音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

飛び入り歓迎

2012-01-31 11:09:59 | 民族楽器
今朝、摂津の辺を自転車で走っていたら、蔵垣内音楽コンサートという張り紙が出ていました。地区での音楽祭のようで、ジャワの影絵その他があるとのことで、行ってみたかったのですが、用事のある日なので断念しました。いくつかの団体が出ているようでしたが、飛び入り歓迎と書いてあり、何となく嬉しくなってしまいました。双方向的なコンサートがやはり嬉しいです。一方的に提供するだけでなく、皆が参加できるのは楽しいと思いました。民族楽器は、西洋楽器と比べ皆がよく知らないので、演奏がやりやすいです。西洋のクラシックの曲などは皆が評論家のような耳で聴かれるハンディがあります。粗悪な演奏を垂れ流してよいという訳ではありませんが、腕が今一でも演奏の機会があるということです。それを媒介にして交流できればそれでいいのではないかと思います。それ以上はプロに任せればいいのです。というような言い訳をしながら、粗悪な演奏を垂れ流してしまっているのかも知れませんが。昔、クラブで尺八を吹いていた頃、先輩と一緒に人前で演奏しましたが、その先輩は余りうまく音が出ておらず、かすれた音を出していたのですが、さすが先輩の音は味があるとほめられていました。むら息奏法と勘違いされていたようでした。ところで、一月の終わりにあった茨木での野外コンサートは寒かったので聴きに行きませんでした。軟弱になってしまったものです。
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楽器のメンテナンス

2012-01-23 12:29:59 | 民族楽器
先日、ヤフオクで象牙の薄板を購入し、楽器のパーツとして使っています。薄い板だと、プラスチックのように曲げることもできて便利です。三味線の撥にも象牙はよく使われます。鼈甲も撥に使われますが、油断するとすぐに虫に食われてしまいます。尺八の歌口の所に使われる、水牛の角もやはり虫には弱いです。象牙は比較的強いと思います。和楽器は、自然の素材を使っているので、メンテナンスに気をつけないといけないことが多いです。尺八などは少し油断すると割れてしまいます。三味線の革も破れるし。ディジリドゥーもクラックができると言われますが、冷暖房を使わなければ、余り気にしないでもいいのではないかと思っています。楽器は、買う時にお金がかかりますが、買ってしまうと、ちゃんとメンテナンスしておけば、後はお金が掛からないのがいいところだと思います。もっともプロは、メンテナンスにかなりお金がかかるようですが。それにしても、早く写真を掲載したいものです。
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寒げいこ

2012-01-16 12:26:50 | 民族楽器
1月末に茨木で太鼓を中心にしたコンサートがあるので聴きに行くつもりです。茨木市は以前から和太鼓に協力的な感じで、楽しいコンサートが開かれています。茨木音楽祭も楽しい行事の一つで、色々なジャンルの音楽が一度に聞けてうれしい限りです。茨木湯や時代屋さんも行ってみたいライブスポットです。ということで、茨木の宣伝になりましたが、私は茨木市民ですが、全体としてみると余り文化的な都市ではないように思います。ホールを作るのは好きなようですが、ソフトに関しては今一という感じです。ところで、このところ最近手に入れた、音楽療法と称するテープを聴いています。音楽療法が入ってきた頃によく出た、「何々のための音楽」というやつで、いわゆる名曲を抜粋して入れてあります。まさに名曲さわり集という感じで、聴いていて楽しいものではありますが、これが音楽療法とは余り思えません。まあ、害はそれ程ないのでいいのでしょうが。ところで、以前のデーターで、日本人は西洋音楽は右脳で処理するが、虫の音や和楽器は左脳で処理するというのを読んだことがあります。西洋人と比べ、脳の構造自体の違いというよりは、文化や習慣の違いによるものではないかと思いますが、現代の若い日本人でも、同様の結果が出るのか興味があります。と取り留めもないことを書きつづってしまいました。ところで、(この言葉が口癖になっていますが)私の部屋には楽器があるので、冷暖房を使用していません。この季節、服は重ね着しても、指は手袋をする訳にもゆかないので、かじかんでしまい、中々練習が大変です。でも、昔の人はわざわざ外の雪降る中で寒げいこをしたようです。精神だけは見習いたいと思います。
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春の海

2012-01-11 10:46:46 | 民族楽器
昨日、ラジオを聴いていると「春の海」が流れていました。フルートとハープによるもので、外国の演奏家のものでしたが、フルートが尺八を思わせるような吹き方をしているところがあり、面白く感じました。正月といえば、宮城道雄の曲が多いですが、中でもこの曲は一番よく演奏されるのではないでしょうか。以前、私も友人の結婚式でこの曲を吹きましたが、伴奏は新郎の友人でピアノでポーランドに留学していた女性とのことでした。練習もなく、当日ピアノ譜を渡したら、見もしないで言葉を交わすこともなく、本番になりました。少し不安はありましたが、さすがプロは違うなという思いも持ちながら演奏したら、こんな伴奏聴いたことがないというような弾き方で弾いてくれました。多分、「春の海」など聴いたこともなかったのでしょう。日本のクラシック演奏家には、いまだに日本音楽を知らない人も多いようです。昔は特に、音楽の時間でもほとんど習わなかったようですから。日本の音大だとまだ、日本音楽を学ぶ機会もあるでしょうが、早い段階で留学した人はほとんど知らない人も多いのでしょう。以前、日本人の演奏家はアイデンティティを問われることがあると聞いたことがありますが、本来皆、自分の国の音楽の伝統の上に成り立っているのでしょうから、根なし草ではつらいのではないでしょうか。
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レコードの山

2012-01-10 13:17:26 | 民族楽器
先日、オークションで音楽のカセットテープを大量に購入してしまいました。同じ物がいくつもあったので、音楽仲間の新年会の時に持っていって欲しい人がいるか聞いたら、カセットレコーダーを持っていないという人がかなりいてびっくりした。今時、カセットは時代遅れなのだなと実感しました。ましてや、レコードなどはかなりマニアックになってしまっているのでしょう。オークションをやるようになって、ついレコードを購入してしまうのですが、USBに落として聴いています。先日は、レコードの山というのを買いました。妻からは安いからといって買うなと言われるのですが、貧乏根性が身についているのか、つい買ってしまいます。その山に、歌謡全集があり、明治以降、昭和を中心とした唄があって、聴くのを楽しみにしています。ただ、テープやCDと違い、少しメンドクサイところがありますが。また、三味線の胴と棹を格安で購入し、それは何か改造楽器にしようと目論んでいます。鼈甲の撥も購入したのですが、こちらは虫に食べられているので、やすりで削っているところです。へたの横好きですが、物を作るのは大好きです。
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