音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

グローバル化

2016-04-25 08:59:31 | 民族楽器
先週の土曜日には、浪曲を唸っておりました。浪曲教室の発表会でした。今回で6回目でしたが、今回は出演者が多く、一人15分に区切って行われました。今時、浪曲をする人が結構いるものだと感心します。皆さん、昔の浪曲をよく知っておられます。私が子供の頃は、まだラジオなどでも流れていたし、漫才でも浪曲ネタはよく取り上げられていました。だからちゃんと一曲は知らないけれど、皆さわり程度は知っていました。今は、耳にする機会はほとんどなくなってしまいましたが、とてもすぐれた芸能であると思います。若手プロも出てきています。一度、生で聞かれる事をお勧めします。日曜日は、マラウイ出身の方を迎えての食事会に参加させていただきました。アフリカの昔の風習がまだ残っているような話はとても面白かったです。ただ、昔の風習のままに生きようとするのは現代では難しいと思いました。エイズなどの病気がアフリカで猛威をふるう事になります。また、温暖化の影響でマラリアなども広がっているのではないでしょうか。変な形で、西洋文化が入ってきて、問題を複雑化させているような気がします。安い商品が入ってくると、手作りの地場産業は壊滅的な打撃を受けてしまいます。しかし、西洋文化は水が高い所から低い所に流れるように入ってきてしまいます。元に戻すのはほとんど不可能でしょう。ブータンにしても、インドなどから色々なものが入ってきて、昔とはかなり変わってきているようです。津波のような西洋文化の流入の後に何が残るのでしょうか。グローバル化の名のもとに、失われたローカルな文化に価値はないのでしょうか。今はアフリカやアマゾンの奥地まで、西洋文化の津波が届こうとしています。
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曲作り

2016-04-18 10:38:47 | 民族楽器
先週末は、講談の発表会に出ておりました。年に1回くらい出ております。15分くらいのネタを覚えて語るのは、呆け防止にはよいものです。もう10年以上やっているでしょうか。昔に比べ生徒の数もかなり増えてきています。講談自体が盛んになってきた兆しはないので、習いたい人が増えただけということでしょうか。団塊世代などの人がするにはちょうどよい趣味のように思われます。色々な楽器などでも、団塊世代の人が増えているようです。それまで企業戦士として働いてきた人達が、時間と金があるので、始めたのでしょう。少子化の中で、お稽古産業でも高齢者をターゲットにしているようです。それにしては、琵琶は増えないように思いますが。地道に宣伝していくしかないのかも知れません。ところで、5月にする奉納演奏の琵琶曲は何とか作詞ができました。琵琶はええ加減なもので、作詞があれば、弾く方は何とでもなるのですが、余りええ加減にする訳にもいかないので、譜面を作っておこうとは思っています。この譜面作りは結構めんどくさいものです。7月には、毎年やっている琵琶会がありますが、最近既成の曲をするのが余り面白くなくなってきているので、曲を作ってみようかなとも思っています。そんな事をしても、既成の曲よりうまくできる可能性はほとんどないのですが、自分が楽しむ部分もあってよいかなとも思っています。曲を作るのも結構面倒なので、何か機会がないと中々できません。そのような状態に自分を追い込むしか仕方ないのかも知れません。
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花見

2016-04-11 09:59:00 | 民族楽器
花は見ましたが、花見をする前に花が散ってしまいました。でも、そんなことにはめげず、来週夜桜見物というか、酒盛りをやります。昔、紅白の幔幕を張って、大規模な花見に呼ばれたことがありました。私は楽器を持って参加し、シタールの人と合奏した覚えがあります。でも、花見の時はいつも飲みすぎるので、記憶が怪しくなっています。最近は、深酒するとその時の記憶が飛んでしまうことが多くなりました。年に合わせて飲むようにしなくてはならないのでしょう。4月末にも、万博自然公園で音楽仲間といつもの宴会をやります。宴会と音楽の即興での合奏が楽しみなのですが、野外でやると気持ちがよいものです。時々、飛び入りが入ったりするのも楽しい物です。ところで、5月に琵琶の演奏を頼まれているので、今作詞をやっています。古文の文法も大分怪しくなっているので、どうなることやら。でも、琵琶のよいところは、歴史を調べてご当地ソングを作れることでしょう。少々まずい出来でも、ご当地ソングは喜ばれるものです。ただ、作詞や作曲というのは結構時間がかかり、集中力も必要です。だから、中々自主的には作る気がしません。必要に駆られないとできない事が多いです。という事で、そういう機会をなるべく作るようにはしています。
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一期一会

2016-04-06 10:11:02 | 民族楽器
ブログに入ろうとしたら、いつもとは違っていて中々入れませんでした。新年度でバージョンが変わったのでしょうか。先週末に子供の引っ越しの手伝いで上京していました。手伝いと言っても、子供は新しいところに移っていて、私が片付けの仕上げと、引き渡しをしてきました。自分の家の掃除はめったにしませんが、まるで大掃除のように隅々まできれいにやってきました。その後、母親を連れて旅行に行ってきました。母親も90歳を過ぎ、まさに一期一会の気持ちです。房総半島をぐるりと回ってきました。田舎の観光地というのは、今は車で来ることを前提にして作られているようで、電車やバスを利用すると大変不便にできています。また、スマホがないと情報も手に入れにくいです。宿を取るのは、もちろんインターネットがないと大変です。外国人の多く来るようなところでは、宿もネット環境を整えていますが、そうでないところでは紙の資料を探さねばなりません。ところで、去年行けなかった尺八作りの講習会が今年も5月に開かれるとの事で、何とかして行こうと思っています。一昨年掘ってきて、その後乾燥させているというよりは、放置したままになっている竹が何とか、尺八になってくれたらと思っています。地無管を作るので、漆を塗ることもありません。尺八は、購入するとかなり高いものです。一般的には安くても10万円以上します。高い物では100万円を超えるものもありますが、ピアノと尺八を比べると、何故こんな竹1本がそんな値段がするのかと思われてしまいます。確かに高すぎると思いますが、作る人の生活が掛っているので、安くはできないのでしょう。私は、高いのが買えないので、自分で作る道を選びます。
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