年末の、スーパーマーケットなどというものには、
決して、近づかず、
ましてや、立ち入らないようにするべきだと、
ご先祖様から、きつく言われていたのでしたが、
昨日は、その禁を破り、
のこのこと、出かけてしまったのでした。
すると、年末が悪いのか、A君が駄目なのか、
若しくは、その両方が災いしているのか、
目玉が飛び出るようなお値段の、洪水なのでございます。
庶民にとっては、最早インフレでありバブルなのであります。
数の子さんにイクラさん、海老さんも凄いのです。
蟹さんやお刺身さん、霜が降っている牛肉さんは、
とてもとても、犬の分際では、
手が出るようなものは、ないのであります。
年末年始は、モヤシとカイワレ、
そして、エノキ茸で暮らしたいと思います。
それでも、どういう訳か、
鰻の蒲焼だけは、発見できなかったのです。
不思議で、仕様がないのですが、
私の目が節穴なのか、
本当に置いていないのか、分かりませぬ。
もしかしたら、冬に鰻は、食べるものではないのでしょうか。
私って、変人ならぬ、季節感のない変犬かしら。
もうひとつ、実は不思議なことがあるのです。
そのスーパーで、お菓子、個包装してバラ売りをしている、
とある最中のことなのです。
購入するたびに、包装はきれいな状態なのですが、
中身の皮がぐしゃりと、潰れているのです。
指先で、いかしているというか、ぎゅっと摘んであるのです。
なかなかこれは、やれそうで、やれるものではないのです。
流通の問題ではなく、何者かが、悪意を持って意図的に、
継続反復して行っているとしか、思えないのです。
犯人さんは、名乗り出てくださいませ。
私ですか、いえ、私は無実です。
ご覧のように、
私の指先では、摘めませぬ。