さよならさんかく
またきてしかく
おはなのあたまは
まんまるよ
おひさましずむは
にしのうみ
せん(詮)ないことには
せん(栓)をして
きのうにさよならまたあした
ちょうどじかんで
ございます
はもんがひろがるのです
どんどんざわざわ
わさわさどんどん
はもんはひろがるのです
お魚さんは右往左往
あっち向いてほいほい
こっち向いてほい
オロナミンの空き瓶
海に捨てたのだれや
気まぐれはやめなはれ
船の舳先が
噛み付くぞ
桃鬼さんたちは果たして、
元気にしているのかしら、
などと思いながら、
風に舞う雨を眺めております。
薄い紫色のてふてふは、
ひらひらと舞い廻り、
厚い緑色のまいまいも、
それなりに、
歩き始めています。
赤い救急車が走って、
黄色いパトカーがサイレンを鳴らす、
なーんにも変わらない、
一見すると、
生きているか死んでいるのか、
平和かどうかも解らない、
微妙な日常が続いております。
そういえば、
レンゲ祭りも、
もう直ぐです。
ああついに、
天使が迎えに来てくれた、
と思ったのですが、
やっぱりやっぱり、
違っておりました。
せっかく精一杯の、
渾身のプレゼンテーションも
無駄なひとりよがり、
となりました。
歩きながら眠っているので、
・・・・・・・・・・・・
いや違うなあ、
たぶんきっと、
眠りながら天使のことを、
思っているのです。
春だからなのか
春なのになのか
よくは分からないのですが
お腹だけは
空いてしまいます。
そして食べると
美味しい
と思うのです。
それだけは確実に
そうなのです。
ただあとのことは
まるで闇の中の夢みたい
醜いことも美しいことも
所詮ぜーんぶおなじこと
この世には
なーんにもないような
そんなこと思っている
春の雨です。
筍ご飯が続いたので、
今朝は筍どっさりの、
ばら寿司です。
さすがにどうなの、
と心配したのでした。
面白いものよね、
なんとかなるのです。
あっという間に、
なくなりました。
筍の神様が、
いるみたいです。
君子なんぞには、
到底なれないのですが、
さらさらと流れ続ける、
水のごとく淡き交わり、
という考えについては、
なるほど、
今更ではありますが、
賛同致します。
醴(あまざけ)のように、
べたべたしてしまうのは、
確かに異様ですし、
排除したいと思います。
しかしいずれにしても、
交わりというものは、
兼ね合いが難しすぎて、
面倒くさくて億劫です。
君子にはなれないので、
壁に向かって、
水をがぶがぶ飲みながら、
じっと座っています。
やっぱり
じったんばったん
じったんばったん
なのであります。
ぶざまに
じったんばったん
しています。
それにしても
ほとほと
あきれるのでありますが
こどもちょうではなく
こどもかていちょうなるものが
ほっそくしたそうであります。
あのとういつきょうかい
とまちがえてしまいそうな
まったくあやしいなまえです。
きしゃかいけんが
あったようなのですが
「こどもきしゃ」のしつもんに
しょうしこうれいかじゃなく
たしじゃくれいかがすすんだなら
こどもはきちょうなそんざいでは
なくなってしまうのですか
というのがあったそうです。
かずがおおくなると
どうぐのようにしか
しゃかいにひつようとされなくなる
ということをしっているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ということを
こどもだってしっているのです。
そのむかし
しゅうだんしゅうしょくれっしや
きんのたまご
ということばがありましたね
あまりにたいせつがられる
とようちゅういであります
こどもきしゃはこのよのほんしつを
まことみごとに
みぬいています。
そういえば
あほのみくすのかたわれも
はずかしくもぶざまに
はんせいもなくきえてゆきました。
おしえるしごとがしたい
などとほざいていたようですが
はじしらずもここまでくると
こちらのほうが
ばたりとたおれてしまいそうです。
いずれにしても
じったんばったん
じったんばったん
であります。
どうにもこうにもならない
よのなかで
ともすれば
もうあきらめたー
そんなきもちにもなるのですが
せんきょのひであります
げんきもゆうきもだして
いたしましょう
しないよりはしたほうが
べたーなのであります。
とにもかくにも
いたしましょう。
よくあさになると
さくやからですが
あいたくちがふさがりません
たかーいたまごと
げんまいおにぎり
いれてあげます。
むねもおしりも
いっぱいで
なにもみたくもなくて
あれこれあーでもない
こーでもそーでもない
とおもいをめぐらせて
でたけつろんは
やっぱり
かなしいびーふかれー
だれかがおなかを
きっちゃった
あのかれーらいす
なのでありました
ばんごはんのおはなし
のつもりでしたが
でだしがこわいですね
ほんにんもびっくり
うーうふっふ
うーうーうー
中也さんの「サーカス」
じゃないのですが、
あれからこっちは茶色い戦争が、
ずーっとずーっと継続していて、
汚れた泥と砂のような、
茶色い爆弾が、
飛び交い舞っています。
人も車も家も、
あなたも私も、
美味しい抹茶色じゃなくて、
汚れた砂と泥にまみれた、
まことに臭いくっさーい、
真っ茶色に、
じっとして染まっている、
芯まで染まり続けている、
のであります。