音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

今年一年を振り返って

2023-12-25 10:12:22 | 民族楽器
今年はコロナが5類になって、色々な規制がゆるんで、イベントなどが復活してくれたのがありがたかったです。当たり前のことのありがたさに気が付きました。ただ、コロナによってユーチュブなど新たな表現手段を手に入れることができたのは収穫でした。ただ、社会はかなり乱れてしまったように思います。タクシーなどは運転手が減ってしまいました。介護などの現場も大変です。インバウンドは回復してきましたが、ホテル代金はものすごく値上がりしました。その他物価はものすごく値上がりしています。あれだけのことがあったのですから、中々元には戻りません。時間が経ったのですから元に戻るはずはありません。母親を旅行に連れてゆくことは、再開することなく母親は亡くなってしまいました。私も老化してきているので、コロナ前にやろうとしていたことをそのまま今やることもできません。ただ、日々生存記録を更新している訳ですから、毎日新たな気持ちでやりたいものです。ところで、この週末は鬼滅の刃の琵琶曲を作っていました。今のところ毎週1曲をユーチュブにアップしています。視聴者はほとんどいませんが続けてゆくつもりです。何か新しいものを作るというのは楽しいし、気持ち的にも楽になります。同じことを繰り返すといると、こんなことをしていて良いのかと疑い始めます。新しいことをしているとそのことに集中しているので、雑念が湧きにくいように思います。でも、日常生活のほとんどのことは同じことの繰り返しです。ただ、どのような意識を持ってそれをするかによって人生は変わってくるように思います。そう思わないと毎日の楽器の練習というものが空しくなってしまいます。
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浪曲

2023-12-18 09:14:05 | 民族楽器
今は鬼滅の刃を読んでは曲を作り、琵琶の語りでユーチュブにアップしています。漫画も子供が独立してからは余り読むこともなくなっていました。本は図書館で予約して借りています。流行していた時に読んでいたら時代の流れについてゆけたのでしょうが。今アップしてもほとんど見てはもらえません。もっともそのころなら中々借りることができなかったでしょう。市の図書館全体で16冊あるようで、予約したら比較的すぐに手に入ります。琵琶の曲も、話のネタがあれば比較的作詞はしやすいです。伝統的な曲では昔の合戦が多いです。を私も、どこか地方でやる時は、そこの歴史に関わるものを作りますが、やはりで有名な武将の合戦などが多くなります。新しいものでは、阪神淡路大震災や東日本大震災などの自然災害を取り上げています。先週末は、朗読の人とコラボレーションをやりました。曲は耳なし芳一で、琵琶その他を弾きました。他のジャンルの人とやるのは楽しいものです。私たちは第一部で、第二部は浪曲でしたが、私の知り合いでしたので、終わった後3人で打ち上げをしました。浪曲は浪曲師と曲師、すなわち三味線弾きがセットです。私も昔浪曲や浪曲三味線を習っていました。曲師の方はその時のお師匠さんです。浪曲師は芸歴13年とはいえ、まだ28歳とのことです。まだ一番の若手だそうです。新しく入って来る人もいることはいるのですが、皆年上だそうです。浪曲は一人オペラだと思います。浪曲師が一人で何人もの人を演じ、状況の説明もします。そして三味線一本でオーケストラの役を演じます。何を唸っているのかよく分からないと思われがちですが、よく聞くととても分かりやすいです。三味線には譜面はなく即興で演奏します。浪曲師との息の合った即興が醍醐味です。もっと多くの人に聞いてほしいものです。
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夢を追う

2023-12-11 09:32:17 | 民族楽器
先週末は近所で開催されていた落語会に行ってきました。やはり生で聞くのは良いものです。でもお金を払って行くかとなると多分行かないと思います。また、無料でも遠ければ行かなかったと思います。お金、場所、時間など色々な要因がうまくゆけば行くと言うことになるのだと思います。そういう意味では、芸術系の仕事で食べてゆくのは大変なことだなと思います。落語などは弟子入りしてちゃんとやっていれば何とか食べてゆけるという印象がありますが、漫才などはほとんどが食べてゆけないという感じがします。漫才も昔は師匠に弟子入りしたり、付き人としてやっていたように思いますが、今は学校ができているので、誰でも始めることができます。弟子入りの時に師匠はある程度、見込みのある人しか取らなかったでしょうが、今は誰でもできるので、かえって厳しい状況になっていると思います。これは音楽や演劇などでもそうだと思います。音楽などでは大学まであるのですから、状況は複雑な気がします。大学に入学する時点でかなり選抜されますが、それでも卒業後にそれを仕事として食べてゆける人はかなり限られてしまいます。最近は音大生が一般の仕事をするのに適しているというような本が出ています。まあ、書いているのは音大の就職課の人のようですが。まあ、青春時代に夢見て努力し、ある年になり夢を諦め普通の仕事に就くというのも決して悪くはないと思います。もっとも転向することに挫折感を伴ってしまうと具合が悪いかも知れませんが。そうでなければ人生が豊かになったというとらえ方もできると思います。私などはいまだに諦めずに夢を追っているところがありますが、それはそれで楽しいものです。
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変わるものと変わらないもの

2023-12-04 09:42:16 | 民族楽器
体調不良になってから1か月以上が経ってしまいましたが、回復は徐々にしか起こりません。医者で風邪を処方してもらおうと思ったら、薬局に在庫がないとのことでした。今色々な薬が不足しているようです。ジェネリック医薬品の不正問題以降、薬の供給不足が続いているようです。システムに無理があったのでしょう。オイルショック時のトイレットペーパーのようなことにならないことを祈ります。この週末は毀滅の刃の琵琶曲を作っていました。百聞は一見に如かずという言葉があるように視覚では一瞬にして表現できるものも音で表すと大変になってしまいます。戦いにしても漫画なら、相手が変わり武器も変わるのが見て分かるのですが、それを音で表すことはとてもできません。どうしてもマンネリ化してしまいます。まあ、大変ですが楽しみながらやっています。今年はあと、朗読の人と耳なし芳一をやる予定です。こちらは大雑把な打ち合わせだけしましたが、後は当日の合わせで何とかやる予定です。他のジャンルの人と一緒にやるのは楽しいものです。バブルの頃はそのようなイベントは良くありましたが、最近は少なくなっています。文化は経済の影響を大きく受けるものだと思います。コロナでかなり文化は影響を受けましたが、経済が戻ってきても文化は必ずしも元には戻れません。この3年間程の間に変わってしまったものもあります。また、AIなどの影響を受けて、社会が変化してきていることもあるでしょう。文化には変わってゆくものと変えてはいけないものがあるようにも思います。見極めとバランスが大切なように思います。
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