お盆と言っても、お墓参りにも行かず、ご先祖様に申し訳ないのですが、旅行に行ってきました。先日も使用した、青春18きっぷを使って、出石まで行ってきました。山陰線の八鹿という駅から車で20分くらいのところにあり、交通の便は余りよくありません。最近は車が主体なのでどうということはないのでしょうが。高速道路網が整うにつれ、ローカル線はますます不便になっているような気がします。行きは山陰線で、帰りは播但線経由で帰りました。新幹線と比べ、ゆっくり走るので車窓を楽しむこともできます。播但線の列車は1両でしたが、バーのカウンターのような座席になっていてとても珍しかったです。山の中などは時速30キロも出していないようなスピードでしたが、定時に到着したところをみると、それが定速のようでした。作物の種類や育ち具合は場所によって異なり、それもおもしろいものです。帰りの新快速では、スピードが速いので、大きな景色しか見ることができません。ローカル線の旅というのは、旅そのものが楽しいものです。今は新幹線や高速を使い、目的地でのレジャーだけが旅の目的になり、途中は時間潰し的になってしまいがちです。ゲームなどしながら時間を潰すのでは旅の楽しみの半分も楽しめていないような気がします。景色を見ていて、飽きたら本を読んだり、居眠りしたりというのは、とても貴重な時間だったように思います。出石の町は、昔の雰囲気の残ったとても風情のある町でした。昼食に2回皿そばを食べましたが、とても美味しかったです。20年くらい前に一度来て、その時に覗いた古道具屋さんに行きたかったのですが、店はもう潰れてしまっていて行けませんでした。昔に比べて、観光客も増えているようで、そば屋さんの数が40数軒もあるそうです。宿は安いところに泊りましたが、お金をかけないために色々な工夫がされていて、面白かったです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます