音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

見極めるられる目

2024-08-27 11:11:33 | 民族楽器
先週、歌舞伎を観に行きました。本公演ではなく、若手が一幕を演じて見せるというものです。歌舞伎は身分制のようなものが強いので、門閥の人間でなければ大きな役には付けません。そのような裏方になっている人たちの晴れの舞台というものでしょうか。贔屓にしている人がいるので毎年観に行っています。伝統芸能というのはすごいなと思います。伝統とは言っても、それがやられていた頃は別に伝統ではなく、新たに作られていたものなのですが。そういう意味では今作られているものも大事にする必要があるのではないかという気がします。ただ、今に伝わっているものは、当時なされていたたくさんのものの中から残ってきたものではあります。だから、大したことのないものもたくさんあったと思います。だから、今のものをすべて大事にするというのも難しいかも知れません。それが残るに値するものかを見極められ目がないといけないのでしょう。役人や政治家でそんな目を持った人はほとんどいないということでしょう。まあ、それは我々も同様なので仕方ありませんが。そう言えば、今回ようやく浪曲で人間国宝が生まれました。浪曲は昔はいわゆる文化人に馬鹿にされていました。文化を見る目が変わったのだと思います。時代により評価の基準が違ってきていると思います。しっかりとした自分の基準を持ちたいものです。
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