嵐と雷が去ってくれたようです、
雲が一斉に山に向かって帰って行きます、
ずいぶんと思い切って降ってくれたものです、
極端極まりない天候でございます、
ここで待望のお散歩となるのですが、
だれもお供がおりません、
いったいどこに隠れているのでしょうか、
仕方ありませんので、
首輪抜けして少し寂しいのですが、
一人散歩に出かけます!
地鶏の芋汁でございます、
この地方では「芋炊き」が郷土料理なのですが、
それを正確に模したものではありませんので、
少し謙遜して芋汁と呼びます、
芋は里芋でございます、
暗くなった川原でわいわいと食べるのです、
川原で「芋炊き」を囲んで杯が酌み交わされるころ、
この地方にも秋がやってきます、
私は地鶏と油揚げは好きなのですが、
肝心の里芋はあまり得意ではありません、
勿論お酒は飲みませんので、
お父さんの後ろで眠っております、
お肉だけ頂戴です!