先日、仕事の原稿を作成するのに初めてチャットGPTというのを使ってみました。アプリのダウンロードは簡単にできました。原稿をそのまま使うことはできませんが、参考にはなりました。でも、学校などで作文の宿題などを出した場合に使われると見分けるのは難しいことだろうと思います。そのうち音楽でも、バッハ風の曲を作ってなどと指示を出せば、そのような曲ができるようになるのかもしれません。今はまだ本当のものと偽物は違うと自信をもって言えていても、AIが発達するにつれて区別できなくなるのではないかと思います。実際に絵画などすごく良い出来のものが作れているようです。過去の名画を学習していれば当たり前のような気がします。今は模倣ばかりで創造性という面では人間に及ばないなどと言っていても、創造性などと言えるのは今でも一部の天才だけのもののような気がします。だから、大多数の普通の才能の画家はAIにより絵が売れなくなる可能性もあるでしょう。また、天才の絵にしてもそれが発表されたら、即学習されて模倣されてしまうでしょう。将棋などでも昔は一つの戦法を編み出したらしばらくはそれを使って勝ことができていましたが、今は1局にしか通用しなくなったようです。また、AIがチェスで世界チャンピオンを負かした時、囲碁は複雑なのでAIが追いつくには、まだ何十年もかかると言われていましたが、数年にして人間が勝てなくなってしまいました。今は技術的にはAIに勝てませんが、人間が作り出す勝負の人間らしいが評価されているようです。音楽の世界でも、ドラムなどはコンピューターにデータを打ち込んで使われるようです。人間のようにミスをすることもありませんし、正確にリズムが刻まれます。何人かで演奏していたものがシンセサイザーに取って代わられてしまったりと、段々と生の楽器、生の演奏が減ってきているようです。今のシンセサイザーはかなり本物の音に近くなり、中々区別がつかなくなっているようです。クリエイティブな仕事は人間にしかできないと思われていましたが、どんどんAIが進出してきています。私としては寂しい感じがしますが、時代の流れでは仕方ないのでしょうか。
仕事が減ってからは連休が増えました。今回は５連休でしたが、別に何もなく過ぎてしまいました。妻の調子が悪いので、外出もままならないのでほとんど家に居る状態です。また、土日祝は練習をしないことにしたので、休みが続くと何をしようかと考えてしまいます。定年後の生活とはこのようなものになるのでしょうか。コロナの頃も外出ができなかったので、ユーチューブにアップしたりしていましたが、その後放置していました。今回は、また動画を作成してアップすることにしました。ノーミスで録画するというのは中々難しいことで、どこまで妥協せずにできるかの勝負です。私は余り完璧主義とは言えませんので、そこそこの出来で妥協してしまいます。それでも何度も録画を繰り返さなくてはなりません。今まで作曲したままになっていた曲を録画したのですが、昨年亡くなった知人を追悼した歌は、亡くなってもう１年近く経っていたのにアップするとかなりの人が見てくれました。琵琶の曲とギターの曲を全部で10曲程アップしました。それからチャットGPTというのもアプリをダウンロードして使い始めました。とても簡単で便利なので驚きました。でも、このような便利なものができると、世の中がややこしくなるような気がします。私も仕事の原稿を作成してもらったのですが、こんなものを使うと考えなくなる恐れがでてくるように思います。自分で使い方を決めて、適度に使ってゆこうと思っています。
先週末は近所で開かれた落語会を聞きに行きました。古民家を再生した場所で中々風情のある場所でした。私の住んでいる当たりは結構昔の地主さんが住んでいたりして、かなり大きな家が残っています。北摂地区は昔からかなり裕福だったようです。立派な門が残っている古民家を結構見かけます。代替わりしてマンションになってしまうところも多いですが、リメークされて演奏会ができるような場所になったりするところも少しはあるようです。ホールなどではなく、町中に芸術が溢れているような街が理想的です。表現をしたい人間というのはたくさんいると思いますが、中々発表の場がないものです。だから市の無料のサロンコンサートは出演希望者が多く、抽選になっています。私的な場所だと経費が必要でしょうから無料ではなくても低料金でコンサートなどができれば良いと思います。そういえば、琵琶を弾く人で自宅で耳なし芳一の演奏を続けていた人がいました。マンションでやりにくいでしょうが、一軒家だったら可能でしょう。また、町の中には寺などがあちこちにあるものです。そのような場所も活用できたらいいのにと思います。今時お説教などをしても、檀家の人以外は来ないでしょうから、布教の面でも場所を開放したら良いのではないかと思います。そういう場所を持っている人と発表をしたい人を結びつけるような仕事があっても良いのかもしれません。まあ、中々仕事にはなりづらいかもしれませんが。インターネットを使って、全国あるいは全世界的レベルでやれば可能かもしれませんが。
昨日も、邦楽合奏団の練習に参加していました。自転車で小一時間ほどかかりますが、電車やバスよりは便利なので余程の大雨でもなければ自転車で行きます。もっとも、昨年はものすごい暑さの時にも休みましたが。旧西国街道を行くので結構アップダウンはありますが、景色を楽しむことができます。昔の街道は今の道とは異なり味わいがあるものです。そういえば、以前軽井沢に行ったとき、外国人が旧街道を歩くツアーに参加していました。熊野古道にも行ってみたかったのですが、もう今となっては歩けません。年を取ると、物事はできるうちにやっておかねばならないことを痛感します。暇になったらやろうとか、金ができたらやろうなどと思っているとチャンスを失ってしまいます。二つが同時に存在するというのは稀なことだと思っておいた方が良いようです。土日は一人では音楽の練習をしないことにしてから、何をしようかと考えるようになりました。考えていると新しいアイデアが湧いてくることもあります。大抵は大したことがないのですが、たまに面白そうなことも出てきます。作ってばかりいても仕方ないのでそのうちユーチューブにアップしようと思っています。ただ一人で作り完結するのでは、日記を書くようなものだと思います。アップするのは日記の代わりにブログを書くようなものだと思います。どちらも自己満足に変わりはないのでしょうが。ただ、ブログは書いても何もチェックはしていません。以前悪口を書かれて嫌な思いをしたことがあるので、今は書きっぱなしにしています。それでも一人で完結していないような気はしています。
