だれかが呼んでくれているような気がして、
心がざわついているというわけでもないのですが落ち着きません、
春になって桜のお花が咲いたから、
遠い昔のだれかさんが「あそぼあそぼ」と言って、
もしかしたら手招きしてくれているのです、

坂道を上っていてる間は普通でしたが、
本当は楽になるはずの下りの坂道、
帰りの途中くらいから、
身体がとても怠くなっていたのです、

そうです、
この桜の向こう側のお山の坂道です、
あれからずっと囁き声は続いています、
夜も一晩中なのでございます、
この次はお花見弁当と、
一升瓶担いで行きます、
あそ(遊)んでくださいね。