散歩のついでに・・・

犬も歩けば棒にあたる。デジカメを常に持ち歩き、気ままに撮った写真を中心に思い思いに綴っています。

休日、天気は快晴。

2006-12-29 19:34:49 | 旧東海道
新しい折り畳み自転車が届いた事ですし、乗り心地チェックとライトなどの備品も必要ですので、自転車で買物に出発。
ついでですので前回が神奈川宿でしたので今回は旧東海道保土ヶ谷宿散策。
保土ヶ谷宿はJR横須賀線保土ヶ谷駅と私鉄相模鉄道天王町駅の間と両駅の周辺になります。
今回は自転車が変速機なしのタイプなので平地部分を走行。
保土ヶ谷宿はこの追分(西区との境)から境木地蔵(戸塚区との境)までの約5キロとなっていました。
写真の標柱の場所から左手に見える道路が旧東海道です。標柱を右に曲がると江戸時代初期の古東海道となります。
江戸時代初期はこの辺りまで海が迫っていたそうで、古東海道はもう少し内陸を通っていたそうです。

追分から旧東海道を進みますと現在は松原商店街といわれる商店街になります。
休日や年の瀬などには買い物客で非常に賑わっている商店街です。
今回も人出が多く商店街の中を自転車を押して歩く事が困難で迂回しました。

松原商店街を抜け、国道16号を渡り天王町商店が進み、商店の切れ目の駐車場に『江戸方見附跡』の史跡説明板が設置されています。
見附とは宿場の門の役目で要人を宿役人が見附で迎え、大名行列はここから威儀を正して進んだそうです。
ここは江戸側の見附なので江戸方見附です。

橘樹神社(たちばなじんじゃ)。
江戸時代は牛頭天王社といい、天王町の由来となっています。
右の写真は本殿裏手にある青面金剛(しょうめんこんごう)で寛文9(1669)年に造られ、青面金剛としては横浜市内最古であり、また、六手青面金剛としては県内でも最古のもの思われるそうです。

相鉄天王町の線路をくぐると天王町駅前公園があります。
この公園には帷子橋跡モニュメントがあります。
昭和39(1964)年の帷子川河川改修工事以前はこの場所に帷子川が流れており橋が架かっていたそうです。

モニュメントから300メートルほど過ぎた信号の先にある『香象院』は保土ヶ谷宿最大の寺子屋があったそうで、明治6(1873)年に保土ヶ谷小学校分校となったそうです。


写真は『旧中之橋跡』『助郷会所跡』『問屋場跡』『高札場跡』。
天王町から保土ヶ谷駅に向かって道路左手に今井川が流れていますが、昔(1852年以前)はこの旧中之橋跡から右に流れており旧帷子橋モニュメントの辺りで帷子川と合流していたようです。

保土ヶ谷駅を通り過ぎて300メートル程進んだ交差点付近に『金沢横町の石碑』があります。
分岐点の道標でそれぞれ『円海山』、『かなさわ、かまくら』『杉田』『富岡山芋大明神』です。この中でも保土ヶ谷の俳人其爪(きそう)の句で『程ヶ谷の枝道曲がれ梅の花』とかかれている杉田への道標は珍しいです。



『保土ヶ谷本陣跡』『脇本陣跡』『保土ヶ谷の宿泊・休憩施設の史跡説明板』『旅籠屋(本金子屋)跡』『一里塚と上方見附跡の史跡説明板』『外川神社』『上方松並木復元予定地』
本陣は代々苅部家がつとめていて当時を偲ばせる門や土蔵が残っています。(明治に軽部に改姓し現在も在住)
上方見附と江戸方見附の間を宿内(しゅくうち)と呼びます。
今井川河川改修工事と国道1号の拡幅工事によってできた公共用地を利用して一里塚跡や上方見附跡付近300メートルに黒松を植林して松並木を復元させよう作業中です。松は植え終わっているようですので今年の箱根駅伝の中継では取り上げられるかもしれません。


ここから先はしばらく進むと権太坂、境木と上り坂になるので今回はここから折り返し来た道の反対側に渡り、古東海道に入ります。
国道1号線を保土ヶ谷駅方面に300メートル程もどり、路地を左折して人や自転車だけ通行可の踏切を越えると正面にあるのが大仙寺です。
ここは本陣をつとめた軽部家の菩提寺だそうで区内でも最も古い寺のひとつだそうです。

旧東海道を進みJR保土ヶ谷駅を通り過ぎ、『旧中之橋跡』の説明板がある交差点を左折してすぐ右方向の旧東海道と平行している古東海道へ。
こちらの通りは道幅も一車線ほどで車の通行も少なく道夫両側には民家が建ち並んでします。
大蓮寺。開山は江戸時代初期。家康の側室おまんの方お手植えのザクロの木があるそうです。

天徳院。開山は安土桃山時代。
本尊は運慶作といわれる地蔵菩薩座像。

以上で第一回保土ヶ谷宿の旧東海道と古東海道の散策は終了です。
この後にホームセンターで自転車のライトと鍵、輪行用の自転車袋を購入しましたので、電車で出掛けて周辺を自転車で走行といった事が可能になりましたので今はルート探しをしております。
次回、もう少し暖かくなったら戸塚近くの境木から権太坂を散策してみたいと思います。
コメント
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