風は、やや、収まっては来たのですが、
まだまだ、黒い雲が北東方向には、重くのし掛っています。
もしかしたら、まだ、ザーザーザーザー、
と、激しく雨が、降っているのかも知れませぬ。
あちらこちらから、風に乗って、おかしなものが、
飛んで来て、其処ら中の、海や陸(おか)に、
散らばっているのでございます。
中には、一万円札も、あったり致します。
熱っぽくて、怠(だる)かった身体でしたが、
朝食は、新しいドッグフードの所為もあるのでしょうか、
ひさしぶりに、完食することが出来ました。
だれかさん曰く、死んだ鰯のようだった、私の目も、
台風並みの低気圧、嵐が去ったあとは、
高級ブランド養殖魚の、伊達鮪の目、みたいになって、
キラキラと、輝いているのでございます。
但し、どちらが、果たして、
好ましい存在、であるのかどうかは、
微妙なところ、であるのではございます。
この話は、正真正銘の本当ですが、
一万円のお話は、勿論、フェイクでございます。