今日で八月が終わってしまいます。今年は、日の経つのが早い感じがします。土日に何かすることがなく、家で本を読んだり、音楽をしたりという生活で、一週間のリズムはありますが、それが毎週続いているので、区切りがつかず、いつの間にか日数が過ぎているような感じです。毎日はある程度は充実しているのですが、目標がはっきりしないので精神的に少ししんどい感じがします。今までは、来月の何かを目標にしてそれに合わせて生活を組み立てるような感じがありました。何か楽しみな目標を作り、それを楽しみにして日々頑張るようなところがありましたが、その楽しみな目標の設定が今はできていません。いつの間にか刺激的な世界に慣れてしまっていたのでしょう。昔は、娯楽が少なく祭りや正月などの日を楽しみに生きていましたが、今は毎日が祭りの日のようになっています。またゲームセンターのような場所ができて人が集まりましたが、今は家がゲームセンターになってしまいました。また、週末に映画館に行くのを楽しみにしていたのが、今は家が映画館になってしまいました。刺激の多いことが当たり前で、刺激がないと退屈してしまいます。そのため、歩きながらでもスマホをやるようになりました。ミヒャエル・エンデがモモの中で書いていたような時間泥棒に時間を売り渡してしまっています。そして、生活の中にゆとりがなくなり、忙しく時間を使うようになりました。コロナ騒動がなければそのようなことに気づくこともなかったように思います。というのも、そういう生活は楽しくて、楽なように感じるからです。でも、ゆとりや感性を失っていることに気づきません。失ってしまうとそれが大切なことだと気づくことさえなくなってしまいます。これからは、できれば今までとは違った時間の使い方をしてみようと思っています。
相変わらず職場と図書館と近所の買い物くらいしか外出していませんでしたが、昨日は久しぶりに邦楽合奏団の練習に行ってきました。妻からはこのコロナの時期に行くとはと顰蹙を買いましたが、秋に演奏会もあるので、いつまでも休んでいる訳にはいきませんでした。自転車で行きは小一時間掛かります。新しい自転車になってから初めてでしたが、古い自転車よりは大分楽でした。ネットで検索して新しい道を行きました。ただ、普通の地図だと高低差が分からないので、大体の道を知らないと坂道でしんどい思いをします。しんどい坂道も帰りには楽な道になります。練習は窓を開け放して、距離も取り、尺八以外はマスクをしてやっていました。流派を問わずにできる合奏団というのは少ないので、希望者も結構いて、初めて会う人も数人いました。邦楽全体としては高齢化の一途をたどっていますが、我が合奏団は若い人が多く活気があります。大学や高校でクラブで邦楽をやっていたり、昔習っていた人が合奏できる場所というのは余りありません。吹奏楽などは各市に楽団が結構ありますが、邦楽の場合、市の三曲協会などは個人の先生の集まりで、流派を問わず合奏できる場所というのはありません。西洋音楽の場合は邦楽のような流派というのはなく、どこで習ったものであっても一緒に演奏できます。邦楽の場合は、流派により譜面が違いやっている曲も違うので中々一緒に演奏するというのが難しいです。大学のクラブでやっていた人の場合は比較的流派の縛りがないので、どこの大学を出ていても一緒に演奏できますし、五線譜を読める人も結構多いです。邦楽に限らず、近所で一緒に演奏できる場所がもっとあれば良いなと思います。
お盆休みは途中に仕事が入っていたので、3日、2日、2日とバラバラに休みになりました。まあ、今年はどこかに行く訳にもゆかず家に居たので、かえって連休でない方が退屈せずに済んだ気がします。猛暑が続くので仕方なくクーラーを使うようになりました。原発を思うと、クーラーを使うのは嫌なのですが、昔の夏と今の夏とは違っています。家にいても熱中症で死ぬ人が結構出ています。それでも、大震災の後の節電はずっと続けた方が良かったと思います。喉元過ぎれば熱さを忘れるという感じになってしまっています。そうして、何か災害が起こらないと思い出しもしません。ところでお盆休み中もテレワークで働いていたので、余り休みという感じはしませんでした。いつもなら外食にでも行ったのでしょうが、今はまだ余り外食をしようとは思えません。私自身が持病持ちの高齢者になりますし、まだ働いているので仕事に穴を開けたくないので何事も自粛気味です。最近読んだ本で、アウトプットをやってゆこうというものがありました。私はインプットが好きですが、アウトプットは面倒なので余りしてきませんでした。でも、コロナ騒ぎでこれだけアウトプットが制限されてしまうと、少しはアウトプットをしたくなってきています。今の課題はユーチューブデビューというところでしょうか。アウトプットをするネタはかなり溜まっているのですが。
世間は9連休のところも多いようで、今日は道が空いていました。今日は仕事にいきましたが、明日から5連休になります。連休とはいってもリモートで仕事もしているので、実質的には休みではありません。今日・明日は締め切りになるので、仕事が山積みになります。自粛していたら、またある程度は普通の生活に戻れるかと期待していたのですが、政府の迷走するコロナ対策のため、泥沼にはまり込んだような感じです。今までは感染を拡大させないようにどうするかという感じだったのが、今は自分が感染しないようにどうするかというのが精一杯という感じです。若者だけだと言っていましたが、若者がかかれば年寄りもそのうちかかるのは当然のことです。そうすると当然重症者増えることになるでしょう。医療は逼迫していないといっていますが、今後どうなるかは分かりません。また、医療関係者が肉体的にも、精神的にも、金銭的にも疲弊してきています。マスクなどに使うよりも、医療に使うべきだったのでは。政治家が自分の関係したところに金を撒こうとするので、整合性がありません。また、一律に十万円撒くよりも、必要度の高いところに重点的にお金を出していたら、経費も少なくまた有効だったように思います。政治家の勢力争いのために本来やるべきことが歪められてしまうのはかないません。今はそんなことをやってられる状況ではないと思うのですが。私は今自分ができることをやってゆくだけです。
いつの間にか八月になってしまいました。まだ、夏休みになっていない学校もあるみたいで、余り夏という感じがしません。七月末まで梅雨だったせいもあるのでしょう。予想通り感染は全国に広まってしまい、収束の見通しが立ちません。連休に間に合わせようとゴートゥートラベルキャンペーンを前倒しにしたつけが回ってきたようです。もし前倒ししていなかったら、この感染状況を見ればキャンペーンを延期する選択もあったのではないかと思います。連休の影響がそろそろ出てくる頃なので、これからもっと増えるのではないかと心配しています。自分だけが自粛していれば済む問題ではなくなってきました。若い人が中心だと言っていましたが、それが中高年に広がるのは時間の問題で、実際にそうなってきています。それでも今までとは違うと言い続けています。でも、医療現場は疲弊状態になってきているし、病床がどんどん埋まってきているようです。ブルーライトや拍手したりして、医療者に感謝を表すような活動がありましたが、その一方で医療者やその家族への差別も見られています。総論賛成各論反対というやつでしょう。ところでオリンピックの話題がほとんど出なくなりましたが、水面下では進んでいるのでしょう。でも、先進国だけでなく開発途上国においても感染が収束されない限りは開催は難しいのではないでしょうか。今のところ各国では第二波に翻弄されていて、他の国のことに関わっている暇はないという感じです。でも、これだけグローバル化が進むと自分の国だけが幸せになるということは考えられません。皆で解決してゆくしかありません。今はまだ混乱状態で、各国が自分勝手に振舞っているように思います。ワクチンにしても、各国が製薬会社に金を出して自国民のためのワクチンを確保しようとしています。このような大災害が起こったのですから、このことから何か得るものがあって欲しいです。