先週は多忙のためにブログの更新ができませんでした。でも忙しいという事を理由にしていては何もできません。最近は、琵琶の糸巻きを作ろうと頑張っています。丸い材木を買ってきて削ってゆかねばならないのですが、中々手間は掛かるしうまくできません。年末年始にかけて、あせらずにやってゆこうと思っています。先日はアルバイト先の忘年会で民族楽器の演奏をしました。大分お酒が入っていたので、途中でやる曲を忘れたりしましたが、色々持って行ってたので、何とかできましたが。今年は、還暦を迎え、体のあちこちが故障して、年を感じています。まあ、そんなものだと諦めて今できる事をやっています。後は時間との競争なのでしょうか。新しい事もやってみたいけれど、今までやっている事をある程度形にした方がよいのかななど考えるようになっています。また、来年も音楽の祭日には何か新しい出し物で出演したいなとも思っています。来年の事を言うと鬼が笑うというので、来年になってから考えた方がよさそうですが。
この週末は、琵琶の合宿があり、行って来ました。山の中の宿で行われたのですが、遅れて行ったため、バスの便が悪く、直行便がなく途中から歩かなければなりませんでした。翌日も午前中から用事があり、途中で帰ったので、忘年会をやりに行っただけで、演奏はする事も、聞く事もできませんでした。でも、同じ趣味を持った仲間というのはよいものです。夜遅くまで話込んでいました。ところで、前から左膝を痛めていたのですが、今度は右膝を痛めてしまい、現在は跛行しています。山の中を歩いたので余計痛めたようにも思います。邦楽は大体正座で演奏する事が多いので、困っています。年を取ると大体膝がやられてくるので、正座以外の演奏方法も考えておかねばならないように思います。いずれにしても、体重を減らして膝への負担を減らす事が急務です。冬になり、乾燥してくると竹製の楽器が割れやすくなるので注意が必要です。暖房などを入れると余計割れやすいです。という訳もあってか、私の部屋はエアコンはなく、扇風機とヒーターでやっています。年齢とともに、暑さ寒さに段々と身に応えるようになってきています。ディジリドゥなども乾燥して割れるという話を聞きますが、幸いまだ割れた事はありません。インドネシア製の竹の楽器は余り乾燥させて作っていないのか、よく割れます。尺八も今まで2本が割れました。泣きたくなるほどつらい事です。以前、割れないようにビニール袋に入れておいたら、カビが生えてしまいました。楽器によって最適な温度や湿度は異なるので大変です。
いつの間にか12月になってしまいました。これからは忘年会シーズンという事ですが、最近の若者は余りカラオケをしなくなったそうです。スマホその他の通信費捻出のために、余り行けなくなっているとの事です。私も年に1-2回付き合いで行くくらいです。まあ、お酒を飲んで、大声で歌うのは喉にはよくありません。昔は、喉を痛めることもありませんでしたが、最近は寄る年波で、無理をすると喉がやられてしまう事が増えました。本当は、楽器でも弾きながら飲むのが好きなのですが、中々そういう機会はありません。平安時代などのように、優雅にやりたいものですが、実際は飲み放題、食べ放題にうろたえているような状態です。先日は、またホームセンター・コーナンに行き、竹を買ってきました。何か考えるのが面倒な時には、笛を作ると雑念が消えてよいものです。竹の中にある薄皮も、竹の状態によって大分違いがあるようで、とてもうまく取れる時とそうでない時があります。また、節の部分の切れはしで鳥笛を作るのも楽しいものです。鶯笛は簡単にできます。最近は、室町時代の頃の曲で、三味線の曲があるのを弾こうとしています。今の曲に比べるとかなり単純なもののようです。尺八も同様なようで、江戸時代あたりに進化してきたようです。ところで、私は夢枕獏さんの陰陽師のシリーズが好きです。というのも、安部清明と源博雅が酒を酌み交わす情景がとても魅力的なのです。あんな風に酒を飲みたいものです。