まれました。ということで3日連続での演奏になります。いつも年度末は仕事は忙しくないのですが、イベントが多くなり忙しくなります。もう、そろそろ梅の便りも聞こえてきそうです。
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徒然なるままに

2018-02-05 09:00:48 | 民族楽器
先日、ユーチューブでの自分の盗撮映像(パンフルートの天空の城ラピュタ)を覗いたところ、丁度6000アクセス目に当たり、めでたいのかめでたくないのか微妙な気分でした。先日、自転車が急に壊れて、仕方なく新しい物に買い替えました。少し奮発して変速機付きのものにしました。最近、急な坂道がしんどくなっています。こんなところにも加齢を感じています。ところで、このところの寒さで、近所の川が一部凍っています。まだしばらく寒さが続くようですが、春の来るのが待ち遠しいものです。最近マインドフルネスというのが流行っています。私は、心を自分の身近なところに向けるような感じに捉えているのですが、音楽をしていて、自分の出している音に意識を向けています。実は、演奏中というのは色々なことを考えていることが多いのです。尺八の虚無僧は座禅の代わりに尺八を吹いていたとのことですので、音楽活動もやり方次第で修行のようなものになるのでしょう。もっとも、修行といっても、それをして何かになるというものではなく、修行そのものに価値を置いてのことになるのでしょうが。ところで、先週末オーケストラを聴きに行きました。各パートはその曲の一部しか演奏できませんが、それが合わさって一つの曲になっていきます。オーケストラの花形と言われる、第一ヴァイオリンにしても、メロディーを弾くことが多いとは言っても、同じ音を繰り返したりといったことの方が多いようです。多分一人で練習していても余り面白いものとは思えません。それでも、パーツを合わせて一つの曲ができるのは楽しいものでしょう。これは、最近やっている邦楽の合奏をしていても感じます。自分のパートを弾いて楽しむというよりも合わせることが楽しいのです。ソロを弾くのはそれ自体が楽しみなのですが、合奏というのは、弾くこと自体よりも合わせる楽しみが大きいと思います。これはスポーツの団体競技でも同様な面があるように思います。そのように考えれば、仕事も同様だなと思います。一人一人の仕事は歯車の一部にしか過ぎないことが多いと思います。すべてを一人で完成させる仕事というのはそれ程多くはないように思います。でも、結局はどのような心持で自分の仕事ができるかということなのでしょう。
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