音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

老化?

2015-10-26 12:23:56 | 民族楽器
今は、11月にある二つの舞台に向けて、準備と練習をしているところです。と言いたいところですが、昔のようにひたすらやるという事はなくなってきました。余裕があるわけではないのですが、余りがむしゃらにやる気力がなくなってきているようです。ボーっとする時間も増えました。今までは、少しでも時間が空いていたら、何かやっていました。家でなら、音楽を聴き、楽器を弾き、本を読むという感じでした。今でも、ついそういう事をやろうとしてしまいますが、なるべく何もしない時間を作ろうとしています。前進、向上ばかりではなく、立ち止り、後ろを振り向く事があってもよいのかなと思うようになってきました。相変わらず、イラチで信号が変わりそうになったら走ろうとするし、電車が止まっていたら飛び乗ろうとします。でも、少し待ってもいいかな、一台乗り遅れてもいいかなとも少し思うようになってきました。膝が悪くて走れないのもあるのでしょうが。老化と言えば言えるのでしょうが、心境の変化でもあるかも知れません。琵琶の改造もやりかけになっているし、楽器も作りかけになっているものが増えてきています。しかし、日野原重明さんは104歳になっても、すごいエネルギーでやっておられますので、還暦を少し過ぎたくらいでこんな事を言っていては、笑われてしまうでしょう。人間、諦めた時から老けていくようにも思います。音楽療法を自分にやりながら、やっていこうと思っています。
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裏方と出方

2015-10-19 13:24:04 | 民族楽器
このところ、所属しているNPOの関係で用事が増えて、中々自分の時間が取れません。上部団体があって、そこから言われるままにやってきました。今年度はできたばかりで仕方なかったのですが、来年度からは自主的にやっていこうと話し合っています。私や踊りの先生は出方でイベントの中身の問題や練習で時間が取られるのですが、裏方の仕事まで回されると、とてもではありませんが、時間的にきつくなってしまいます。以前は、上部団体が裏方をし、私たちが出方をしていたので、できていたのですが、裏方の仕事も丸投げしてきた感じになって、大変な事になっています。でも、今まで裏方の世話になりっぱなしで、余りその仕事の大変さが分かっていなかったので、よい機会にはなりました。11月に2つイベントを終えれば、かなり楽になるので、それまでの辛抱です。私自身一人でやる事が多く、チームワークで何かするのは余り得意ではないので、よい経験にはなっています。音楽でも、一人でやるよりも大勢でやる方が表現の方法が増えます。大学時代の尺八のクラブで、余り皆が練習せず、合奏がやりにくく自分の独奏に力を入れてやっていたので、余り合奏の楽しさを味わっていなかったのも関係しているのかも知れません。3人で吹いていたはずなのに私一人しか音を出していなかったなどという事もありました。まあ、今は楽しんでやればよいのですから、合奏もやっていきたいと思います。最近、団塊の世代などが、昔やっていた音楽を復活したりして、元気にやっているようです。私の世代もぼちぼちそのような年齢になってきたようです。昔の仲間ともまた一緒に音楽ができればと思っています。妻の母親は大学時代に筝尺八のクラブに入っていましたが、80歳になった今でも、年に2回集まって泊まりがけで宴会をしています。演奏は尺八の人が時々吹くくらいのようですが。
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現代の出家

2015-10-12 12:10:01 | 民族楽器
今日は休日のはずですが、仕事があるので一応出かけました。途中の小さな川に亀が3匹、カモが26羽いました。渡りを前にしてカモが集まってきたのでしょうか。鶴だったら非常にめでたい構図だったのですが。今月は演奏しませんが、11月は2回、12月1回琵琶を弾く予定です。1月、3月にもある予定で、珍しく忙しいです。今は、来月の舞踊劇の練習や、色々な準備で忙しいです。元々、私は一人でやってきたので、団体で何かするのは余り慣れていません。特に、皆で予定を合わせるというのが大変です。出演予定があると、少しは練習に身が入ります。そんな事ではいけないのですが、段々と練習するのが億劫になり、時間つぶしが増えてきています。気力を入れないと練習ができなくなってきました。楽器も修理しかけのものがいくつも転がっています。最近、シンプルライフというか、物を所有しない生活というのが見直されてきているようです。音楽を聴くにしても、昔はレコードやCDを所有しなくては聴けませんでした。本を読むにしても、読みたい本は自分で買って、蔵書として所有していました。今は、音楽はダウンロードして簡単に聴けるようになっていますし、本も電子書籍という形が出てきています。冷蔵庫がなくても、コンビニは24時間開いています。何かあればレンタルというものもあります。そういう便利な世の中になると所有していなくても生活していけるようです。そうすると、場所の移動が簡単になり、自由な生活がしやすくなるようです。いいなと思うけど、私にはできそうにありません。物の山の中で生きていくのでしょう。物を所有していても、それにとらわれなければよいのでしょうが、それは中々難しいようです。ある意味では、現代の出家のようなものでしょうか。
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時の流れ

2015-10-05 09:50:49 | 民族楽器
週末は、琵琶の改造に取り組んでいました。筑前琵琶は分解できる作りになっているのですが、薩摩琵琶は分解ができません。ネックが後ろに反っているのでギターのようなケースには入りません。ハードケースは特注で作ってもらわなければなりません。お金がかかるので持っている人はほとんどいません。海外などに持っていく時は、昔は機内持ち込みしたりしていたようですが、最近は難しいようです。最近は、分解できるのが作られていますが、新しい琵琶は高くて手が出ません。そこで、手持ちの琵琶を改造しようという事になりました。自慢ではありませんが、私はかなり不器用な方です。でも、ものを作るのは結構好きで、アイデアもそこそこ湧いてきます。こういうのを下手の横好きというのですが、今回もアイデアはよいのですが、実際に作っていて、杜撰な性格で四苦八苦しました。最初のアイデアとは若干違ってしまいましたが、一応できました。ただ、こわれた琵琶でやったので、その琵琶自体の修理をしなくては使えません。ところで、先日神戸に行ってきました。元町の高架下商店街をいつものように歩きましたが、結構シャッターの下りているところが多かったです。いつも寄る、レイセン製菓でお菓子を買いました。空き店舗を利用して、神戸ビエンナーレというのをやっていて、生け花の展示を色々な場所でしていました。前衛的なものがほとんどで余り感心しませんでしたが。元町商店街に出て、老祥記の豚まんを買いました。南京町にある店の方が有名なのですが、向こうはいつも行列が多くて買えません。いつもこちらで買うようにしています。確か先代の後を継いだ兄弟だったと思います。昔よく行っていた、楽器屋さんや古道具屋さんはほとんどなくなってしまっていました。南京町も昔に比べ、観光客も増え、屋台も多かったですが、ほとんどが食べ物ばかりで、雑貨を売る店は減ってしまいました。時代の流れとは言え残念なことです。
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