先週末も上京していました。病院の面会は一日1回2人までで、時間も30分以内です。ほとんど食事が取れない状態になっています。まだ、ある程度は話が通じていますが、いつ何があるかは分かりません。仕事では、急な欠勤が可能なものと不可能なものがあります。それが悩ましいところです。それは舞台に関しても同様です。一人でやっているものなら、何とか中止が可能なものもありますが、皆でやっている場合は親の死に目に会えない場合も出てきかねません。私自身は余り世の中の儀式的なものに価値は置いていません。葬式にしても本人のためというよりは、周囲の人のためのものだと思っています。お釈迦さまの教えには、今の日本の葬式のような話は出てきません。単なる風習のようです。宗教は余り関係ないように思います。もっと個人と個人の心の問題だと思います。父親が亡くなった時も、死に目には会えませんでした。意識が最期まであって、別れを告げれるのであれば意味があるようにも思いますが、単に心臓や息が止まることにはそれ程意味があるとも思えません。兄は父の死の少し前に、魂が抜けてゆくのを感じたと言っていました。死に目に会うというのも多くは生きている側の満足だと思います。先に行くか後に行くかの違いだけで、また向うで会えるのかなとも思っています。苦しまないのであれば長く生きていて欲しいです。96歳になり、今は枯れてゆくような感じになっているようです。
東京で兄が母親を老老介護で面倒を見てくれていましたが、兄が体調を崩してしまいました。介護支援は受けているのですが、それだけでは在宅介護は難しいので、緊急避難的に母親には入院してもらいました。母は食欲も意欲も低下しているので心配ですが、今はコロナのせいで、面会は一日30分以内で二人までに制限されています。それでも、少し前までは面会できなかったようなので、仕方ありません。兄は腰痛がひどくて動けなくなっていたので、上京して病院に連れて行きました。まだ、具合は悪いですが、取りあえずは一人でやってもらうしか仕方ありません。今までは嵐の前のつかの間の平和な時期だったように思います。これからは私も含めて老いと対峙してゆくしかありません。よく、寿命が後3か月しかないと分かったら何をするか考えてみようなどというのがあります。私なら何をするか考えると、一つは身辺整理かなと思います。整理整頓が苦手で滅茶苦茶になっているので、残された人に余り迷惑を掛けてもいけないかなと思います。その他は普段していることをすることになると思います。やはり楽器を弾いたり、曲を作ったりするのではないかと思います。特にどこかに旅行して珍しいものを見たり、美味しい物を食べたりしたいとは思いません。結構今に満足して生きているので、特別なことをしたいとも思いません。今更天国や極楽に行くために何かしようとも思いません。生きてきたように死ぬしか仕方ないと思います。あの世はどうなっているのかが分かるのかなという、少しワクワク感もあります。地獄に落ちるとしても、自分がそのように生きてきたのだから仕方ないと思います。
毎年、夏至の頃に開かれている、民博の音楽の祭日に申し込みました。今年は一応規模を縮小して、対面とwebでの開催のようです。チラシ等はあるようですが、見る機会がないので注意していないと申し込みの締め切りが過ぎているということになってしまいます。10年日記をつけているので、昨年のを見ていて、そろそろ申し込みの時期だと気が付きました。ホームページを見ると締め切り間近になっていました。ネットでの申し込みができるようになっていたので助かりました。ただ、志望理由を500字以上で書けというのがあり困りました。きっちり字数をカウントしていて、それ以下では受け付けてくれないのです。今年は金属製の打楽器を中心に演奏しようと思っています。もっとも、抽選に通ったらの話ですが、例年よりも枠が減っているのでどうなるか分かりません。話は変わりますが、昨日は日帰りで上京していました。こちらは天気がよくなっていましたが、向うは一日雨でした。時間があったので、前回行った時に見つけていた、輸入雑貨の店を覗きに行こうかと思っていたら、兄からメールが来て腰を痛めているので早めに来てほしいとのことで、今回は行くのを諦めました。母親はかなり弱っていて、ほとんど話ができませんでした。それ以上に兄の状態が悪く、どうしようかと思いました。便秘、腰痛があり、また昨夜から尿が出ていないとのことでした。前立腺肥大があるのでしょう。このままでは具合が悪いので医者に行くように勧めたのですが、今日は大丈夫とのことで行こうとしません。でも、半日もしないうちに救急車の世話になることになるからと強く勧めてようやく受診してくれました。この春からデビューしているスマホが役に立ちました。旅行の時にしか携行しないのですが。導尿してもらい、薬をもらって帰ってきました。腰痛がひどくて歩けずに、家の前からタクシーに乗っていきました。介護で無理をするので腰を痛めてしまったようです。母親は余り食事もせず、また帰る時にこれが最後だからと手を放しませんでした。老老介護で心配です。