とても強い、北からの風が吹いたのでした。
その超ド(弩)級の、爆弾低気圧とともに、
イブも、クリスマスも終わってしまいました。
誕生日は、超美味なる、味なしすき焼きでございましたが、
いつもはある筈のケーキは、食べておりませぬ。
ちょうど、祖母の命日と重なった、
狸の「たぬ子」さん事件で、
父も母も、ケーキを買うのを忘れてしまったようです。
それでも、まだかすかな淡い期待はしているのです。
もしかしたら、都会あたりでは、
今日あたりは、クリスマス関連商品の在庫品処分セールが、
盛大にあるのかもしれませぬ。
超ド(弩)級の田舎ですので、たぶん期待はしない方が、
賢明なのだとは、思いますが、
今日あたり、父がとぼけた顔をして、
バーゲン品の、クリスマスケーキを、
しっかり買って、帰るのではないかと、
心の底では密かに、思っているのです。
尚、恥ずかし乍、超ド(弩)級の「ド」・「弩」は、
イギリス海軍の、怖いものなしを意味する、
「ドレッドノート」という名の、
大型戦艦に由来するという話は、
今朝、初めて知ったのでありました。