音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

時間潰し?

2016-07-25 09:57:40 | 民族楽器
来週末に、花火見物の余興に演奏を頼まれています。琵琶で耳なし芳一をやって欲しいとのです。最初は民族楽器でもやろうと思っていたのですが、古典的なものがよいとのことて琵琶となったのですが、耳なし芳一は古典曲としてはありません。色々な琵琶奏者が作曲していますが、決定版はありません。私も自作のものをやっています。一般の人にとっては、琵琶と言えば耳なし芳一というイメージが結構あるようです。それから、音楽小話もやろうと思っています。これは落語で聞いた小話を楽器を使ってやるものです。人前でするのを楽しみにしています。それから、最近はオカリナの練習をしています。先日、浜松の楽器博物館に行った時に、オカリナコンクールの募集要項を見つけてもらってきたのですが、そこに課題曲として、ヘンデルの曲の楽譜が載っていたので、それを練習しています。コンクールは楽器としての、腕前を競争するのが目的のようです。西洋音楽的なアプローチのようで、私のスタンスとは違っているようです。私にとってオカリナは、西洋楽器というよりは、民族楽器としてとらえています。だから、課題曲(オカリナとしてはテクニック的に結構大変)を決めてやるようなコンクールには違和感を感じます。しかし、一曲ゲットできたのはうれしくて、毎日練習しています。オカリナではテクニック的に難しいのですが、それが練習する上での励みにはなります。この週末は、予定がなく何をしようかと考えていました。楽器をいじり、音楽をしていたら時間は経つのですが、そんなことを繰り返していていいのかと思ってしまいました。時間がない時は、暇を見つけては音楽をしていますが、時間があると人生その他難しいことを考えてしまうのか、迷いが出てきます。若者がスマホやゲームをして時間潰しをしているのとどこが違うのでしょうか。まだ、よく分かってはいません。
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楽器博物館

2016-07-19 13:09:49 | 民族楽器
この連休中は、浜松の楽器博物館まで行ってきました。電車賃を節約して、在来線の乗り継ぎで行き、浮いた金でウナギを食べてきました。やはり浜松のウナギは最高でした。博物館には20年近く前に行ったことがあり、本当に久しぶりでした。民博の楽器展示も中々のものなのですが、こちらのはヨーロッパ関係の楽器が充実しています。ヤマハその他の楽器会社があるだけのことはあるようです。民族楽器の演奏も、日本の演奏家によるものが結構あり、現在の日本の民族楽器という面も感じられました。レクチャーコンサートも活発にされているようで、聞きたいなと思いました。翌日は、更に足を延ばして、東京まで在来線を乗り継いで行きました。いつもの、井の頭公園は、大道芸は余りやっていなくて残念でした。その後、母親の誕生日のお祝いをして、新幹線で帰ってきました。さすがに、少し疲れたようです。ところで、先週の金曜日は琵琶の会があり演奏してきました。大勢の方に来ていただき、久しぶりにお会いした方もありうれしかったです。関西もようやく梅雨明けして、これからは暑くなりそうです。楽器のメンテナンスのためにはクーラーはよくないのですが、余り汗をかくのも楽器にはよくないので難しいところです。
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夏の練習

2016-07-11 13:21:01 | 民族楽器
この週末は、琵琶の愛好家が集まって演奏や懇親会をする集まりがありました。色々な流派の人間が集まるので、曲を聞くのも楽しいですし、長老も来られているので、昔の話を聞いたり、楽器を研究している人の話を聞いたりととても楽しい時間を過ごせました。趣味の世界というのは、余り利害関係が発生しないし、経歴その他も無関係ですし、楽しいものです。快速を3時間半程乗り継いで行きました。新幹線も使えないでもなかったのですが、やはり旅をするならローカル線の方が楽しいものです。琵琶も一応網棚に載せることができます。昔は、皆荷物が多く、網棚は結構いっぱいなことが多かったですが、最近は余り網棚に載せなくなりました。その分、車付きのトランクが増えましたが。演奏会の時は、琵琶の外に着物ともう一つバッグを持っていくので結構大変です。年を取ると、段々と億劫になってきます。普通の服装でもいいとは思うのですが、聴衆の方には着物姿の方が好まれるでしょうから、やはり着物を着ることになってしまいます。私は、一着しか持っておらず羽二重なので、夏は暑くて大変です。それとこのところの暑さで、練習の時にも困っています。音がうるさいので、窓を閉め切って練習をしています。今までは扇風機で何とかやっていたのですが、このところは、閉めているだけで汗がどっと出てきます。まして、琵琶を弾くと汗みどろになってしまいます。楽器に汗が垂れるのも困るので、クーラーを入れざるを得ません。しかし、楽器にはクーラーはよくないので、夏の練習は中々大変です。
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音楽療法

2016-07-04 09:57:36 | 民族楽器
先週末に、大学で音楽療法の講演をしました。1時間しかなかったので、実技編の時間が余り取れず、残念でした。終わってからもしばらくは、関心を持たれた方が集まり、楽器の解説などをしていました。やはり楽器の好きな人は多いように思いました。中々それに触れる場所がないように思います。また、楽器というと、西洋楽器ばかりを考えてしまいます。学校での教育がそうなっているので仕方ないのでしょうが。それでも最近は、邦楽なども授業に取り入れるようにはなってきているようです。でも、社会自体から姿を消しつつあるように思います。勿論、完全に消えてしまうことはないでしょうが、身近に接する機会は減っているように思います。琵琶など、どこで演奏してもほとんど初めて見た、聞いたという人ばかりです。今の社会は、グローバル化とか言われていますが、グローバルはいいのですが、ローカルの良さも残って欲しいと思います。多様性を失った文化というのは、底が浅いように思います。ところで、今回の講演会の最後に、今度の琵琶の演奏会の宣伝をしてきました。少しでも関心を持った人が来てくれるとうれしいのですが。今週末は、蒲郡で琵琶の集まりがあります。色々な流派の人が来るので楽しみです。泊りがけなので、夜遅くまで琵琶談義ができます。演奏は一人10分以内なので、毎日時間を計って練習しています。来年、平清盛関連の曲を頼まれているので、今資料を探してきては読んでいます。源平盛衰記も久しぶりに読み始めました。こういう時は、図書館は便利だなと思います。もっとも、市立図書館レベルでは、取りよせをしないと、自分のテーマの資料を十分には集められないようですが。
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