チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

指先

2017年12月29日 | 犬の戯言


年末の、スーパーマーケットなどというものには、

決して、近づかず、

ましてや、立ち入らないようにするべきだと、

ご先祖様から、きつく言われていたのでしたが、

昨日は、その禁を破り、

のこのこと、出かけてしまったのでした。





すると、年末が悪いのか、A君が駄目なのか、

若しくは、その両方が災いしているのか、

目玉が飛び出るようなお値段の、洪水なのでございます。

庶民にとっては、最早インフレでありバブルなのであります。

数の子さんにイクラさん、海老さんも凄いのです。

蟹さんやお刺身さん、霜が降っている牛肉さんは、

とてもとても、犬の分際では、

手が出るようなものは、ないのであります。

年末年始は、モヤシとカイワレ、

そして、エノキ茸で暮らしたいと思います。

それでも、どういう訳か、

鰻の蒲焼だけは、発見できなかったのです。

不思議で、仕様がないのですが、

私の目が節穴なのか、

本当に置いていないのか、分かりませぬ。

もしかしたら、冬に鰻は、食べるものではないのでしょうか。

私って、変人ならぬ、季節感のない変犬かしら。





もうひとつ、実は不思議なことがあるのです。

そのスーパーで、お菓子、個包装してバラ売りをしている、

とある最中のことなのです。

購入するたびに、包装はきれいな状態なのですが、

中身の皮がぐしゃりと、潰れているのです。

指先で、いかしているというか、ぎゅっと摘んであるのです。

なかなかこれは、やれそうで、やれるものではないのです。

流通の問題ではなく、何者かが、悪意を持って意図的に、

継続反復して行っているとしか、思えないのです。

犯人さんは、名乗り出てくださいませ。

私ですか、いえ、私は無実です。

ご覧のように、

私の指先では、摘めませぬ。




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