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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

2013-05-06 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05-04投稿、05-05、05-06追加

 中国の鳥インフル情報は相変わらずグレーです。

PS(05-06):検出されたウィルスに係る情報
日経メディカルオンライン
2013. 5. 2
鳥と感染者から分離された鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスに違いがあるのはなぜか
「感染者から分離された鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスと、感染経路上に浮上しているライブバードマーケット(生鳥市場)などの鳥から検出されたウイルスは、遺伝子学的によく似ているものの、明らかな違いがあることが判明している。いったいどういうことなのか――。

 国立感染症研究所が5月1日に発表した2回目となるリスク評価では、ヒト分離ウイルス12株すべてで、HA遺伝子(ヘマグルチニン)がヒト型のレセプターへの結合能を上昇させる変異を持っていたと指摘されている。また、すべてのヒト分離株のPB2遺伝子(RNAポリメラーゼβ2)には、RNAポリメラーゼの至適温度を鳥の体温(41度)から哺乳類の上気道温度(34度)に低下させる変異が観察された。このことから感染研は、「これらの株については、ヒト上気道に感染しやすく、また増殖しやすいように変化している可能性が強く示唆された」と結論している。この結論は、4月19日に公表したリスク評価と変わっていない。

 おさらいをしておくと、A型インフルエンザウイルスの遺伝子構造は、8分節の一本鎖RNAからなり、11種類のタンパク質を規定している。HA遺伝子は、宿主細胞のレセプター(細胞膜に存在する糖タンパク質のシアル酸)を認識する役割を持つ。また、PB2遺伝子は、ウイルスの複製(増殖)に中心的な役割を果たしている。

 では、一方の鳥や環境から分離されたウイルスはどうだったのか。

 感染研が行った鳥および環境からの分離ウイルス7株の解析結果は、感染者から分離されたウイルスと様相が違っていた。7株中、6株でヒト型のレセプターへの結合能が上昇していた。また、情報が公開された5株では、RNAポリメラーゼの至適温度を低下させる変異は観察されなかった。このため感染研は4月19日のリスク評価同様、ヒト分離ウイルスと鳥や環境からの分離ウイルスの間には、「明らかに異なる塩基配列もあり、今回報告された患者に直接に感染したものであるとは考えにくい」との見解を示した。その上で、「一般的に、H7亜型のインフルエンザウイルスはブタにおいても不顕性感染であることが知られている」とし、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスは、ブタなどの哺乳動物の間で症状を示さずに伝播され、ヒトへの感染源になっている可能性がある、と考察した。

 最近、Lancet誌で感染例について発表したYu Chen氏らも、ウイルスの解析結果を報告している。それによると、4人の感染者から分離されたウイルス4株中、3株でヒト型のレセプターへの結合能上昇にかかわる突然変異が観察された。また、4株中、3株ではRNAポリメラーゼの至適温度を低下させる変異も確認された。

 鳥から検出されたウイルス1株では、ヒト型のレセプターへの結合能上昇にかかわる突然変異があったが、RNAポリメラーゼの至適温度を低下させる変異は観察されなかった。その理由については、ヒトに感染した後で、ウイルスがヒト化の突然変異を起こした可能性も考えられるとの見解を示した。

 ただし、この鳥と疫学上の関連性があると考えられる感染者から分離されたウイルス株は、ヒト型のレセプターへの結合能上昇にかかわる突然変異があったが、RNAポリメラーゼの至適温度を低下させる変異は観察されていない。つまり、この事例では鳥からヒトへ直接感染した可能性があるわけだ。

 まとめると、結合能上昇と至適温度低下という2つのマーカーを持っているウイルス株は2つで、あとの2株はどちらかのマーカーしか持っていなかった。つまり、感染者から分離されたウイルス株は、これらのマーカーで見る限り、3種類に分けられるということになる。

 Chen氏らの論文で注目したいのは、鳥ウイルスから一部であれヒト化に踏み出したウイルス株が感染者から確認されたという点と、まだ鳥ウイルスの性質を引きずっているウイルス株も感染者から確認されたという2点だ。後者は、鳥からヒトへの直接的な感染を想定させるものであり、前者はヒト感染後の変異の可能性、もしくはブタなどの哺乳類の介在を示唆するものとなる。

 現状は、ヒトからヒトへ容易に感染が広がるような状況にはない。しかし、最初の感染者が確認されてから1カ月も経つというのに、いまだに感染源、感染経路がはっきりしていないという点が気がかりだ。中国からの情報の中には、家禽との接触歴があったのは感染者の60%という報告がある。これだけを見れば、家禽類が感染源である可能性は高いわけだが、残りの40%は感染源が不明なままである点を忘れてはなるまい。

 なお、中国農業省が4月26日に発表したモニタリング調査によると、豚と畜場や養豚場ではH7N9型ウイルスは検出されていない。だからといって、直ちにブタ感染源説が否定されるものではない。家禽類に集中するあまり、ほかの可能性を視野に入れなくなるという事態は避けたいものだ。いずれにせよ、1日も早い感染源の特定が待たれる。・・・」という。

 当初、既報中国鳥インフル感染で死者発生 人から人に感染の恐れも ワクチンの開発へで懸念された人から人へ伝染することさえ疑わしく感じています。

というのは、既報の引例に記載されているような人体内でのウィルスの進化的なこともあるのでは?と妄想されます。

 引用:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1491889929

 「 つまり、被曝した人間の体内でウイルスに突然変異が

 生じ「ウイルスが進化」していると言えるのではないでしょうか?

 白血球を中心とした免疫機能の低下と言うよりも、

 体内に残留放射している放射線の影響によって

 ウィルスが凶暴進化する作用に免疫機能が追いついて

 いけなく、終局的には

 「胸腺破壊⇒リンパ球T細胞がない状態(免疫不全)」

 に陥っているものと予想できます。」という。

 


参考関連投稿:
生物多様性に係る記載(その5:新型鳥インフル ノロの突然変異、凶暴化は放射線によるのだろうか?)



PS(05-05):感染ルートに係る情報
福島民有
鳥インフル、アヒルや渡り鳥起源 中国で研究結果発表
(05/04 16:32)
「【上海共同】新華社電によると、中国政府系の研究機関、中国科学院の研究者らは4日までに、人への感染が相次いでいる鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について、アヒルや渡り鳥などが持つ複数のインフルエンザウイルスを起源として生まれたとの研究結果を発表した。新華社は「ウイルス拡散の防止に向けた意義ある研究成果だ」としている。

 ウイルスの遺伝子を分析すると、上海市を中心とする長江河口地域のアヒルやニワトリ、東アジアの渡り鳥などが持つ遺伝子が含まれていることが分かった。野鳥が持っていたウイルスが、アヒルを仲介役として食用の鳥類に伝わった可能性があるという。」

 

 東京新聞
鳥インフルのウイルス検出されず 中国福建、謎深まる感染源
2013年5月3日 18時59分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013050301001528.html

「【上海共同】鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が4月下旬に初めて確認された中国福建省で、地元当局が患者の居住地周辺にある食材市場の生きた鳥などを追跡調査した結果、ウイルスは検出されなかったと福建日報(電子版)が3日報じた。

中国では、感染地域が2市8省に拡大する中、市場の鳥が感染源との見方が強まっているが、農業省によると、市場の鳥からウイルスが検出されたのは上海市と安徽、浙江、江蘇、河南各省の1市4省だけ。感染源の謎は深まっている。

これまでに確認された感染者は台湾の1人を含め129人。うち27人が死亡している。」という。

⇒既報生物多様性に係る記載(その5:新型鳥インフル ノロの突然変異、凶暴化は放射線によるのだろうか?)で記載しましたが、本当によく解らない感染源、加えて感染経路です。

 上海市と安徽、浙江、江蘇、河南各省の1市4省といった長江デルタ地域、
加えて四川省にも可能性がある?という。

                                 (google画像検索から引用)
      

 以下に引用した一ヶ月前の情報の通りです。

参考情報:
YAHOOニュース
 中国の鳥インフル 感染経路解明は今後も期待できないと識者

NEWS ポストセブン 4月7日(日)16時6分配信

「ことは命にかかわる問題だけに不安は増すばかりだが、日本の常識が通じるわけでもない。中国で発生した鳥インフルエンザについて、現地の情勢に詳しいジャーナリスト・富坂聰氏が解説する。

 * * *
 中国でまたもや鳥インフルエンザウイルスによるアウトブレイクの危険性がささやかれ始めた。

 この原稿を書いている4月5日現在、感染者は14人。うち死者が6人であることが確認されている。感染者はいずれも中国華東地域に限られているが、14人のうち6人が死亡している点を考慮すれば、かなり危険なウイルスといわざるを得ない。

 日本として次に心配されるのは当然のことその広がりだ。それを把握するためにも被害状況化を正確に知ることが重要だが、中国では常にここに不安がつきまとう。

 今回、中国が鳥インフルエンザを確認してからWHOへ報告するまでの過程に遅れはなかった。その点からすれば世界と中国との価値観の共有が進んだともいえなくもない。だが、中国の問題はそれほど単純ではない。

 というのも末端で鶏などの家禽を扱う業者や農民たちが、衛生当局が持っているような強い危機感を共有しているとはとても考えられないからだ。そのことは、鳥インフルエンザによる死者が出たことが大々的に報じられる中でも、市場が強制的に閉鎖されるまで普段と変わらない様子で生きた鶏を売り続けていた市場の様子を見ても明らかだろう。しかも消費者の足も鶏の売り場から遠のいていないという感度の鈍さなのだ。

 そうなれば、当局自身が正確な被害状況をつかむこともできなくなっている可能性も指摘できるだろう。

 思い出されるのは2003年に中国で猛威を振るったSARSだ。騒ぎは何とか収まったものの結局のところ何が原因で感染経路がどうであったかといった疑問は一向に解明されないままに放置されているのが現状だ。おそらく真相が判ることは今後もないのだろう。

 あのとき罹患者は香港から広東省、上海、北京というように広がったが、不思議なのはそれ以外の都市からはほぼ何の被害報告もなかったことだ。本当にそうだったのかは専門家も訝しむ点で、多くの地方で隠蔽が行なわれたとの疑惑が尽きることはない。

 もっともSARSの時には「自分の土地から感染者を出すのは恥」といった誤った価値観が政界にあり、この点は明らかに改善されているのだが、問題は前述したような農民や販売業者たちの危機感の乏しい対応やエゴである。

 鳥インフルエンザの危険性を無知ゆえに理解しないか、それとも軽視し報告の義務を怠るか、或いは意図的に無視するか。

 現状、刹処分された鶏は半値の補償が約束されているが、それを業者が信じるか否かも問題だろう。信じなければ防波堤に穴が開くことは避けられないからだ。」という。


 一口にウィルスといっても、鳥インフルはノロ(小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)、通常のインフルと同様、有害微粒子であり、ノロ同様に突然変異?したエアロゾルと化して、大気汚染物質に吸着、ないしは鳥インフルに感染した渡り鳥の飛来によって伝染すれば、人ら人(排泄物など含む)によって、既報横浜関内でカラスが大量死 鳥インフル検査実施へ 結果はシロで記載のように野鳥(カラス)の感染疑惑さえ社会問題となっています。

 ノロ同様、吸引・経口していても自然の免疫力のある人々だけが単に発症していないだけで、免疫力がなければ有史以来の世界的な疫病が発生する要素???も潜在的にはあり注意必要か?と思う半面、症状など一切公開されていなく、実際感染しているかどうか?もわかっていません。

参考までに、各ウィルスの写真を示します。

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

ノロウィルス        >>詳しい記載  

 
引用:ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

インフルエンザウイルス
引用出典:広島市/衛生研究所トピックス

 


生物多様性に係る記載(その5:新型鳥インフル ノロの突然変異、凶暴化は放射線によるのだろうか?)

2013-05-04 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05-02投稿、05-04追加・更新

 既報(その2)で記載したように、福島第一周辺の太平洋沿岸三十キロの範囲で、巻き貝の一種「イボニシ」が東日本大震災後、姿を消したという。

 放射能の崩壊放射線の熱化による温度上昇が原因か?どうかよくわからない現象ですが、原発から出た放射性物質や汚染水などが関係している可能性もある?という。

 熱を好むという原発周辺に集まりやすいクラゲの跋扈
とは正反対の現象です。

 上記のように、原発からのどのような種類の放射能によって生態系の淘汰・跋扈に影響しているか?不詳ですが、ウィルスに対しても影響を与えているのでは??と思われます。

何といっても、ウィルスは生態系の原点であり、イボニシの淘汰の例をみるまでもなく、放射能汚染水の影響は推察されます。

 1970以降に発見された突然変異したノロ(ウィルス)同様、鳥インフル(エンザウィルス)も人から人へ?突然変異したのでは?とも言われています。

 自然放射線強度が高い地域では、インフル(エンザウィルス)にかかり難い?という個人的な調査結果もあり、関心を持っていますが、

 話がそれますが、

 一般的に、インフルエンザウィルスは熱と湿気に弱いといわれていますが、

一口にウィルスといっても

 ノロ

かなりの熱、強塩酸にも強く食品などからの摂取によって免疫力のない人は発症するというが、オゾンなどにる酸化によって滅菌されるという。

既報エアロゾルに係る記載(その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大)  
(2013-01-08 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連)によれば、

 ノロウィルス(Norovirus)は「・・・1968年アメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスであり、集団発生348件の内、感染経路については、ウイルスに汚染された食品に由来するもの39%、ウイルスに汚染された水によるもの3%、人から人への感染によるもの12%、不明18%、データがないもの28%、・・・。原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザート。・・・

 また発展途上国では、小さいこどものうちから感染して免疫抗体を持つ人の割合が高いです。アメリカ合衆国では、年齢とともに、その割合は高くなり、18歳の人たちで50%に達します。しかしながら、免疫は永続的なものではなく、再感染が起こりえます。
 
日本の食中毒統計においては、ノロウイルス(Norovirus)は、小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)の名称で平成10年(1998年)から病因物質として統計がとられていました。平成12年(2000年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、247事件で、8117人の患者発生、死者0人でした。・・・

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・

 図2. ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

 60度の温度では30分の加熱でも感染力は残ることが知られています
・・・
ノロウイルスに汚染されたモノの表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム、あるいはグルタルアルデヒドが有効です。」という。

 また、元祖鳥インフルについても、

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

  一昨年以前では、ここ十数年来、これだけ社会問題化したという個人的には見聞はなく

 ノロ同様に突然変異して、人から人(排泄物など含む)に伝染すれば、渡り鳥による伝染によって、有史以来の世界的な疫病が発生する要素???も潜在的にはあり注意必要かと思っています。

 中国内ではその発生地域として 

中国BBS】鳥インフルに不安の声…なぜ長江デルタに集中?によれば、
2013/04/05(金)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0405&f=national_0405_026.shtml

「中国メディア虎撲の掲示板に「鳥インフルエンザウイルス感染者はなぜ長江デルタ地域に集中しているのか」というスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが議論を交わした。
・・・今回の鳥インフルエンザウイルス感染者が上海市、江蘇省、浙江省といった長江デルタ地域に集中していることを疑問に思ったようで、「非科学的な感じがする」と述べた。・・・」という。

上海市、江蘇省、浙江省といった長江デルタ地域
         (google画像検索から引用)

 別報の地震の発生要因として環境放射能の影響が大きいことから、地中、空気中に無数生息しているウィルスなど微生物への影響も自ずから大きいと想われます。
参考投稿:(その16-2:<追記>中国 有害濃霧での「閃光」発生地域の特徴)
 河南省の南部地域にはレアアース鉱床が存在、中国広東省陽江市の高自然放射線地域

  <キーワード>
長江デルタ地帯の特徴について?
ノロ発祥地ノーウォーク(Norwalk)の特徴について?

以下、環境放射能のウィルスなど微生物への影響に係る記載を調べました。

YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298
(一部割愛しました。)

http://foodirra.jaea.go.jp/dbdocs/004045002034.html

 近年、抗生物質の多用により薬剤抵抗性菌が

 増加してきており、その対策が問題となっていることを
参考に将来、放射線抵抗性細菌が増加して
放射線殺菌の効力が薄れるのではないかとの
指摘がされることがある。・・・

 【福島を中心として「放射能土壌生態系(=腐海」)

~凶暴化した放射能ウイルス・バクテリア】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1180723216

の事を思い出しました。

 要するに、

放射線照射によって「塩基配列」の組み換えが生じ、

突然変異が生ずるわけですが、

 アレクセイ・V・ヤブロコフ博士「チェルノブイリ」の記述によれば、
「放射能が降り注ぐことで微生物が住む土壌生態系が沸騰・活性化し、
凶暴なウイルス次々と生まれる一方で良性のバクテリアが死滅した」
そうです。

~参考~
〔5.11 感染症および外部からの寄生虫の侵襲〕
チェルノブイリの放射性核種による汚染は、
微生物相・家禽・共生生物(寄生虫や片利共生動物)に影響を与え、
われわれの生物学的なコミュニティを変化させた
「チェルノブイリの放射性核種によって汚染されたエリアにおける、
腸の中毒症状・胃腸炎・バクテリア種・ウイルス性肝炎・呼吸器系の
ウイルスによって特徴づけられるような増大した発症率および深刻な
病気の証拠が存在する。遺伝的な不安定性が汚染エリアで著しく増大し、
ウィルス性そして他のタイプの感染症にかかりやすい結果となった。」

 一歩間違えれば、「生物兵器」への悪用可能性も

秘められているだけに、ロシアの公式見解では

触れられていないようですが、

ロシア科学アカデミーの調査によると、

健康被害の多くに、(単に免疫機能の低下というよりも)

(特定周波の)慢性的照射によって特殊な突然変異が

生じ、耐性を獲得した凶暴なウイルスが複数誕生した模様。

その耐性の程度はヤブロコフ博士の文献からは

明らかになってはいません

(ロシア科学アカデミーですら国家機密事項として封印)が、

 

【 IAEAと福島県、放射能対策で“覚書~悪魔に魂を売った福島県 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1398745518

表向きは「放射能対策」としても、IAEAが福島を事実上占領した

真の理由も、このあたりに隠されている模様。

イラクにおいても、アメリカが「生物兵器」の発見に躍起になりました

が、逆に見れば、米国がそれだけ「生物兵器」の開発に

血眼になっていると言えるのではないでしょうか。

 

【 福島原発事故により環境に放出された放射性同位体(核種)31種類 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1280565232

特に電磁的影響を有するγ線核種のうち、どれかの核種の

発する特定周波が有意な突然変異を誘発する危険性を

有している事は間違いないようです。

 

【 首都圏の子供の約60%が「好中球減少症」(白血球の数値に異変) 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1498472289

もそうですが、

【風疹患者、爆増~Cs-137で胸腺破壊

⇒リンパ球T細胞がない状態(免疫不全)】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1092272865
【季節外れの「RSウイルス感染症」が大流行

〔最悪記録更新2011年の2.7倍〕】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194727016

 とF1事故以降、感染症の拡大が半端ではありません。

 

近年、ニュースが相次いでいる(細菌ではないものの)

ノロウィルス感染症にしてもそうでしょう。

ex)

【広島県~ノロウイルス拡大、患者1000人超】
【宮崎県~「ノロ」感染拡大(入院患者と職員あわせて44人)、6人死亡】

【大分県~3施設27人が食中毒症状、ノロ検出】

 

【愛知県~ホテルで49人の客がノロウイルス集団感染】

【京都府~孤立集落で住民約90人食中毒、救援物資が原因か】

 

【北海道~食堂で食中毒、12人からノロウイルス 】

 

【山梨県~ノロウイルス食中毒、1180人超 】

【神奈川県~ノロ集団感染 4人死亡、発症者は100人超】

【茨城県~児童ら80人食中毒、従業員など15人からノロ検出】

【群馬県①~ノロ集団感染(入所者と職員計18人)か、高齢女性が死亡】

【群馬県②~ノロ集団感染(入所者と職員計13人)、高齢女性が死亡】

【山形県~温泉施設で宿泊客ら40人が食中毒】

【東京都~東京プリンスホテルでノロ集団食中毒 76人が軽症】

 

【豪華客船でノロ集団感染か 400人以上に症状】

(世界最大級の豪華客船「クイーン・メリー2」と「エメラルド・プリンセス」の2隻)

⇒日本から輸入した食材の一部から感染が拡大したと仮定したら?

 

【 放射化した日本人?

~東北・関東地方の皆様の見えない健康状態を予測 】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1491889929

⇒つまり、被曝した人間の体内でウイルスに突然変異が

生じ「ウイルスが進化」していると言えるのではないでしょうか?

白血球を中心とした免疫機能の低下と言うよりも、

体内に残留放射している放射線の影響によって

ウィルスが凶暴進化する作用に免疫機能が追いついて

いけなく、終局的には

「胸腺破壊⇒リンパ球T細胞がない状態(免疫不全)」

に陥っているものと予想できます。

 

特に、放射線によるウィルスの突然変異の極例として、
エイズウィルスが大気圏核実験で生まれたことは
よく知られています。
(スターングラス「人間と環境への低レベル放射能の脅威」
あけび書房)

 

【多くはエイズ患者のように極端な免疫力低下による

感染症で亡くなるのでは?】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1493447709

とヘレン・カルディコット博士が危惧しているのはその趣旨かと。

 更に恐ろしいのが、通常空気中に浮遊する「灰色カビ病菌」ですらも

放射線の慢性照射によって突然変異しやすくなっている

可能性もあるということ。・・・」という。

 


中国の鳥インフル感染 地震発生の四川省にも可能性がある?という。その実態はいまだグレーか?

2013-04-27 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-04-27投稿

 既報地震および津波に係る記載(その45:中国 四川でM7地震に係る雑感)(2013-04-20 )で記載の四川省でも鳥インフル発生の可能性?があるという。

Live door ニュース

地震発生の雅安で「鳥インフルの可能性、排除できず」=中国政府


鳥インフルはPM2.5のひとつ 黄砂の季節  今後の有害粒子の飛来には注意しよう!

2013-04-09 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-04-09投稿、追加・更新

 既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)にて、放射能など有害微粒子・エアロゾル関連の投稿を整理しました。

 昨今でも、エアロゾルのひとつである中国鳥インフル問題が発生しています。今回の新型鳥インフルは人にも感染する可能性もあり、今後は黄砂、pM2.5に付着して、風とともに、わが国にも飛来してきて少なからず影響することもあるのだろうか?

 暖かくなりつつある季節であるが、大気汚染粒子黄砂に加えて、天然、人工を含めて対流圏におけるさまざまな汚染粒子、および電磁圏のスペースデブリ、隕石の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質の分布状態によって影響される暑さ寒さの繰り返しとともに、わが国では全国的に、突風が吹き荒れ、そこら中に拡散されて蔓延して、この先、一体どうなるだろうか?思いやられます。

 既報大気汚染が最悪な国はインドとのこと。大陸からの越境大気浮遊粒子の発生源の証明が必要か?とも思っています。

 大気汚染国別ランキングによれば、アジア大陸に属する韓国、イランの汚染も多いが、ベトナム、中国、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、インドの順で汚染が酷いようです。

 一般的には大気汚染粒子(PM2.5)は例年、春先になると突風、嵐によって発生しやすくなる黄砂との複合化が進んでいると推察されます。

 

参考関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
エアロゾルに係る記載(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感) 

 参考までに、昨今の状況をSPRINTARS大気汚染粒子黄砂の予測から引用して記載しました。

 

 <黄砂>                    <大気汚染粒子>  

 

 

 

 今回はいずれ、偏西風によって日本にも影響があるのだろうか?と思って、
最近、あまり話題に登らない黄砂、大気汚染粒子(PM2.5)で日本より大陸の影響を受けやすい韓国の近況を調べました。

YAHOO ニュース

ソウルのPM2.5の濃度、ニューヨークやロンドンの2倍=韓国
サーチナ 4月8日(月)11時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000020-scn-kr

「韓国環境省は7日、2011年以降、ソウルをはじめ全国測定所11カ所の超微細粉じん(PM2.5)を測定・分析した結果、ソウルでの濃度が、米ニューヨークや英ロンドンなどと比べて2倍近く高いことが分かったと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、「体の中に入る超微細粉じん、ニューヨークやロンドンの2倍」、「肺に直接浸透する超微細粉じん、ソウル濃度25.2でニューヨークの倍」などの見出しで伝えた。

 超微細粉じん(PM2.5)は直径が小さいほこりで、肺に直接浸透するため、通常の粒子状物質(PM 10)よりも健康にはるかに悪いと説明。

 特に大気の穏やかな春には暖かい天候の影響もあって超微細粉じんの濃度が上がる。ソウルは、中国発の汚染物質の影響と、世界のどの都市よりも密集している都市環境のために、春だけでなく1年を通して超微細粉じんの濃度が上昇するため、問題は深刻であると指摘。

 今回の調査の結果、昨年、ソウルの年平均超微細粉じんの濃度は、25.2μg/立法メートルで、米国ニューヨーク13.9μg/立法メートルの倍に近かった。米ロサンゼルス(17.9μg/立法メートル)、英国ロンドン(16.0μg/立法メートル)、フランスのパリ(15.0μg/立法メートル)などほかの都市に比べてもはるかに高かった。

 また、ソウルだけでなく、全国測定所11カ所のうち6カ所で、昨年基準値以上の超微粒子が測定された。韓国、中国、日本の共同研究の結果、韓国大気中の硫黄酸化物の約30%、窒素酸化物の40%程度が中国などほかの国から移動してきたものと推定された。

 環境省は、今年上半期には超微細粉じんの濃度を予測する「PM 2.5総合対策」を確定して本格的に推進する一方、煤煙(ばいえん)が一番激しいディーゼル車の排ガス基準を強化し、中国との環境協力を拡大する。(編集担当:李信恵・山口幸治)」

 

【関連記事】

 

  • 中国、大気汚染により年間120万人が「早すぎる死」=中国報道
    「・・・発表されたデータでは、世界的には7番目に大きな死亡リスクとされる「顆粒物質による環境汚染」が、2010年の中国においては飲食、高血圧、喫煙に次ぐ4番目に大きな死亡リスクで、屋外の大気汚染による死亡者数が120万人と、世界の死亡者数320万人の40%近くに達したことが示された。

      記事はまた、この研究によって中国同様人口密集地で大気汚染が深刻化しているインドでも、2010年に62万人が屋外の大気汚染によって死亡したことが明らかになったことも併せて紹介した。・・・」

 

⇒鳥インフルの現状の死者7名余、ノロ感染を含めて大気中の汚染微粒子にはさまざまな有害な物質が含まれていて、インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という何が主因なのだろうか??? 

 PS:
 
韓国で問題としている超微細粉じん(PM2.5)は25.2μg/立法メートルであり、既報にて記載した中国北京の1立方メートル当たり約900マイクログラム(μg)と比べて極端に低いのでなぜこんなに騒ぐのだろうか?
 ちなみに、わが国のPM2.5の基準は35μg/立法メートル。

 こんな記事があったので追記しました。
NEWSポストセブン

2011.04.20 07:00


韓国ネット不安蔓延 「黄砂+放射能」で「黄砂能」の造語も
http://member.news-postseven.com/archives/20110420_17986.html
3月20日、韓国でこんな報道があった。教育科学技術部が過去10年、毎年2月から4月にかけて黄砂が集中的に発生する期間、大気と地表から放射性物質セシウムが検出されていたことを明らかにしたというのだ。同部では、セシウムは黄砂によって運ばれてきたと推測している。

 韓国のネット上では「放射能」と「黄砂」を組み合わせた造語である「黄砂能」という言葉まで生み出され、多くの人々を不安がらせている。中国に詳しいジャーナリストの富坂聰氏はこう話す。

 

1990年代半ばころまで中国は核実験を頻繁に行っていました。当時も、放射性物質を日本ほか周辺の国にまき散らしていました。そのときのセシウムがまだ残っていて黄砂とともに飛散してきたとしても不思議ではありません

 

 日本の気象庁に聞くと、これまで黄砂の放射線量を計測したことがないとのこと。しかし、もし韓国の調査が本当だとすれば、この黄砂により、福島原発からははるかに遠い西日本でも放射能の影響を少なからず受けることになる。※女性セブン2011年4月28日号」

ということと何か関係あるのだろうか?

 とにかく黄砂の季節につき、大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?気になるところです。

 関連投稿:
大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは 
偏西風などによって大陸からの黄砂、PM2.5の飛来は昨今、増加しています。2.5ミクロン以下の黄砂も有害物質を付着していると想われますので黄砂2.5として大気汚染粒子にいれたら、人への災害を未然に防げる手法として解り易いのではと想っています。
個人的には、天気予報の中に、衆知し易い局地向けの風向・風力予報があればとも思っています。
・・・黄砂は大陸の砂漠、沙地地帯から巻き上がった砂塵の代名詞であり、その粒度分布は幅広く、一般的には黄色~赤い天然土由来の鉱物の砂塵といえば、・・・

 


中国鳥インフル感染で死者発生 人から人に感染の恐れも ワクチンの開発へ 

2013-04-06 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-04-05投稿、04-05追加

既報に引き続いて、中国で人に感染して、死に至らしめる新型「鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)」に係る情報を調べました。

47トピックス
【鳥インフルエンザで死者】流行阻止へ正念場 日系企業に広がる動揺 
http://www.47news.jp/47topics/e/239978.php

H7N9型鳥インフルエンザウイルスの人への感染が世界で初めて確認され、中国の 習近平 (しゅう・きんぺい) 新指導部は流行阻止に向け正念場を迎える。地元政府は予防に全力を挙げるが、 死者は3日までに3人に。

 海外の専門家は既に大規模感染が起きている可能性も指摘。感染者が出た上海市や江蘇、浙江両省は代表的な経済発展地域で、日系企業の間では大気汚染に続くリスクの発生に動揺が広がる。

 ▽教訓は新型肺炎

 「人から人に感染しやすくなる遺伝子変異が既にウイルスに起きていて、世界的な大流行につながる可能性も否定できない

 感染症に詳しい米ミネソタ大のマイケル・オスターホルム教授はこう警告した上で「今後は感染経路の解明だけでなく、ワクチン開発を急ピッチで進める必要がある。タミフルなどの治療薬の準備も重要だ」と訴えた。

 米疾病対策センター(CDC)は「現時点で事態の深刻さについて臆測するのは早すぎる」と慎重姿勢だが、ワクチン製造に必要なウイルス株の培養に向けて情報収集に着手した。

 中国での感染症対策で世界の専門家が教訓としているのは2003年の新型肺炎(SARS)の大流行だ。中国当局の対応遅れなどで感染が30を超える国・地域に拡大し、世界で8千人以上が感染し、750人以上が死亡した。

 世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)の当局者は「同様の事態は絶対に避けなければならない」と気を引き締める。

 ▽日中経済に影響も

 上海の日本総領事館によると、11年末時点の日系企業数は、上海が約8800社、江蘇省が約7600社に上る。浙江省にも3千社以上がある。

 世界の都市別の日本人長期滞在者は上海が5万6千人以上と最多で、H7N9型が大流行すれば影響は計り知れない。

 SARS流行の混乱を知る上海の邦銀社員は「あの時は中国内や中国と海外との行き来が制限された。人や物の流れが滞れば、日系企業の活動はもちろん、中国や日本の景気にも悪影響が出る」と懸念する。

 4日は祖先を供養する中国伝統の祭日「清明節」。この日から3日間の連休に入り、繁華街や観光名所に多くの人が繰り出すが、家族で江蘇省蘇州市への旅行を考えていた上海市の日本人男性は「蘇州では感染者も出たし、人混みは不安だ。旅行はやめる」と話した。

 ▽問われる情報公開

 ウイルス表面にあるタンパク質の型を示すH7型の中では、H7N7型が03年にオランダで流行し約90人が感染したが、ほとんどがタミフル投与で治った。

 中国の現状について 菅谷憲夫 けいゆう病院参事は「軽い症状の患者が出ているのか、鶏や豚で流行があるのかといった情報に注目していきたい」と指摘する。

 SARS流行の際は感染者数を過少報告し、当時の衛生相と北京市長が更迭される事態になったこともあり、中国の短文投稿サイトには「SARSを思い出せ。政府の発表は信じるな」との書き込みが相次ぐ。

 上海市の発表が今回、男性2人の死亡から3週間もたった後だったことに批判も出ており、習指導部は情報公開の在り方も厳しく問われている。(共同通信)2013/04/04 13:23

⇒どのように変異したのか?因果関係が不詳で、雲をつかむような現状ですが、ウイルス表面にあるタンパク質の型を示すH7型の中では、H7N7型が03年にオランダで流行し約90人が感染したが、ほとんどがタミフル投与で治ったということから、万一に備えて有効なワクチンを準備しておかないと、野鳥飛来によって日本に伝染しないことを祈ります。

2011年1月、宮崎県で流行した鳥インフルはH5亜型であり、

2003年にオランダで流行したのはH7N7型とのことですが、人工的に開発することも可能なウィルスという。

新種の鳥インフルエンザウィルス 
'11-12-07記載:オランダで鳥インフル「新種開発」
恐怖のシナリオ「生物テロ」「ヒトで大流行」
2011年12月01日19時13分 J-CASTニュース

 PS:04-06

gooニュース2013年4月6日(土)08:08 産経新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130406124.html
「中国で発生した鳥インフルエンザ(H7N9型)が人から人に感染する事態に備え、国立感染症研究所(東京都新宿区)は5日、2週間以内に中国からウイルスを入手し、ワクチンの開発を開始すると発表した。国内のワクチンメーカーは、厚生労働省と情報交換しながら、ワクチン製造体制を整える。

 日本ワクチン産業協会(千代田区)によると、一般的な季節性インフルエンザワクチンは、ニワトリの有精卵から造られる。卵の中にインフルエンザウイルスを接種。卵の中でウイルスを増殖させ、そこから取り出したウイルスを精製して毒性を弱める。ワクチンの出荷までにかかる期間は約半年。平成21年の新型インフルエンザ流行の際も、ウイルス入手からワクチン供給までに半年近くかかっている。

 感染研は、短期間で爆発的に広がる恐れがある新型インフル対策には、なるべく早くワクチンを供給する必要があるとして、ウイルスを入手次第、ワクチン製造に適した株を選び出し、メーカーに提供するとみられる。

 現在、国内で季節性インフルエンザのワクチンを製造しているのは4社。このうちの1社である化学及血清療法研究所(熊本市)は「現在は次の冬用インフルワクチンを製造しており、鶏卵は毎日入荷している。新型インフル用ワクチンの製造要請が来たら、鶏卵に接種するウイルスを新型ウイルスに変えることで対応できる」としている。」


中国鳥インフル、強毒型に変異か 人から人に感染の恐れも  

2013-04-04 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-04-04投稿

 最近、また鳥インフルエンザが中国で流行しています。野鳥によって伝染して家畜類に影響を与えることで、宮崎県、愛知県などで大流行したのは記憶に新しい。しばらく、平穏でしたが、中国で発生した鳥インフルは人にも感染して、発症後、死亡したという。

47ニュース
鳥インフル、邦人に注意呼び掛け 上海の総領事館
http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013040301001513.html
(一部割愛しました。)

「【上海共同】中国上海市の日本総領事館は3日、江蘇省で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の患者がさらに4人確認されたことを受け、衛生管理に注意するよう在留邦人に呼び掛けた。

 ホームページで「生きた鳥が売られている市場などで不用意に鳥や家畜に近寄らないように」と注意喚起。人混みでは必要に応じてマスクを着用し、高熱や呼吸困難の症状が出た場合はすぐに医師の診断を受けるよう求めている。

 

 上海市に長期滞在の日本人は5万6千人以上と中国でもっとも多く、隣接の江蘇省にも1万人以上がいる。今回の鳥インフルエンザは計7人の感染が確認され、うち上海市の2人は死亡した。

◆関連記事・中国鳥インフル、強毒型に変異か 人から人に感染の恐れも
「【上海共同】中国国内で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について、遺伝子解析などの結果、本来の弱毒性ではなく発症すると重い症状が出やすい強毒性で、人から人への感染の恐れがあるタイプに変異している可能性が高いと専門家が分析していることが3日、分かった。関係筋が明らかにした。

 ジュネーブに本部がある世界保健機関(WHO)は今のところ「人から人への感染例は見つかっていない」としている。しかし変異が確認されれば感染が拡大する可能性もあるため、中国の保健当局と協力し、事態を注視していく方針だ。

2013/04/03 06:35   【共同通信】

 

 

 ⇒鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)による高熱や呼吸困難から、人が死亡にいたるまでの経緯は不詳ですが、厳正なる変異の確認、発症ルートの解明を期待します。

 先般、大量の豚の死骸が河川に不法投棄されたり、昨今の急性胃腸炎を起こすノロウイルスに汚染された食品、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザートなどから経口感染するノロウイルスによる食中毒(2012-12-16 )同様、

 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連として、これら有害微粒子を経口、吸引して発症する内部被曝に対する防護策が必要と思われます。

 

 既報によれば、
過去、PM2.5、ノロなどと比べて、一般的に鳥インフルによる人的な被災はないことも知られていますが、一部の地域で死亡例があるとういう。また、一般的には野鳥によって伝染するという。

参考関連投稿:エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)
に記載のその9-2によれば、
新種の鳥インフルエンザウィルス 
'11-12-07記載:オランダで鳥インフル「新種開発」
恐怖のシナリオ「生物テロ」「ヒトで大流行」
2011年12月01日19時13分 J-CASTニュース

⇒人工合成したウィルスは天然と
比較して少し細長いように観察されます。
既報(9-1)参照
続きを読む>>

とも言われ、何らかの原因で変異することによって、危害を与える可能性もあるという。

関連投稿:(メモ)
鳥インフルエンザに係る記載(その1:感染状況)2011-01-26)

 

日本における高病原性鳥インフルエンザの確認状況
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/
110124_japan_map.pdf

H5亜型
1月宮崎県
(2農場約42万羽) など

 

 鳥インフルエンザに係る記載(その2:伝染ルート)
鳥インフルエンザの伝染は鹿児島県、宮崎県に続いて、愛知県豊橋市での感染が確定しました。いずれもわが国のトップスリーの養鶏地に集中してる事が判明しました。
gooニュース2011年1月27日

大気汚染が最悪な国はインドとのこと。 大陸からの越境大気浮遊粒子の発生源の証明が必要か?

2013-03-25 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03ー25投稿、追加・更新

 朝日新聞

大気汚染、アジアを覆う 132カ国調査、最悪はインドhttp://www.asahi.com/international/update/0324/TKY201303240100.html

「中国で問題となっている微小粒子状物質「PM2・5」などによる大気汚染は、アジアや中東、アフリカといった地域の国々でも深刻な状況にある。経済優先で排ガス対策が後回しになりがちな国が多く、対策が急がれている。

■PM2・5は高濃度

 ニューデリー市の公立病院のぜんそく専門外来では、小さな子を連れた母親が列をつくっていた。

 ハーシュ・ダニ君(7)は4年ほど前に呼吸が苦しくなり、ぜんそくと診断された。通院と薬が欠かせない。母親のマムタさん(27)は「原因はわからないが、大気汚染のせいかも知れない」と話す。

 政府の2008年の調査では、肺の機能が不十分とされた子どもの割合は43・5%で、地方の25・7%を大きく上回る。同病院の呼吸器科医は「子どもの呼吸器疾患は増えており、汚染が要因の一つであることは間違いない」と説明する。・・・」という。

⇒大気汚染国別ランキングによれば、アジア大陸に属する韓国、イランの汚染も多いが、ベトナム、中国、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、インドの順で汚染が酷いようです。

 今までの報道が中国大陸が発生源のような表現が多いようでしたが、本ブログでは大陸(アジア)からの大気汚染粒子と常々記載していました。

 また、4年ほど前に呼吸が苦しくなり というように、この数年来の日本における猛暑など異常気象と合致しているとも思われます。経済優先で排ガス対策が後回しになりがちな国が多いとのことですが、

主原因である大気汚染粒子に加えて、

既報の引用、SPRINTARSの予測動画から見ても、甘粛省以西の自治区、西蔵(チベット)、新疆維吾爾(しんきょうウイグル)、また、インド北部、パキスタンでも黄砂量発生していることから、

黄沙との複合化が進んでいると推察されます。


 

 <黄砂>                    <大気汚染粒子> 

 

 

 

 SPRINTARS大気汚染粒子黄砂で予測される以外にも、天然、人工を含めて対流圏におけるさまざまな汚染粒子、および電磁圏のスペースデブリ、隕石の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質の分布状態が昨今の寒冷/温暖現象に少なからず影響していると推察されます。

 韓国は偏西風による通過地域でもあり、当然と言える結果と思われます。また、バングラディシュ、インドは今冬、異常寒波で多くの人が死亡しています。

 また、昨年の米国、今年のオーストラリアなど世界のいたるところで、猛暑によって、水不足となり、旱魃が起こり、突風竜巻などによって黄沙現象が発生して大気浮遊粒子が増加していることが推測されます。

世界の黄砂濃度分布 (google画像検索から引用)

参考関連投稿:
(その8:観測史上最も暑い年(2012 米国)と今後の温暖化情報)
(その9:南半球 オーストラリアの猛暑と山火事)

 インド、中国および、その周辺国での汚染が酷いのはやはり地質の影響が大きいのだろうか?

 特に、インドは亜熱帯(暑い)地域であることと、 
ウィキペディア
顔料 (詳しく見る)によれば、顔料の世界市場規模は2006年時点で740万トンだった。生産および需要の中心はアジア中国インド)に移りつつあることも個人的には風化し易い?地質の影響が気になるところです。

 要するに、大気浮遊粒子が増加の発生源はどこで、どのような組成なのか知ることによって、その対策ができるわけです。

 例えば砂漠からの砂嵐が主因ならば、国際的に協力して緑化するとか。また、一般的には砂漠地域は渇水環境なので、例えば、大規模な海水淡水化装置を設置して供給するとか。・・・杞憂しています。

 そのためにも、例えば、粒子径、組成を確認することによって、大陸からの越境大気浮遊粒子の出所(発生源)の証明が必要な時代となりました。

参考情報:
SHIMADZU 粉博士のやさしい粉講座 環境分野と粉体測定
http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/
beginner/b03.html

イラク(中東)からの黄砂によれば
(一部割愛しました。)
「通常の黄砂は、中国大陸で巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って飛来します。ところが、この時期、中国大陸では大規模な砂嵐の発生がなく、イラク(中東)で大規模な砂嵐が発生しており、これによって巻き上げられた砂塵が日本まで運ばれてきたものだと考えられています。

平均的な地殻組成例

  (google画像検索から引用)


関連時事を追記しました。

PS:

YAHOOニュース
大気汚染、中国から日本への“越境汚染説”に
専門家が反論「科学的根拠なし」―中国報道 
3月23日(土)19時37分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130323-00000010-xinhua-cn

「日本の48カ所の大気観測地点で1月31日、基準を上回る微小粒子状物質「PM2.5」が観測され、中でも地理的に中国に近い西日本エリアの濃度が高かったことから、日本のメディアは「中国大陸からの越境汚染だ」と報じた。これについて、北京師範大学環境学院の趙教授は「いわゆる越境汚染は非科学的な言い方だ」と反論した。中国気象報が伝えた。
・・・
趙教授によると、米NASAが作成した「大気圏PM2.5背景値分布図」が示しているように、北アフリカからアラビア半島、中東、南アジア北部、中アジア、中国北部、モンゴルまでの地域は幅2000-3000キロ、距離1万キロ超の高PM2.5地帯だ。局地的な静的観測により、日本の上空を舞う砂が中国大陸からの越境汚染であるという判断は科学的ではなく、無責任だという。

3月10日、関東地域は強い風が吹き、煙霧となった。日本のメディアは、この天気は中国の影響を受けたものだと報じた。しかし気象庁はその後、「強風が地上の砂埃を巻き上げたものであり、中国からの黄砂は観測していない」と発表した。

日本の政治評論家、本沢二郎氏は「東京の砂埃と自動車排気ガスはいずれもPM2.5汚染を招く可能性がある」と指摘した。

趙教授によると、国際環境学者、ダニエル・ボトキン氏が行った研究の結果では、大気圏にある顆粒物の89%は自然から発生したもので、人的要因は11%に過ぎない。煙霧形成における人的活動の影響は限定的だ。微風や逆温層、大気湿度上昇などの自然要因が煙霧発生の原因となる。

大気中のPM2.5は長期浮遊顆粒物に属し、大気中に長期浮遊し、数千キロ離れた地点にまで移動する。煙霧は酷暑、降水と同様に自然現象に属する。うちPM2.5は自然要因や人的要因で発生したもので、PM2.5に具体的な国籍を与えることは人々を説得させられない。

中国気象科学院大気成分研究所の王亜強副所長は「中国の汚染物質は日本に多少の影響を与えるが、日本の汚染は中国からのものだと断定するわけにはいかない。既存のモニタリング手段では、他地方からの汚染物か、現地の汚染物かの区分を付けるのは難しい。なぜなら、発生源が多様だからだ。日本の汚染物質の濃度上昇はこれと同じだ」と説明した。
中国工程院の王如松院士は「生態系と大気は国境のないもので、空気の流れは汚染物質をほかの地方まで運ぶ。周辺国の汚染物が中国に飛来する可能性もあれば、中国が周辺諸国に汚染物質をもたらす可能性もある」と語った。

国家気象センター数値予報センター、北京区域環境緊急反応センターの盛黎技師は、「日本は自動車排ガスやブラックウッド、二酸化硫黄などの発生源をモニタリングするが、これらのデータはほかの国に向けて公表されていない。従って日本のPM2.5の発生源を判断するのは難しい」と指摘した。(編集翻訳 伊藤亜美)」という。

関連投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)
異常気象など天変地異に係る投稿(その4 '13-01-03~'13-03-19)

 


エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)

2013-03-21 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03ー20投稿、03ー21修正、追加・更新

 空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
 
 最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、環境放射能などもエアロゾルのひとつとして挙げられます。

  上記エアロゾルは環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えています。

参考関連投稿:
その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
続きを読む>>
その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
続きを読む>>
その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
続きを読む>>
その9-4:(南相馬市の黒い粉)
続きを読む>>

 

 粒径は分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となります。

 

 既報エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)(2012-07-15 )に引き続いて、地球環境に悪影響を及ぼしているエアロゾル関連の投稿を整理しました。

<エアロゾルに係る投稿>'12-07ー14~'13-03ー20

ウィルス:
(その18:ノロウイルスによる食中毒、感染性胃腸炎について)

(2012-12-16
 (その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大) 
(2013-01-08)
一般的に、インフルエンザウイルスは温度、湿度に弱いと言われています。
 人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。 なぜ、韓国で、宮崎県で、感染するのかとは思っていますが、・・・。1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスですが、ウイルスに汚染された食品、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザートなどから経口感染して、ノロウイルスに汚染された食物や水を摂取してから12-48時間後に発病し、症状は12-60時間持続します。ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強く、室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれている。
* トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。セッケンを使い水道の流水で20秒以上洗いましょう。という。・・・


異常気象:
(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)

(2013-01-14 )
異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。・・・

(その23:大気エアロゾル(微粒子)予測 )  
(2013-01-23 )
大気エアロゾル(微粒子)予測データを調べました。
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデルという。・・・

 (その25:気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?)
(2013-02-02)

(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感)
(2013-02-14 )
わが国の高度成長期の状況と比べて、はるかに環境汚染をしていることが推察されます。わが国の場合は工業地帯周辺地域のみにある程度限定されていました。
もちろん、狭いわが国でも地域によっては、または長期化すれば、大変な事態になっているかもしれません。・・・これら有害微粒子による内部被曝生態系異常気象など天変地異地震・津波など諸悪への影響について以前から関心を持って今まで調べていますが、・・・
  今後、慢性化すれば、非常事態となる大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して、対策を講じないと、長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガスなどをはるかに通り越して、近未来に地球環境、ひいては生態系に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。・・・

(その27:PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査)  
(2013-02-16 )
中国大陸における汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移の今後の指標になると想われます。 

(その28:PM2.5大気汚染物質に対する国内監視状況の現状)
(2013-02-19 )

(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
(2013-02-23 )
SPRINTARS大気汚染粒子黄砂で予測される以外にも、天然、人工を含めて対流圏におけるさまざまな汚染粒子、および電磁圏のスペースデブリ、隕石の破砕微粒子、火山灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質の分布状態が昨今の寒冷現象に影響していると推察されます。汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画(大気汚染粒子)から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移の今後の指標になると想われます。 

(その29:<追加>大陸からのPM2.5大気汚染物質の飛来に対する情報)
(2013-02-23 )

(その31:国内における大気汚染の現状を多角的に監視しよう。)
(2013-02-26 )

(その32:PM2.5、中国だけが原因じゃない 日本にも発生源に係る雑感)
(2013-02-27 )

(その33:70マイクログラム超で外出自粛=PM2.5対策で暫定指針に係る雑感)
(2013-02-28 )

(その34:インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という)
(2013-03-03 )

(その35:大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!)
(2013-03-08 )

SPRINTARSの予測動画から引用

 <黄砂>                    <大気汚染粒子> 

 

 

甘粛省以西の自治区、西蔵(チベット)、新疆維吾爾(しんきょうウイグル)で発生した黄砂の量が多いようです。また、インド北部、パキスタンでも多量発生しているようです。

 

地震前兆:
地震前の爆縮現象(環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象。竜巻・突風も随伴して、雲底が赤く染まるメカニズムが
 環境放射能の励起作用によって、大気中に共存している自然蛍光性鉱物のエアロゾルなどを放射化もしくは励起して、オーロラ現象のように、紫外光(波長約380nm)~赤色光(波長約700nm)を発生させているのか?
 または、砂風によって大気中に舞い上がった環境放射能を含んだ?風化したエアロゾルの色なのか?
 どちらが主因なのか?発光現象と引用文献には記載されていますが、個人的には不詳なためです。・・・
今まではオーロラ現象の類か?と思っていましたが、地震雲の発生には正体不詳の雲粒核が必要ともいわれています。また、個人的には、赤系の体色をもつエアロゾルが励起発光していることも妄想されます。

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)

 オーロラ現象とは?
大気中の酸素原子や窒素原子などの物質に高速で電子が衝突して発光しているという。

 
 (google画像検索から引用)

 

(その21:エアロゾルの組成と色調との関係)  
(2013-01-18 )
仮説のひとつとして、既報(その21その21ー2)では、最近、オーストラリアで赤い砂嵐が発生したということから、エアロゾル化した砂塵そのものが雲底に集まったための着色現象としたら、どのような組成の無機物質が該当するのか調べました。

「砂嵐」の発生状態をgoogle画像検索から引用しました。

 

オーストラリアでの光景 2009/9 

 その21ー2:(追記)エアロゾルの組成と色調との関係に係る雑感)  
(2013-01-19)


(その22:エアロゾルの組成と蛍光発光色との関係<地震前赤色発光の写真>)  

(2013-01-20)
赤色蛍光発色している雲とは一体どのようなものか? 公開されている写真をgoogle画像検索から引用して記載しました。
写真ではオーロラ現象による発光現象と複雑などすぐろい色という不透明感もあるようです。・・・空全体および周辺に存在している雲の色が変わるのは着色したエアロゾルの色とエアロゾル微粒子自体およびオーロラのようなガス(窒素、酸素、水素、ネオン・・・)の蛍光発光かどうか?については不詳ですが、両方とも絡んでいる可能性が現状考察されます。

引用:気象庁 精密地震観測室
http://www.jma-net.go.jp/matsushiro/learning/mat-swarm.html
(一部抽出しました。)



 

(その24:地震の前兆として発光可能な組成とその他の要因について)
(2013-01-25 )
もうひとつの仮説として、大気中の酸素原子や窒素原子などに高速で電子が衝突して発光しているというオーロラ現象のように、環境放射線であるべ-タ線(電子線)、ガンマー線、ミューオン、ニュートリノ、紫外線などによって放射化もしくは励起されて、蛍光発光する原理で、風化して大気中に舞い上がったエアロゾル砂塵が異常赤色発光を発生させている可能性がありえるのか?と以前から個人的に思っている仮説に基づいて、赤色発光する自然蛍光性鉱物にはどのようなものがあるのか?・・・
電離層のプラズマから遊離?した電子線が窒素、酸素などを励起して発光するオーロラは高度1000kmぐらいで発光していますが、数千mの雲の高さ程度では真空度が低くなるので電子線ではなく紫外線、ガンマ線などの励起で発光するのだろうか?と想われます。

<エアロゾル関連投稿>

大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは (2013-03-15 )
偏西風などによって大陸からの黄砂、PM2.5の飛来は昨今、増加しています。2.5ミクロン以下の黄砂も有害物質を付着していると想われますので黄砂2.5として大気汚染粒子にいれたら、人への災害を未然に防げる手法として解り易いのではと想っています。・・・

環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!(2013-03-14 )
 3.11大震災によって、有害物質が環境中に大量漏洩した福島原発事故から2年。いまなお、福島原発の収束の目処は立っていないないようです。
 結果として、福島原発事故によって発生した放射能汚染は人知を超える複雑さから、その収束、および生態系に与える影響について、さまざまな分野で議論されていますが、現状、結論には至っておりません。
加えて、
 昨今、顕在化して衆知となった大陸からの黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスなど陸海空に存在している有害物質は放射能と並んで、もしくは複合化、共存して、生態系に対して悪影響を与えているのでは?と推察しています。因果関係は現状不詳につき、徹底究明を!期待します。顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性の解明、および高感度・高分解能の分析によって組成解析が出来るように工夫して、私も含めて多くの人が妄想?を起こさないためにも有害な汚染物質の実態(質/量、望ましくは個数)を的確に把握することが必要かと思われます。・・・


大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?(2013-03-11)
黄砂が飛来するとPM2.5も増加する傾向にあるという。
黄砂の2.5ミクロン以下のものは大気汚染粒子PM2.5の範疇にいれたらと個人的には思っていますが、大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?の情報に関心があります。
さらに、
 もし有害物質が吸着した黄砂を大気汚染粒子とすれば、目には観えませんが、とてつもない量の汚染量となることが推察されます。また、測定方法の原理について、よく理解しなければなりません。・・・


 異常気象に係る記載
(その15:大気エアロゾル粒子と寒冷化現象に係る雑感)(2013-01-23 )

 (その22:春一番後の寒さと暑さの繰り返し。原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?)(2013-03-13)

 わが国の地質・地層調査に係る記載

陸・海底を構成している地殻の地質の違いによってさまざまな組成、電荷、磁性をもつエアロゾルの影響度が違うのだろうか?

 

(その1:地殻の平均的な組成)
(その2:九州の土砂災害地域の特徴)

(その3:猛暑地域の特徴)
(その4:活断層と単なる断層との違い)
(その5:岐阜県で発生した光化学スモッグの要因に対する考察)

 

 


大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは 

2013-03-15 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03-10投稿、03-15修正・追加・更新

PS03-15: 下記の記載について修正・追加しました。

 偏西風などによって大陸からの黄砂、PM2.5の飛来は昨今、増加しています。2.5ミクロン以下の黄砂も有害物質を付着していると想われますので黄砂2.5として大気汚染粒子にいれたら、人への災害を未然に防げる手法として解り易いのではと想っています。

 人体に及ぼす影響として、エアコン、エアークリーナー、電気掃除機などのフィルターに集積された有害物質を吸着した黄砂、PM2.5など粉塵をフィルター交換時、洗浄時に吸引することによる二次災害について最近無視できないと思われます。集塵された高濃度のさまざまな有害物質が凝縮されている粉塵を吸引しないために、適正なマスクの選択、および手袋、衣服など保護具を着用することが望まれます。

 個人的には、被災が顕在化するか否かは、個人差が出る要因として重視しなければならない問題点と思われます。

また、

 最近国内では強風がよく発生しています。強風による二次拡散にも注意必要です。3月になってからの寒暖状況は気温は上昇傾向ですが、相変わらず、三寒四温的な様相です。詳しくは>>
 これらは大気中に浮遊する微粒子の質もしくは量の違いによる日傘効果の一現象と想っていますが、これらはすべて「風の質/量、圧力
」によるものと考えられます。

 個人的には、天気予報の中に、衆知し易い局地向けの風向・風力予報があればとも思っています。

 風については、偏西風、貿易風などグローバルなものと、季節がからむも台風、サイクロンなど、および地域的な竜巻(トルネード)、突風、つむじ風などありますが、

 なぜ風が起こるのか?に係る記載を個人的なメモとして調べました。

教えてgoo http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3235367.html
風はなぜ発生するのですか?

自由研究で風についてやっています。
しかしいまだに風がなぜ発生するのか説明を読んでもわかりません。
教えてください。(風が発生する実験も教えてほしいです)

No.3ベストアンサー10pt

陸地と海の比熱の違い(水は暖まりにくく冷めにくい)による温まり方・冷え方の温度差で上昇気流がおきます。
なぜ上昇気流が起きるかというと熱気球が飛ぶ原理と同じですね。
空気は暖められると膨張し周りの空気より軽くなり飛ぶことができるのです。
上昇気流が起きたところは気圧が低くなりこれが低気圧といわれるものです。
空気も水と同じで気圧が高いところから低い所に流れますので風が発生するという原理です。

No.1ベストアンサー20pt

風が発生する要因は
(1)地球には大気があります。(地球の重力に空気が集まっている)
大気それ自体が自発的に動きはしませんが、地球が自転していますので、大気の中心で地球が回転することになります。
そうすると地球と大気は違う動きをしていますので、いわゆる風が発生している状態になります。

(2)地球上では太陽が当たるところ(昼)と当たらない所(夜)があります。当然昼間は大気は温まり、夜は冷めます。
大気は暖かいと体積が膨張します逆に冷めると収縮します。
なので膨張している空気は、収縮している空気の方へ拡がります。
これも風の原因です。
上昇気流、下降気流も同じような原理です。
(実際の風の要因はもっと複雑ですよ)

もうひとつ

風(偏西風)が西から来る理由がわかりませんhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/926406.html?from=recommend

「「偏西風が西から吹くのは地球の自転のせい」だそうですが,この理由がわかりません。

北極を上に,南極を下にして,その前に立ったと仮定します。
そうすると目の前の地球(表面)は,左から右へ移動しているはずです。
(東方向へ回転)
そのとき,この地球表面を覆っていた大気が,地球の自転について行けない・・
ずれが生じる・・とすると,表面にいる人間は「風が東から吹いて来た」と感じる
のではないでしょうか?

この考え方のどこに誤りがあるのか,ご指摘いただきたく・・・。

No.9ベストアンサー20pt

参考URLの「相対的に温度の低い」は誤りではありません。フェレル循環を説明する図をよく見てください。北半球では、相対的に温度が低いはずの北で上昇し、温度が低いはずの南で下降しています。

 何度も言いますが、これは平均操作をしたために出てきた見せかけの循環です。実際には、温帯低気圧の東側の高温域で上昇し、西側の低温域で下降する循環になっています。フェレル循環は、ハドレー循環のように、どこの経度でも南で上昇し北で下降するという実態のある循環ではないのです。

 一冊、参考文献を上げておきます。
 高価なので、図書館などで探してみてください。
 「グローバル気象学」廣田勇著 東京大学出版会
 ISBN4-13-064701-6

参考情報: (google画像検索から引用)

○                                     ○

gooニュース

黄砂、九州から甲信に…PM2・5も飛来の恐れ

読売新聞2013年3月9日(土)20:43
「中国大陸からの偏西風に乗って飛来した黄砂が9日、九州から甲信地方にかけての広い範囲で観測された。

 気象庁では、水平に見渡せる距離が5キロ未満になった場合は、車の運転などに気をつけるよう呼びかけている。環境省は、微小粒子状物質(PM2・5)も黄砂とともに飛来する恐れがあるとしている。

 快晴の日に水平に見渡せる距離は通常、約20~30キロだが、松江市では5キロ、静岡市や京都市では8キロとなり、甲府市や大阪市でも10キロ以上あったものの、黄砂が観測された。

 名古屋市では前夜から駐車中の車の屋根などで黄色い砂が確認された。タクシー運転手中村勝信さん(52)は「出勤した時にボンネットやフロントガラスに砂が積もっていた。天気は良いが、空が曇っているように感じた」と話していた。」

⇒今回は事前に気象庁にて飛来予報が出されていて、黄色い砂が確認されていたので間違いはないと思われますが、黄砂は大陸の砂漠、沙地地帯から巻き上がった砂塵の代名詞であり、その粒度分布は幅広く、一般的には黄色ないし赤色系の色調であります。

 春一番が吹けば砂塵は舞い上がるし、どこかの国の火山灰などが飛んで来たのかもしれません。
黄色~赤い砂塵といえば、既報地震予兆としての異常着色発光で調べた
 天然土由来の鉱物として、
赤色弁柄天然酸化鉄赤)、辰砂(硫化水銀)、鉛丹
アンバーシェンナといった褐色
カドミウムニッケルチタンストロンチウム黄鉛亜鉛黄

黒色の煤はカーボンブラック

 

 顔料の世界市場規模は2006年時点で740万トンだった。2006年の生産額は176億USドル(130億ユーロ)で、ヨーロッパが首位であり、それに北米アジアが続いている。
生産および需要の中心はアジア中国インドに移りつつあるという。
<引用:ウィキペディア顔料 (詳しく見る)>

 大部分は中国からの越境飛来粒子と想われますが、厳密にいえば、さまざまな地域の地殻から発生した複雑な汚染粒子であり、どの国どの地域で発生したものであるのか正体は不明と想われます。

 今後は出所証明が必要な時代となりました。

 すなわち、中国インド、中東、パキスタンのみならず、オーストラリア(オーストラリア西部の赤い砂嵐、米国(トルネード)、アフリカなど突風、嵐など強風によって、大気中に巻き上げられて浮遊していると思われます。
詳しくは>>


引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.htmlによれば、
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
(高さ1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

 <黄砂>                    <大気汚染粒子>

 図の大気1kmまでのエアロゾル予測では、<黄砂>と<大気汚染粒子>はあたかも反撥しているように観えますが、黄砂とは共存していないようです。

 細かい黄砂の粒子径はサブミクロンレベルと下図の引用から推察されます。また、浮遊している高さは約3000mくらいまでという。

 黄砂の粒度分布例は再三、引用していますが、
「イラク(中東)からの黄砂」によれば、
http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/
beginner/b03.html

2003年3月25日~27日にかけて、西日本において黄砂が観測されました。
  」

 粒子径は図から、中東からも飛来しているとのことで、PM2.5に相当する2.5ミクロン以下も多いということです。
要するに、中国のみならず、さまざまな発生源があります。


 話が少しそれますが、黄砂のみならず、日常、既報(空気中の塵埃の種類と粒子径)の記載によれば、
・意外と生活環境の空気中の塵埃の種類、特に個数についてはよく知られていません。環境中に混在している塵埃に係る記載から、・・・屋外の雑踏では優に数百万個/ft3(空気28リットル)以上であり、ウィルスなど加えれば、とてつもない数の有害物質の混在が推察されます。びっくりするような環境で日常生活していることです。
 具体的には、ハウスダスト 概ね0.5μm以上(一般的な塵埃、含むカビ、ダニ、フケ)の他に花粉、酵母、環境放射性塵 自動車オイル、 燃焼煤など。」 詳しくは>>といった塵もあります。

話を戻して、

 ここで個人的に問題とするのは、
 ・黄砂で微細なものはPM2.5(大気汚染粒子で2.5ミクロン以下の粒子径)の範疇に入っているのか? 

黄砂自体は有害ではないかもしれませんが、
 環境放射能(原発、地下マグマ、ウラン・レアアース鉱山、および、過去陸海空で実施された核実験)、インフルエンザウィルス、および、化石燃料によって発生する煤、硫酸塩など大気汚染微粒子、加えてCO2、SO2などSOx、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質などの気汚染物質を吸着して大陸からのPM2.5に象徴されるハイブリッドな汚染を増加させていないか?と推察されます。

また、光の波長より小さな粒子径の黄砂は光を吸収せず透過するため、黄色を目視で識別できませんが、サブミクロン以下の微粒子が1kmを超える上空にはかなりあるのではと?妄想しています。
 すなわち、既報ではsprintarsエアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)について調べましたが、それ以下の観測されない超微粒子、たとえば、環境放射能、および、高度3000mまで存在するという黄砂などは測定波長が回折されている可能性もあるのでは???と個人的には想われます。
 反射した光は目視で識別可

  (google画像検索から引用)

 環境放射能による内部被曝による後遺症は一般的には3年・5年・8年後に発症すると言われていますが、大気汚染粒子による被災は即効性があるようです。個人的には詳細不詳。
参考関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その34:インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という)

  PM2.5は今のところ例年並みとも言われていますが、黄砂、PM2.5を含めて高さ3000m位までの存在状態を光学的な解析をベース徹底的に顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性および高感度高分解能の分析によって組成解析して、その結果を公開したらと思っています。黄砂の表面には、微細粒子が電荷的に吸着していると個人的には推察されます。
参考関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その35:大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!) 

 ・一般的に有害なエアロゾル粒子と知られている花粉などは数十ミクロン以上であり、ガーゼマスクで十分であるが、インフルエンザウィルスなどに対しては、他人への伝染の恐れを少なくする効果であり、もっと細かいサブミクロン、ナノレベルの有害微粒子に対しては化学吸着可能な防毒マスク仕様にしなければ外出も出来なくなるのか?引き続きさまざまな考え方を調べる予定です。

 ・ガス状分子は:1nm前後

 ・黄砂粒子径の分布は約0.1~50μm
  組成は主に、SiO2から成り、AlO3、Fe2O、CaO、TiO2などを含む複合の酸化物
 
 ・核燃焼灰は0.01μm~0.1μm
 
 インフルエンザウィルス(AH1N1 2009) 詳しく見る>>
 球状で約50~100nm(0.05~0.1μm)

  


環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!

2013-03-14 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

 '13-03-14投稿

  3.11大震災によって、有害物質が環境中に大量漏洩した福島原発事故から2年。いまなお、福島原発の収束の目処は立っていないようです。

 結果として、福島原発事故によって発生した放射能汚染は人知を超える複雑さから、その収束、および生態系に与える影響について、さまざまな分野で議論されていますが、現状、結論には至っておりません。
加えて、
 昨今、顕在化して衆知となった
大陸からの黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスなど陸海空に存在している有害物質は放射能と並んで、もしくは複合化、共存して、生態系に対して悪影響を与えているのでは?と推察しています。因果関係は現状不詳につき、徹底究明を!期待します。

関連投稿:
放射性物質の影響と浄化に係る記載
(その34):想定外の福島原発、ひしめく汚染水タンク
(その36):汚染水処理軌道に乗らず 新たな問題発生
エアロゾルに係る記載
(その30):大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
(その34):インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という

 関係者の努力にもかかわらず、海流、雨風による自然拡散以外に、人知を超える未曾有の環境汚染になす術もなく、止む無く、
1)放射能で汚染した炉冷却水を海に放出したり、
2)被災地を迅速に復旧するために、震災で発生した放射能、重金属など特定化学物質で汚染された瓦礫を他地域で焼却したり、
3)陸地に沈積した放射能の除染によって発生した廃棄物を河川などに不法投棄したりして、人為的に拡散させたりしています。

参考関連投稿:
1)(その8):今までの漏洩情報の現状整理2011-06-14 
2)(その21):被震災地の「がれき(瓦礫)」処理について)
  (その28):焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能
3)(その30):除染の不法疑惑



 放射能、黄砂、PM2.5大気汚染微粒子、有害ガス、ウィルスなどの存在状態を徹底的に顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性の解明、および高感度高分解能の分析によって組成解析が出来るように工夫して、
その結果に基づいて発生源の推定および対処方法などを公開したらと期待しています。

 
 私も含めて多くの人が妄想?を起こさないためにも有害な汚染物質の実態(質/量、望ましくは個数)を的確に把握することが必要かと思われます。

 すなわち、花粉などは粒子形が大きいので発生源の推定は凡そ可能ですが、分析が難しく、かつサンプリングなどに手間のかかる非現実的な提案かもしれませんが、
これからは      
出所証明が必要な時代になるのだろうか?>>詳しくは

まえがきが長くなりましたが、

以下、上記の環境中の諸悪がもたらす疾病に係る記載を調べました。

YAHOOニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130311-00000006-pseven-soci

山本太郎の震災瓦礫焼却批判 東大・中川准教授が論拠を一蹴

NEWS ポストセブン 3月11日(月)7時6分配信

「福島第一原子力発電所事故は大きな爪跡を残した。政府や電力会社による隠蔽は追及されるべきだが、その一方で、科学的根拠なしに放射能の危険性を煽り、いわれなき「福島差別」を生んだことは到底看過できない。

 放射能に関する間違った情報やデマは、震災直後よりは減っているが、根強く残る。

 2月17日、俳優で反原発活動家の山本太郎はツイッターに、〈大阪の瓦礫焼却が始まり母の体調がおかしい。気分が落ち込む、頭痛、目ヤニが大量に出る、リンパが腫れる、心臓がひっくり返りそうになる〉と瓦礫焼却を理由に母親の体調が崩れたと投稿した。

 大阪府と大阪市は昨年8月、2014年3月までに最大3万6000トンの瓦礫を受け入れることを決定し、今年2月1日からゴミ処理場での焼却が始まった。焼却される瓦礫は放射性物質が基準値以下のものに限られるし、大阪で焼却されているのは岩手県の瓦礫だ。そもそも放射線の影響によって〈気分が落ち込む、頭痛、目ヤニが大量に出る、リンパが腫れる、心臓がひっくり返りそうになる〉などの症状が起こるはずはない。

 東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう指摘する。

「環境省が公表している放射線量の数値を見ると、焼却現場で実際に焼却する作業員が受ける放射線量は年間1ミリシーベルト以下。ちなみに飛行機の国際線乗務員が地上勤務の人より余計に受ける自然放射線は年間2~3ミリシーベルトです。処分場周辺住民が受ける放射線量は年間0.01ミリシーベルト以下で、健康に影響が出るはずはない」
*中川准教授の放射能被ばくに対する考え方を参考として文末に記載

ついで、1960年代の日本 自然放射線による被曝は今より高いとの報告http://www.news-postseven.com/archives/20110402_16229.html 

「自然界にはもともと多くの放射性物質と放射線が存在する。これを自然放射線と呼ぶ。

 日本の自然放射線による被曝は年間1.5ミリシーベルトと述べたが、1960年代の平均的な被曝量は、これよりはるかに多かった。米ソ冷戦時代で、両国が核実験を繰り返していたからである。

 当時、北半球全域にわたり、空気中のセシウム137やストロンチウム90の濃度は現在の数百~数千倍に及んでいた(UNSCEAR 2000年報告書)。

 もちろんこれは自然放射線ではないが、核実験により、世界中が高い放射線を浴び続けた時代もあったわけで、日々の生活で受ける放射線量は、この程度の幅では健康被害は起こさないと考えられている。※週刊ポスト2011年4月8日号」」という。

 

 放射能漏洩の影響で問題になっている福島県での甲状腺検査では

 

子どもの甲状腺検査 福島県以外と同じ NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013054841000.html

「原発事故を受けて、福島県が子どもを対象に行っている甲状腺の検査で、小さなしこりなどが見つかった割合が、福島県以外で行った検査の結果と同じ傾向だったことが分かり、環境省は、福島県での検査結果は原発事故の影響によるものとは考えにくいとしています。

原発事故で放出された放射性ヨウ素は、子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあり、福島県は当時18歳以下だったすべての子どもを対象に甲状腺の検査を行っています。
福島県などによりますと、ことし1月下旬までに検査を受けた13万3000人余りのうち、41.2%の甲状腺に5ミリ以下の小さなしこりなどが見つかりました。
環境省は、見つかったしこりなどはほとんどが良性のものだとしていますが、福島県の保護者などから事故の影響が大きいのではないかと不安の声が上がっていたことから、原発事故の影響が小さい青森県の弘前市、甲府市、それに長崎市の3か所でも同じ検査を行いました。
その結果、検査した3歳から18歳までの合わせて4365人のうち、福島の検査で確認された小さなしこりなどが56.6%で見つかり、福島県とほぼ同じ傾向だったということです。
これについて、環境省は「福島の結果が原発事故の影響によるものとは考えにくいことが分かった。この結果が不安の解消につながることを期待したい」と話しています。」という。

 これらのように環境中に浮遊する瓦礫焼却灰、自動車の燃焼煤に含まれる諸々の有害物質疾病との因果関係がとれてはいませんが、その他数々あります。

 この関係の解り易い引用として、

 放射能汚染廃棄物の循環と問題点の引用記載によれば、環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価によれば、

 放射性物質やベンゼン等の微量環境汚染物質による健康リスクは、環境汚染物質の曝露側条件(特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件(特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複する場合に、高頻度で発現すると考えられる。

 

・・・」 という。

  大気汚染粒子中の窒素を含む有機化合物とかベンゾピレンなどは発ガン性があるとも言われており、喘息のみならず、肺ガンなどによって死亡することもあるいう。これらを吸引した場合は放射能の内部被曝による後遺症3・5・8年潜伏期(遅効性)とは異なり即効性があるのだろうか?

 結局は環境汚染物質の曝露側条件(特異な曝露形態に曝される集団・個人等の外部条件)と特異な被曝露側条件(特異体質や持病等を有する内部条件)とが重複した場合の個人差にによって発症時期が異なることによるものか??

 個人的に、いまだに不詳なことは、さまざまな有害粒子による疾病即効性遅効性との関係です。なぜ潜伏期間があるか?ということです。

 さまざまな放射能など有害微粒子の生物学的半減期、代謝期などの影響なのだろうか?

 参考関連投稿:
 後遺症3・5・8年潜伏期についてによれば、
 後遺症発症の潜伏期間として、「元広島陸軍病院医師 肥田舜太郎氏が警告」によれば、
 「●3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」に注意すべき・・・」という。

 オリーブ ニュース【放射能汚染は5年の潜伏期を経て顕在化する。】という。
日本は四方海に囲まれた島国なので、海、地下水および台風など水からの拡散効果が大きいことからチェルノブイリの実績通りの5年になるかは今後注目が必要かと個人的には思っています。

 核実験、核爆発、宇宙粒子線、原発など環境放射能の壊変によって新たに生成した放射能の放射線の質の経時変化の影響でもあるのだろうか?と個人的には妄想しています。

 関連投稿:
(その33-1):放射能はどのように壊変していくのか?

自然放射能の壊変の一例として、
 

引用を詳しく読む(クリック拡大) 

  また、上記の引用で、環境省が公表している放射線量の数値を見ると、焼却現場で実際に焼却する作業員が受ける放射線量は年間1ミリシーベルト以下。ちなみに飛行機の国際線乗務員が地上勤務の人より余計に受ける自然放射線は年間2~3ミリシーベルトです。処分場周辺住民が受ける放射線量は年間0.01ミリシーベルト以下で、健康に影響が出るはずはないおよび、核実験により、世界中が高い放射線を浴び続けた時代もあったわけで、日々の生活で受ける放射線量は、この程度の幅では健康被害は起こさないと考えられているというが、

放射線に係る記載(後遺症)によれば、
・・・(エアロゾルとして空気中に浮遊している目に見えない放射能物質の微粒子が体内に取り込まれた場合の内部被曝について記載しました。全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、・・・)被爆者に影響した放射線は三種類あります (1)一分以内に到達した初期放射線、(2)きのこ雲にふくまれて上昇し、黒い雨、黒いすす、放射性微粒子になって降った放射性降下物からの放射線、(3)爆心地に近いところでは、地上の残留放射性物質(中性子線をあびて放射性をもった土や建物など)からの誘導放射線―の三つです。
 
 一・五以内で被爆した人は、主として(1)の初期放射線を浴びました。非常に高い線量を体の外からあびる「外部被ばく」によって、多くが亡くなっています。
  一方、遠距離被爆者は(2)の放射性降下物、後から爆心地に入った「入市」被爆者は(3)の誘導放射性物質によって、低線量ですが、やはり「外部被ばく」しました。 また、どの被爆者も呼吸や飲食で体内にとりこんだ残留放射性物質から放出された放射線で、集中的に「内部被ばく」しています。
 
ところが放影研は、「内部被ばく」の影響は小さいとして無視してきました。これが厚労省の基準が被爆実態とかけはなれる原因になっているのです。・・・」
という。

  一般的には放射能の内部被曝による疾病は後遺症と言われていますので、今後の動向について注意深く監視する必要があると思われます。

  核実験などによる放射能の影響はそこから発生する放射線による外部被曝、のみならず、内部被曝の影響に係る上記の引用から、被爆者も呼吸や飲食で体内にとりこんだ残留放射性物質から放出された放射線で、集中的に「内部被ばく」について考慮する必要がある思われます。
 実際、世界中には上記の放射線量を上回るイラン、ブラジルカラべり、中国揚江などの地域など数々あることも事実ですので、高線量の浴びたとしても、特に、即効に影響がでるとも考えられないので、この場合も外部被爆と内部被曝の影響を考慮してその地域の平均寿命など遅効の推移など詳しく調べてみる必要があるかもしれません。

外部被爆による全身被災>(クリックして拡大)

(google画像検索から引用)
・原爆、大量漏洩による瞬時の放射線、熱線
・環境中の放射性物質からの長期間の被曝
 
・環境中の放射性物質の身体への付着による炎症

内部被曝による体内での被災>
(クリックして拡大)

 (google画像検索から引用)
・呼吸、飲料水、食物などからの蓄積

 また、環境放射能が人体に及ぼす影響として、「ホルミシス」と「ペトカウ」効果が言われていますが、
  『大線量よりも低線量が怖い放射能のペトカウ効果』によれば、
本文を詳しく読む 

中川准教授の考え方として、

「・・・『DNA傷つけるラドン』は、マスコミや御用学者の放射線に『被曝しても大丈夫。安全で安心』ではなく、正反対の原発の危険性を40年間訴えていた京大の小出助教と同一意見で、放射線被曝は『天然ものでも放射線は例外なく危険。』である。
電離作用がある放射能は、その由来に無関係にすべてが危険なので出来る限る避けるべきなのです。
中川恵一東京大付属病院准教授は助からない末期がんの緩和ケアの責任者なのですが、発癌のメカニズムにDNAの放射線被害が大きく影響していると判断している。
生命の設計図のDNAが正しくコピーされれば人間は半年後には新品の体に作りかえれれているのですが、放射線でDNAが損傷する為に老化や癌の発症が起きる。
がん細胞は不死だが、正常な細胞はDNAのコピー回数に最初から限度が決められていて、必ず最後には死ぬ。
細菌などの下等生物では条件さえ良ければ無限に増殖していくので原則的に不死ですが、我々のような高等生物では『死』(一定の寿命)は初めから予定されている。
どれ程条件が良くても不死は無理で『生命の限界』(寿命)の原因は、地球上に天然に存在する放射線被害での不可避な『DNAの傷』なのでしょう。
45億年の地球が未だに持っている天然放射能の影響で時間の経過と共に、必ずDNAが傷つく。
長生きする巨大な象も1年で死ぬ小さなネズミも実は個体の一生涯の呼吸数や心拍数はまったく同じ数で、地球上の高等生物では一定の同じ原理が働いている。
生命の『傷ついたDNA』の再生の為に、必然的に我々生命全員の『死』が最初から約束されている。(放射線の総量ではなく活性酸素の総量であるとの説もある)
毎日新聞2011年12月25日『Dr.中川のがんの時代を暮らす』のDNA傷つけるラドンの意味は恐ろしくもあるが、とんでもなく大事で『生命とは何か』『死とは何か』との根本的な命題を含んでいる。
今の日本人は2人に1人が癌にかかり、3人に1人が癌で死にますが、こんなことは実はそんな昔からの話ではなくて極最近に起きた新しい話なのです。
福島原発事故に関連して、60年代にはビキニ水爆など大気圏内核実験を大量に行っていた影響で日本を含む世界中の放射能レベルが今よりも千倍も高かった。
マスコミ報道では『だから放射能は怖く無い。安全・安心』との無茶苦茶な意見が垂れ流されていましたが、半世紀後の現在の癌患者の大量発生がアメリカやソ連の水爆実験の放射能被害の影響である可能性は十分あるのでしょう。
喫煙者の肺がんも煙草自体ではなくてタバコの葉に付着している放射能が大きく原因しており、非喫煙者にいたっては、その肺がんの最大要因は放射能の被曝なのです。・・・」 という。

 


大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?

2013-03-11 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03-11投稿、追加・更新

 大気汚染微粒子は最近特に増加していると言われているようですが、実際問題、目視できるわけでもなく今後どのように汚染が増大しいくのか?気がかりです。
大気上空で浮遊するPM2.5で象徴される大気汚染粒子は風任せで、
いつ、大量にわが国に飛来して来るかもしれません。
 その実態を監視して正確に把握することが重要かと思っています。

既報に引き続いて、黄砂の飛来状況を調べました。

tenki.jp
東海、北陸まで黄砂が飛来 2013年3月9日 10時33分
(一部割愛しました。)

「九州から近畿にかけては、昨日から黄砂が観測されています。
加えて、今朝は東海や北陸まで黄砂が飛来しています。
黄砂は、皆さんご存知かと思いますが、
中国大陸の細かな砂が空高く舞い上げられ、
これが偏西風に乗って運ばれてくるもの。

洗濯物などが汚れるだけでなく、健康被害も。
同時にPM2.5などの大気汚染物質も飛来することが考えられます。
また、今日も関東から西では花粉が大量に飛んでいて、
以下の例にあるとおり、
しばらくは、大量飛散が続く見込みです。
★東京の花粉予想★
   ・・・

黄砂やその他の大気汚染物質によって、
ノドや鼻の粘膜がダメージを受けると、
花粉症の症状がさらに強くでるおそれがあります。

また、これまで花粉症の症状がでたことがないから大丈夫、
と思っている方も、油断はできません。

大量の花粉に、さらに黄砂も加わって、
急に発症することもあり得ます。

お出かけの際は、
花粉症の方も、そうではない方も、
マスクや眼鏡でしっかりと対策した方が良さそうです。」

日本海新聞
黄砂が飛来、終日かすむ PM2・5、花粉も 2013年03月10日
http://www.nnn.co.jp/news/130310/20130310011.html

「日本各地で黄砂が観測された9日、鳥取県内でも終日、黄砂が飛来し、市街地や山並みがかすんで見えた。

 鳥取地方気象台によると、黄砂は8日、偏西風に乗って県内に今年初めて飛来。9日は午前6時に視程(見通しがきく距離)が6キロまで低下するなど10キロ以下の状態が続いた。

 またこの日は、PM2・5の朝の県内測定値が注意情報提供の基準となる環境基準値を前日に続いて上回ったほか、ウエザーニュースによると鳥取、倉吉、米子など県内各地の花粉の飛散量が「非常に多い」状態となった。

 同気象台によると、10日は雨が降り風も南風に変わるため、県内への黄砂の飛来は収まる見込み。

さらに、今日このあと、関東にも黄砂が飛来することが予想されています。」

YAHOOニュース

福岡と長崎で3日連続で黄砂飛来 「PM2.5」も観測 
3月10日(日)18時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130310-00000941-fnn-soci
「福岡県と長崎県で、8日から3日続けて、黄砂の飛来が観測されている。
福岡市と長崎市では、視界が5kmと、ピークとみられていた9日より、さらに見通しが悪い状態となる時間があった。
また、大気汚染の原因物質「PM2.5」も、引き続き観測されている。」

黄砂が飛来するとPM2.5も増加する傾向にあるという。

黄砂の2.5ミクロン以下のものは大気汚染粒子PM2.5の範疇にいれたらと個人的には思っていますが
大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?の情報に関心があります。

さらに、
 
もし有害物質が吸着した黄砂を大気汚染粒子とすれば、目には観えませんが、とてつもない量の汚染量となることが推察されます。また、測定方法の原理について、よく理解しなければなりません。

 雨が降れば視界が良好になるとの予測で一安心ですが、黄砂の大量発生時期が早まった現状。今後とも厳重に監視しないと、大変な事態になる予感がします。

 今後、慢性化すれば、非常事態となる大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して、対策を講じないと、長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガスなどをはるかに通り越して、近未来に地球環境、ひいては生態系に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。 PM2.5は今のところ例年並みとも言われていますが、黄砂、PM2.5を含めて高さ3000m位までの存在状態を光学的な解析をベース徹底的に顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性および高感度高分解能の分析によって組成解析して、その結果に基づいて、発生源の推定および対処方法などを公開したらと思っています。黄砂の表面には、有害な?微細粒子が電荷的に吸着していると個人的には推察されます。
 私も含めて多くの人が妄想?を起こさないためにも汚染物質の実態(質/量、望ましくは個数)を的確に把握することが、必要かと思われます。

一方、黄砂の発生が少なかったPM2.5に関するひと月前の情報として、

YAHOOニュース
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000526-san-soci

大気汚染物質PM2・5、中国からの飛来量は平年並み「冷静な対応を」とのことでした。
 
また、正しい情報をさがすブログによれば、

何故、今頃騒ぐのか?PM2.5の測定値は10年前から大して変化していない
中国大気汚染問題 2013年02月10日
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11467200348.html
(一部割愛しました。)

「今年はマスコミなどで多数取り上げられて騒ぎになっている「大気汚染物質PM2.5」ですが、昔の汚染状態が気になったので調べてみたところ、興味深い事実が判明したのでご紹介します。
以下は、環境省が発表している「微小粒子状物質(PM2.5)測定データ」です。これを見てみると分かるのですが、昔からそこそこのPM2.5が国内で観測されているのです!」

・・・
どう見ても普通に最高値240μg/m3とか書かれています。何年も前からかなりの量が検出されているのに何故今頃騒ぐのでしょうか?私には大変不思議に感じます。
先月下旬に大量の大気汚染物質が中国から日本にやって来ましたが、その時に測定された数値は高い場所でも60~70μg/m3です。上記の240μg/m3や188μg/m3と比べてみると、高いどころか、低い数字なのです。もちろん、だからと言って「中国大気汚染物質が安全」というわけではありません。私が言いたいことは、環境省などの政府機関は何年も前から汚染の実態を把握していたのにも関わらず、今頃になって大々的に取り上げたことが問題であるということなのです。

おそらくは、福島原発事故による放射能問題を覆い隠す目的で中国の大気汚染問題を騒いでいるのだと思いますが、今頃になって騒ぐのならば、今まで放置してきたことの方が大問題であるように私は感じます。
結局のところ、政府やマスコミは人々の健康ではなく、人々をコントロールすることしか考えていないということなのでしょう。
本当に国民の健康を心配しているのならば、もっと昔から今のように騒いでいたはずです。それがなかったということは、今このタイミングでこの出来事が利用されたということです。

このようなことは今までも何度かありましたので私はあまり驚きませんが、国やマスコミを盲信している方がいるのならば、疑う癖をつけるようにしたほうが良いでしょう。彼らは福島原発事故でもそうでしたが、自分たちへの影響が大きなことは決して大きな声を出さないのです。

ですので、政府やマスコミが騒いでいる時はそれに流されずに、その背景や原因を考えてみてください。きっと、意外な発見などがあると思います。・・・」という。

いろいろな考え方があるようです。

 引用ブログのコメント欄に記載されている考え方について一部抽出して、調べました。

13. 反中感情を植え付けたいのでは
おはようございます。中国に対して嫌悪感、憎悪感を我々に植え付けて、日本国内の中国人に八つ当たりするような事件も増やそうとしているかも。大気汚染問題だ 威嚇射撃問題だ、何だかんだ。北朝鮮やロシアからの脅威もいっぱい報道して、日本国民に危機感を抱かせたいんですよ政府は。

で自衛隊の権利と責任を広げる憲法改正をする時に国民から賛成してもらえるよう、今 異常なPR活動なのでは? もちろんこの影で福島原発などの原発で、国民に気づかせたくないことが起こっているんでしょうね。 呆れます18. 異様です
大気汚染もいいですが、福島の事故原発。最近はとんと報道されなくなりましたな。まるで申し合わせたように不気味に沈黙。と言うことは!
 
21. こんにちは
大阪在住ですが 以前に比べ大阪は空気がきれいです

私はケムトレイルばかり観察していますがケムトレイルの散布が前より減ったからです
中国の大気汚染問題を言い出してからケムトレイルの大量散布がまた始まりました
ケムトレイルにはエアロゾルが含まれているから数値が上がってもごまかせるわけです

完全に情報操作だとおもいます
 
23. 国内のタバコ喫煙公害・被害の方が比べものにならないくらい危険(1)
私も何を今さらって、呆れますね。

PM2.5は、例えばタバコ喫煙でも大量に撒き散らされます。そんなことはずっと前からわかっていたのに、日本の政府・行政も、マスコミも自らの既得権益を守るためでしょうが、国民にその現実を教えることも、対策を取ることもせず、長年無視し放置してきました。
それをここに来て、反中国という政治的意図のため、急に大騒ぎを始めています。
呆れるばかりか、怒り心頭です!

遥か数千キロかなたから、それなりに希釈されて到達する中国からの空気よりも(それが全く無害とも言いませんが)、実際国内のあらゆる公共の場所で、例えば屋内の飲食店など公共施設内での、あるいは路上など屋外でのタバコ喫煙で空気中に撒き散らされる大量の濃厚なPM2.5による健康被害の方が、比べものにならないくらい深刻で、大きな被害を出していることは明白なんですが。

福島からの放射能・放射性物質による被害もさることながら、タバコ受動喫煙被害による死者は、国内で少なくとも年間2~3万人に上るとも推定されています。(健康被害の被害者はその何十、何百倍もいるでしょう)現段階で国内最大の環境汚染被害は、このタバコ公害、能動受動双方の喫煙被害であることは確実なんです。
(現在のタバコには、ポロニウム・セシウムなど危険な放射性物質もしっかり含まれています。そのような危険物を、火をつけて所構わず吐煙されたら・・どれだけ危険かわかるでしょう。)
25. 知らさぬがホトケ
空気以上に問題なのが水。
東京湾や霞ヶ浦のホットスポット化が進む。
特に50以上の河川が流入する霞ヶ浦は
茨城県民の水道水にも使われている!
 
26. もう1つの狙い
中国の大気汚染を騒ぐもう1つの狙い。
それは恐らく西日本への避難を減らすことではないかなと思います。
東日本大震災以降千葉県や福島県は人口が減り続けています。また地震も頻繁に起きています。
しかし西日本が危険だと言われたらどうでしょう? 避難や引っ越しを見合わせる人も出るでしょう。

29. 例年以上に・・・
福岡に住んでいますが、今年は例年以上に最悪でした。
もともと花粉症ですので、反応しやすい体質かと思いますが、発熱・咳・鼻水が。
インフル程度では仕事は休みませんが、今回は3日寝込みました。数値的量は同じでも、ヤバい成分が増えてきてるのかも?
メイドイン・チャイナの有害汚染

31. 今さらですね
昨年秋、北九州市の焼却が始まってから呼吸器や目、肌など刺激を感じて不調です。まわりにも同じような人がたくさんいます。

PM2.5という言葉ががれき焼却で注目されだしたら、大阪のがれき焼却開始に合わせて中国からの汚染を報道するので、ずいぶん良いタイミングだなあと思いました。
私も何年も前からエアロゾル予報を見てます。 中国のも、なんとかしてほしいですね。

33. みなさん、冷静になってください
素通りできなかったので、初めて書き込みさせていただきます。

過去のデータを分析されたりして、すごいなぁと素直に感心いたしますが、根本的なところで間違ってますよ。


>今頃になって大々的に取り上げたことが問題であるということ

→どう考えても、当の中国が騒いだからでしょう?中国自身が、外出を控えるようにと市民に対して言い出すくらい、大気汚染が深刻であると。日本のマスコミはそれに連動しているに過ぎません。


34. 瓦礫は知っていましたが

 工場からの煤煙、車の排ガスはもちろん、いまの季節は暖房用に燃やす石炭から出るガスも加わる。中国では、いまも暖房のメインは石炭なのだ。
「今回、大気汚染が深刻化したのは、これに天候条件も加わったためです。このところ晴天が続いたことで放射冷却現象が起き、北京など主要都市部周辺の地表近くの高湿度の空気がほとんど動かず、汚染物質が濃縮されたんでしょう」(気象予報士)

粒子状物質はまさに"猛毒"そのものなのだが、大気に含まれる汚染物質は、これだけに留まらない。
「工場の煤煙、車の排ガスの中には一酸化炭素、二酸化硫黄、窒素酸化物などの有害物質も含まれています。たとえば、窒素酸化物は気道周辺を敏感にし、結果、喘息や花粉症を引き起こすとされます」(前同)

そうした結果、北京、上海、広州、西安の4都市だけで昨年、約8600人が死亡したと、北京大学などが調査結果を出したことがある。

さらに、大気汚染物質が既存の病気のリスクを高めた結果、中国の主要都市部では「年間30万人前後が死亡。約60万人が呼吸器系疾患で入院、25万人以上が慢性気管支炎になっている」と、中国広東省の週刊新聞『南方週末』は報じた。

年間30万人が死亡――信じがたい数字だが、そのすべてが大気汚染が直接原因ではないだろうが、それでも、前出・浜田氏はこう見る。
「日本でも高度経済成長期、やはり大気汚染をはじめとする公害が問題になりましたが、ほどなく法律で規制されました。ですが、中国では、いまだに本気で規制する動きがない。やはり、一党独裁の中国は強権的で、国民の人権は軽いといわざるを得ません。それに、私はもっと驚くべき話を聞いています。北京市内だけで毎年、夥しい数の障害を持った子供が生まれているというんです。むろん、中国政府は公表していませんが。水や食料のひどさもそうでしょうが、大気汚染も原因の一つではないかといわれているんです」

週刊大衆2月11日号 より

瓦礫の焼却はセシウムやヨウ素と同じくらいストロンチウムも広範囲にばら撒いていますね。

 

37. 中国由来が危険とか?

PM2.5の成分も重要な要素なんじゃないの?

単なる煤煙から硫酸塩までいろいろあるわけで。
十把一絡げにPM2.5の量がどうのというのではなく、中国から飛来するものに限っては特に注意が必要だと思われ。

42. 確かに
東電福一が全く収束しないまま、2年も過ぎていないが、チェルノブイリでも、ウクライナでも、ベルラーシでも、2~3年が過ぎた頃から、皆が「大したことないじゃん!」とロシア語でつぶやきながら、安心し、忘れていった…。
しかし、3年が過ぎた頃から病気で倒れる人間が増えはじめ、4年めに入ると、バタバタと人間が死にはじめた。
確かに年平均よね。数十年いや数百年単位だわな。これからだよな。これから。よかったか。

43. 大阪
全国ネットの番組で「大阪の数値が基準値超え」とやってましたが、中国由来のものならなぜ大阪だけなんでしょうか? 黄砂と同じく南の方が数値が上がるのではないのでしょうか?
大阪の瓦礫試験焼却の日もPM2.5が異常にあがっていましたし、やはり瓦礫焼却によるものと考えた方が妥当ではないですか?

45. 無題
今年になって急に言い出したのは、中国人が騒ぎ出したからでしょう。アレルギー症状が出るにはしばらくの期間アレルゲン物質に暴露されるひつようがありますが今年になって患者が急増したのではないでしょうか?

今のマスコミは自分たちで調べようとせず尻馬に乗るようなあおり記事しか書けません。
中国で話題になったのでやっと気が付いただけでは?

 58. 計測の仕方の違いでは?

 初めて投稿いたします。

主様は情報操作をするマスコミと同じで、ご自身に都合の良い数値を持ってきているに過ぎないのではありませんか?

主様がご提示された環境省の「微小粒子状物質(PM2.5)測定データについて」を拝見したところ、平成14年度では、測定の仕方に「β線」と「TEOM」の2種類があります。
それで主様はあえて数字の大きい「β線」の方を提示しておられます。これは情報の隠蔽ではないでしょうか?

現在では、「TEOM」の方が主流です。
(「微小粒子状物質(PM2.5)自動測定器 整備経過」 http://www.env.go.jp/air/osen/pm/monitoring/equipment.pdf 参照)
私は素人なので詳しいことはわかりませんが、
「自動測定機による微小粒子状物質(PM2.5)
質量濃度測定方法暫定マニュアル(改定版)
解説」
(http://www.env.go.jp/air/report/h19-03/manual/m02.pdf#search='pm2.5+TEOM+%CE%B2%E7%B7%9A')
によると、測定方法の違いにより、「β線」の方が大きな数値が出る傾向があるそうです。

つまり、在使用されている「TEOM」による数値の比較をしていない点で、主様がご提示された表は全くの無意味です。またそれだけではなく、意図的に情報を隠すことにより、閲覧者を一定の方向へと誘導しています。
このようなことは、ご自身で批判されているマスコミの手法と何ら変わりません。

主様の環境などへの関心の高さには頭が下がりますが、上記のようなことは信用をなくすこととなりますので、正確な情報に基づいてくださいますようお願いいたします。

(転載終了)




エアロゾルに係る記載(その35:大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!)

2013-03-08 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03-07投稿

 中国で砂嵐が発生したという。PM2.5大気汚染粒子に加えて要警戒な季節がやってきました。黄砂にはさまざまな有害な元素もしくは微粒子が吸着していると言われ、大気汚染粒子とともに、今後の動向については目が離せません。

MSN産経ニュース

中国で大規模な黄砂の嵐 甘粛省 2013.3.6 19:51 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130306/chn13030619530005-n1.htm

「中国の通信社、中国新聞社によると、甘粛省の山丹県などで5日、大規模な黄砂の嵐が発生した。地元気象台が住民らに警戒を呼び掛けた。中国西部は毎年早春に激しい黄砂嵐に襲われる。

 各地で最大秒速21メートルの強風が吹き荒れ、大量の砂を巻き上げた。視界が100メートルを下回るところもあった。

 甘粛省では昨年4月にも2回の黄砂嵐に見舞われ、約2600万元(約3億9千万円)の経済的損失が出たという。(共同)」 


         (google画像検索から引用)

 

MSN産経ニュース

やっと春本番 4月並み 週末は「黄砂」飛来も 2013.3.6 17:14

「日本列島は6日、移動性の高気圧に覆われて北日本の一部を除き穏やかに晴れて気温が上がった。気象庁によると、4月中旬から下旬並みと、コート姿では汗ばむような陽気となった所があった。

 一方、気象庁は春の使者「黄砂」が8日以降、日本列島に飛来するとの予測も明らかにした。同庁は、黄砂は中国大陸内陸部の砂漠などに強風が吹き、舞い上がった細かい砂が風で運ばれてくるとし「PM2・5の飛来とは別の現象」としている。

 気象庁は今月10日から1週間程度、関東甲信から沖縄・奄美にかけて気温が平年よりかなり高くなる可能性があるとして「異常天候早期警戒情報」を発表している。積雪が北日本や日本海側で平年の2倍を超えている所があり、雪崩や落雪に警戒が必要だ。」

昨年4月に2回発生したという。今年は3月初旬に早くも発生したようです。「黄砂」が8日以降、日本列島に飛来するとの予測が気象庁から出されました。

 話が少しそれますが、

 既報(その27 '13-02-16)にて、中国で問題となっている大陸からの大気汚染粒子の飛来状況(PM2.5、濃霧)と越境状況がSPRINTARSアーカイブと対応しているかどうか?を調べたところ、汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず、発生していることがわかりました。
 また、昨今、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散しいることから、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。

 今回は大陸からの黄砂の昨今の飛来状況調べました。

<大陸からの黄砂の飛来状況の過去例>
 

世界の黄砂濃度分布 (google画像検索から引用)

 

SPRINTARSの予測動画(黄砂)から引用
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

 <黄砂>                    <大気汚染粒子>

 

 

 ⇒甘粛省以西の自治区、西蔵(チベット)、新疆維吾爾(しんきょうウイグル)で発生した黄砂の量が多いようです。また、インド北部、パキスタンでも多量発生しているようです。

  上図から、黄砂の発生が多いところは、大気汚染粒子が少ないのは黄砂に反撥された結果なのだろうか?

引用:http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/4963898.html

 

 また、インド北部と言えば、別報によれば、不思議なことに、最低気温3度位の異常で死亡者が出たという。
 既報(その34)によれば、PM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡ということから、  

 黄砂の発生によって、大陸からの十年来問題となっている越境汚染は黄砂、環境放射能、インフルエンザウィルス、および、中国、インドなど経済の拡大にともなう化石燃料の消費によって発生する煤、硫酸塩など大気汚染微粒子、加えてCO2、SO2などSOx、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質からなるハイブリッドな汚染による被災を増加させないか?と杞憂します。

関連投稿: 
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
「・・・スライドしてわが国に移動してくれば大変なこととなりますが、国内の監視体制は強化されているので、異常時には、外出時のマスク着用するなどしなければなりません。

 現状、地域によって、若干、日本の環境基準をオーバーしている地域もあるようですが、大部分は海などにフォールアウトして約10%にまで減少すると言う。
個人的には、大陸の砂漠化、沙地化が年々増加しているとも言われていることから、油断大敵な状況と思われます。・・・」

エアロゾルに係る記載(その26:大陸からの大気汚染粒子の飛来による諸悪に係る雑感) 

「これら有害微粒子による内部被曝生態系異常気象など天変地異地震・津波など諸悪への影響があるのだろうか?」

異常気象など天変地異に係る記載(その16-2:<追記>中国 有害濃霧での「閃光」発生地域の特徴)

⇒中国の閃光発生には環境汚染している有害濃霧に含まれている帯電した微粒子(エアロゾル)が影響している見方があるという。・・・中国の重金属レアアース産出地域および自然放射能の高い地域、過去の核実験地域からの砂塵の影響はないのだろうか??

  PM2.5は今のところ例年並みとも言われていますが、黄砂、PM2.5を含めて高さ3000m位までの存在状態を光学的な解析をベースに徹底的に顕微鏡観察による粒子径、形状、複合性および高感度高分解能の分析によって組成解析して、下記の参考関連情報のように、その結果を公開したらと思っています。黄砂の表面には、微細粒子(プラス電荷をもつ?)が電荷的に吸着していると個人的には推察されます。

参考関連情報:
「エアロゾル」に係る記載(その6:異常気象要因)
2011-02-02
「・・・熊本大学、卒業研究
西日本において大気中の粗大粒子と微小粒子の高濃度を引き起こす要因
一2002年春,天草の浮遊粒子状物質の粒径分布から一によれば、
「【研究の目的】
 毎年春,日本ではアジア大陸の黄砂の拡散に伴い,浮遊粒子状物質(SPM)の濃度が著しく変化することが多くの研究に報告されている。原因は,黄砂粒子が偏西風にのって日本列島に飛来するためである。黄砂粒子の大きさは主に1μm以上のもので,黄砂が現れる時に大気中の1μm以上の範囲で粒子の数濃度が大きく増加することが分かっている。しかし1μm以下の微小粒子の変化についての情報がほとんどないのが現状である。・・・
【結論】
 結果から西日本においての大気中の粒子状物質の濃度変化について以下の3つの結論が得られた。
1.粗大粒子: 粗大粒子の濃度を高くさせるのは黄砂イベントである。
2,微小粒子: 黄砂が飛来してくるときに微小粒子の濃度も高くなる。これは,中国大陸,朝鮮半島および北九州から排出される気体の汚染物質の影響であると考えられる。
3.微小粒子: 中国大陸,朝鮮半島および北九州などの人為起源以外に阿蘇と桜島により微小粒子の濃度が高くなることがある。」

「エアロゾル」に係る記載(その7:黄砂中微小粒子)2011-02-08
「・・・岐阜県保健環境研究所報 第15号(2007)
「黄砂中の陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布について」によればhttp://www.cc.rd.pref.gifu.jp/health/public/no15/oohira15.pdf
(長編につき、要旨および本文の一部抜粋いたしました。詳細の図・表は本文参照願います。)

日本に飛来する黄砂の物理的,化学的な性状やその広域的な分布を明らかにするため,福井・岐阜・三重・滋賀の四県が連携して調査を実施し,岐阜県では陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布に関する検討を行った. 平成17年4月15日~18日にかけて飛来した黄砂における調査の結果,浮遊粉じんの粒径別の濃度は,いずれの県でも平均粒径0.6μmの微少粒子側と4.8μmの粗大粒子側で高い値を示した.
 黄砂時において,平均粒径0.6μmでは硫酸アンモニウムの存在が,また平均粒径4.8μmでは硝酸イオン濃度が高く,硝酸カルシウムや硝酸ナトリウムとしての存在が推察された.また,前述の調査と平成18年4月7日~10日にかけて行った調査の後方流跡線解析結果から,飛来する黄砂の経路により粒子中の大気汚染物質の濃度が異なり,特に黄砂が中国北東部経済圏上空を経由した場合,硫酸塩や硝酸塩などの大陸からの大気汚染物質の輸送に関わることが示唆された.・・・ 」

参考資料:
「イラク(中東)からの黄砂」によれば、
http://www.shimadzu.co.jp/powder/lecture/
beginner/b03.html

2003年3月25日~27日にかけて、西日本において黄砂が観測されました。
          
・・・」

 異常気象など天変地異に係る記載(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)
'13-01-16
 
黄砂分布は広域にわたっており、ハブーブの砂嵐との違いは発生源の地質(組成、粒子径、・・・)の違いに基づく砂嵐の色の違いなのだろうか??

 発生域、発生形態、発生原因の違いなのだろうか?

関連投稿:エアロゾルに係る投稿、その2:(黄砂の影響)
「黄砂」の発生メカニズムとその影響・・・
続きを読む>>


エアロゾルに係る記載(その34:インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という)

2013-03-03 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-03-03投稿

MSN 産経ニュース
インドでも汚染深刻化 日本大使館が注意呼び掛け

2013.3.2 16:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130302/asi13030216450002-n1.htm

「インドで大気汚染が深刻さを増し、日本大使館が在留邦人に注意を呼びかけている。ニューデリーやムンバイなどの主要都市で工場や自動車の急速な増加により環境が悪化し、健康への影響を懸念する声が強まっていた。

 大使館によると、ニューデリーでは、汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」が2010年に1立方メートル当たり年平均89マイクログラムで世界保健機関(WHO)の基準値の約9倍に達するという。

  大使館は2月27日に出した文書で、特に濃霧が発生する冬季は汚染が深刻化すると指摘した。
 中国での大気汚染が問題化して以降、インドでも市民の間で公害に対する関心が高まっている。大気汚染が原因で年間約67万人が亡くなっているとした研究機関の報告が大きく報道され、政府に対策を求める意見が広がっている。(共同)」

⇒中国ほどではないが、下図の日本の高度成長期程度の汚染が大都市周辺で起こっているようです。大気汚染が原因で年間約67万人が亡くなっているという。どのような病名なのだろうか?また、どの地域で多かったのだろうか?喘息で亡くなられたにしては多すぎるようです。
発癌性のPM2.5の影響なのだろうか?今後の情報が待たれます。

 浮遊粒子状物質濃度の年平均値の推移
(環境白書 環境庁)

引用:EICネット
http://www.eic.or.jp/library/ecolife/knowledge/japan02a.html

 

 微小粒子状物質(PM2.5)について - 広島県ホームページによれば

 「・・・微小粒子状物質(PM2.5)はどのようなところから発生するのですか。

 微小粒子状物質(PM2.5)の発生源としては,工場のばい煙や自動車排ガスといった化石燃料の燃焼などの人の活動に伴うもののほか,火山の噴出物や波しぶきなどによる海塩の飛散等の自然界由来のものがあります。
 最近では中国からの影響が懸念されていますが,これに限らず通常の生活でも発生しており,タバコの煙やハウスダストのうち,粒径の小さなものもこれに該当します。
 また,こうした微小粒子状物質は,粒子として排出される一次粒子のほか,ガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子とに区分されます。・・・」という。

 時事ドットコム
「春節明け、大気汚染また悪化=危険物質も検出-中国」によれば、

 「【北京時事】中国では春節(旧正月)の長期休暇が明けて経済活動が再開し、大気汚染が再び悪化する傾向を見せている。新華社電によると、17日午前には北京や天津、河北省、河南省でスモッグが拡大。北京の一部は視界が500メートル以下となり「重度汚染」警報が出された。
 9日からの春節休暇中は、新年を祝う花火や爆竹で、肺がんやぜんそくなどの原因になる」として問題になっている微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が一時的に急上昇したものの、北京などの大気は比較的良好な状態を保っていた。・・・一方、中国青年報によると、中国科学院大気物理研究所の研究チームはスモッグから大量の窒素有機化合物を検出。研究責任者はこうした有機化合物が1940~50年代に米ロサンゼルスで起きた光化学スモッグの主要原因物質の一つであると指摘し、「最も危険なサイン」と主張した。・・・」という。

 放射能による内部被曝より、即効性の物質についても、その物質名を明確化して、汚染が酷い場合は高性能の有害物質吸着マスクの着用基準も明確化すべきだと想われます。

  やはり、既報(その33:70マイクログラム超で外出自粛=PM2.5対策で暫定指針に係る雑感)で記載したように、

 PM2.5は地域によってその組成も異なり、かつ、目に見えないので、その質/量を峻別するのは、担当分野の金もかかるし、手間もかかり至難ことですが、

  徹底するなら、たとえば、半導体チップを製造するクリーンルームにおける個数管理のように、個数換算の方がより明確に被災との因果関係をとるのに適していると思われます。

  AM2.5と一言でいっても、エアロゾルとして、煤、硫酸塩、硝酸塩、黄砂、火山灰、環境放射能、インフルエンザウィルスなどの超微細な粒子、および 化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質などハイブリッド汚染であり、それぞれの質/量、粒子径がことなれば、同じ質量でも個数が違うことは自明です。

 (ガスの場合、原子、分子状なので桁違い粒子径が小さく、その個数は多くなりますが、)

 関連投稿:
内部被曝に係る記載(「がん」以外の放射線被曝例
内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性について)

 


エアロゾルに係る記載(その33:70マイクログラム超で外出自粛=PM2.5対策で暫定指針に係る雑感)

2013-02-28 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-02-28投稿

 既報(その32)に引き続いて、PM2.5(2.5ミクロン以下の微粒子)に象徴される大気汚染物質に係る記載を調べました。有害な大気汚染粒子、ガスには、国境はなく、いつ何時越境して、周辺諸国に影響して、呼吸器疾患を引き起こすことから、今後の地球環境にとって大敵です。

衆知のとおり、中国の大気汚染物質の許容基準は75マイクログラム/m3、わが国では35マイクログラム/m3でありかなり厳しい条件であります。

 地域的な汚染度には差があるが、やはり車からの煤煙の影響は多いようです。既報(その31)の引例では、高度成長期に増加したAM2.5は減少傾向になっていますが、

 大気汚染微粒子(浮遊粒子状物質)については、環境基準を満たしていない測定地域の割合は概ね横ばいで推移しているが、大都市地域を中心に環境基準達成状況は依然低い水準となっているともいう。
  
 
浮遊粒子状物質濃度の年平均値の推移
(環境白書 環境庁)
 
この図から、観ても中国の大気汚染微粒子の量が多いことがわかります。中国では、酷い場合は約1mg(=1000マイクログラム/m3)という。
 
 喘息などは納得しますが、酷い場合は肺がんになるというのも、タバコを長期間喫煙すればともかく、にわかに信じがたいことですが、いずれにしてもPM2.5の中身は地域によっても異なると思われますが、質/量、粒子径についても実体不詳につき、何が原因になっているかも特定されていないと想われます。
 
 日本への飛来が心配されている微小粒子状物質PM2.5が認められる場合、何らかの対策が必要と思われます。
 
 
 gooニュース
70マイクログラム超で外出自粛=PM2.5対策で暫定指針―環境省
時事通信2013年2月27日(水)20:54
 
「中国の深刻な大気汚染で日本への飛来が心配されている微小粒子状物質PM2.5について、環境省の専門家会合は27日、大気中濃度の1日平均値が1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると予想される場合に、外出自粛などを呼び掛ける暫定指針をまとめた。子どもや高齢者ら影響を受けやすい人には特に注意を促す。

 70マイクログラムは、現行の環境基準(同35マイクログラム)の2倍に当たる濃度。米国の大気汚染の指標で、健康へ影響を与える可能性がある濃度が「65.5マイクログラム以上」と定められていることなどを参考にした。

 1日平均値が70マイクログラムを超えるかどうかを判断する目安の1時間の値は85マイクログラム超と設定。早朝の濃度が85マイクログラムを超えれば、都道府県などを中心に注意喚起してもらう。

 具体的には、長時間にわたる屋外での激しい運動や外出をできるだけ控えること、屋内の換気を必要最小限にとどめることなどを促す。環境省は来週中にPM2.5の測定を担当する自治体との連絡会を開き、指針運用への協力を求める。 

[時事通信社]」

⇒現状、1立方メートル当たり70マイクログラムを暫定基準として注意を喚起する予定ですが、
 
PM2.5は地域によってその組成も異なり、かつ、目に見えないので、その質/量を峻別するのは、担当分野の金もかかるし、手間もかかり至難ことですが、
 徹底するなら、たとえば、半導体チップを製造するクリーンルームにおける個数管理のように、個数換算の方がより明確に被災との因果関係をとるのに適していると思われます。
 
 AM2.5と一言でいっても、エアロゾルとして、煤、硫酸塩、硝酸塩、黄砂、火山灰、環境放射能、インフルエンザウィルスなどの超微細な粒子、および 化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質などハイブリッド汚染であり、それぞれの質/量、粒子径がことなれば、同じ質量でも個数が違うことは自明です。
 (ガスの場合、原子、分子状なので桁違い粒子径が小さく、その個数は多くなりますが、)
* エアロゾル(aerosol)は通常0.001~100μmφ
  (1mm=1000μm  1μm=1000nm )


 ちなみに、その9-1~3:(放射能などエアロゾルの形状)によれば、
 
 環境に悪影響を与えている放射性物質、火山灰、ウイルスなどの形、粒子径がどのようなものか抽出しました。なお、一般的な各種エアロゾルの粒子径(google画像検索から引用)によって環境中にどのようなものが存在して、その粒子径の範囲がわかります。
 ガス状分子は:1nm前後
 ・黄砂粒子径の分布は約0.1~50μm
  組成は主に、SiO2から成り、AlO3、Fe2O、CaO、TiO2などを含む複合の酸化物
 
 ・核燃焼灰は0.01μm~0.1μm
 
 インフルエンザウィルス(AH1N1 2009) 詳しく見る>>
 球状で約50~100nm(0.05~0.1μm)φで、周辺に正体不明の細かい粒子
 

 

 

エアロゾルに係る記載(その32:PM2.5、中国だけが原因じゃない 日本にも発生源に係る雑感)

2013-02-27 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-02-26投稿

 既報(その29)に記載しましたが、中国全土の13%で影響を及ぼして6億人が何らかの体調不良を訴えているという報道によって、また、政府、自治体が監視体制を強化したという情報を知ることによって、本当に今まで以上に酷くなって越境し来るのだろうか?と杞憂しています。

 今後、慢性化すれば、非常事態となる大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して、対策を講じないと、長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガスなどをはるかに通り越して、近未来に地球環境、ひいては生態系に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。
 
 しかしながら、大陸からの十年来問題となっている越境汚染は黄砂、環境放射能、インフルエンザウィルス、および、中国経済の拡大にともなう化石燃料の消費によって発生する煤、硫酸塩など大気汚染微粒子、加えてCO2、SO2などSOx、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質からなるハイブリッドな汚染が増加しつつあります。
 
 
 既報(その31)にも記載しましたが、わが国内での汚染状況は石炭などの化石燃料の燃焼によって発生する二酸化硫黄(SOx)、一酸化炭素(COx)については、近年良好。
また、二酸化窒素(NOx)浮遊粒子状物質については、環境基準を満たしていない測定地域の割合は概ね横ばいで推移して、大都市地域を中心に環境基準達成状況は依然低い水準となっているいう。
 
 ということは、大都市は主に大陸からの浮遊粒子状物質による越境汚染の影響を受けにくい地域(除く、北九州)と想われ、今後どのように推移するか?はさておいて、今までは、それ程影響はなかったのだろうか?と個人的には推察されます。
 一方、石炭、重油などの化石燃料の燃焼によって発生するガス(COx、SOx)は近年良好とのこと。
 逆に、もし月間、年間の汚染ガスが増加しない場合は、なぜ中国大陸に篭もって、移動しないのだろうか?について個人的には注目する予定です。

 以下、わが国のPM2.5の発生に係る記載を調べました。
 
 
 中日新聞 つなごう医療

PM2.5、中国だけが原因じゃない 日本にも発生源 
(2013年2月23日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【その他】http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130225142928022
(一部割愛しました。)

「中国で深刻化する大気汚染の微小粒子状物質「PM2.5」が、日本にも飛来し、騒ぎになっている。実は、東京都内など都市部のPM2.5は、以前から環境基準を超えていた。国内の車や工場の排出ガスが主要な原因だ。日本は公害を克服したとされるが、国のPM2.5対策は置き去りにされたままになっている。 (荒井六貴)

 

車や工場の排出ガス主因 都市部、以前から基準超す

「例年より出荷量は増えている。商品が品薄になっている店もあるようです」。医療用マスクなどを製造販売する興和(名古屋市)の広報担当者は話した。「PM2.5、インフルエンザウイルス、スギ花粉と3つが重なって、需要が増えた」。ウイルスやPM2.5をカットする機能があるマスクが売れ筋だという。

中国から飛来するPM2.5の健康への悪影響を防ぐためとして、環境省は、大気中の濃度が高い日には、外出や屋内の換気を控えるよう注意を呼び掛けるなど暫定的な指針案を示している。全国の都道府県や政令市には測定局を現在の約600カ所から1300カ所に増やすよう求めている。「まずは自治体で整備を」としているが、財源不足などから、自治体は早急な対応は難しいのが実情だ。

国立環境研究所の21日の発表では、1月31日に全国155測定局のうち48カ所(31%)で基準を超えていた。西日本を中心に濃度が高く、「大陸からの越境汚染が影響したと考えられる」としている。

 しかし、西日本で基準値を超えた測定局数や日数は、昨年同時期と同程度で、実際にどのくらいの影響があったのかは、はっきりしていない。さらに、東京や名古屋などで濃度が高いのは、都市で発生したPM2.5の影響が大きいという。担当者も「長期にデータを集める必要がある」とする。

 

実は、東京や名古屋など都市部では、以前からPM2.5が環境基準を超えていた。

 PM2.5の環境基準は1立方メートル当たりで年平均値が15マイクログラム以下かつ、1日平均で35マイクログラム以下。2011年度、東京都内の測定局28カ所のうち、基準を満たしたのは2カ所だけ。板橋区の中山道沿いで年平均19.1マイクログラム、足立区綾瀬で1日平均46.7マイクログラムを記録。23区内の測定局は全滅だった。都内の小学生のぜんそく罹患(りかん)率は6%台で、10年前より悪化している。

都が、都内のPM2.5の発生源を推計したところ、関東の1都6県で通行する車によるものが11%程度。それに、工場などを加えた人為的な発生源は3割を超える。都内では、幹線道路沿いの測定局の数値が、住宅街を上回っており、車の排ガスの影響が認められる。

怒るぜんそく患者 「国内の現状無視」

 

「東京都内のPM2.5が環境基準をオーバーしているのは、中国のせいだと思っているのか」。東京大気汚染訴訟弁護団の西村隆雄弁護士が、環境省の担当者に詰め寄った。19日、都内で開かれた、ぜんそく患者や支援の弁護士ら約30人と、国と都の役人約50人が意見をぶつけ合う場。

西村弁護士が「PM2.5がこれだけ騒がれているのに、行政には削減策の目標もない。いつになったらつくるのか」とただすと、環境省の担当者は「分からない。発生源を解明してから、対策をどう打つか決める」と答えるのがやっとだった。

 日本でも戦後の高度経済成長期に、工場や車から排出される大気汚染公害が深刻化した。三重県四日市市や川崎市などでは、空が排煙で真っ黒になり、ぜんそくなどで苦しむ人が急増。患者らが企業などを相手に訴訟を起こした。

 

 その後、工場などの窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物対策は進み、環境基準が強化されたこともあり、日本の大気汚染は改善されたとされる。

削減策遅れる環境省

だが、日本でPM2.5が注目されるようになったのは最近になってからだ。環境基本法に基づく、環境基準が設定されたのは2009年。基準が厳しい米国の例を参考にした。本格的な監視態勢を整備し始めたのは、10年からだ。

 東京大気汚染訴訟の原告は、車の排ガスに含まれるPM2.5などによって、ぜんそくや慢性気管支炎などを患ったとして、国や都、メーカー7社などに損害賠償を求め、1996年に提訴した。07年、東京高裁で、医療費助成制度の創設や大気汚染対策の強化、メーカーが12億円の解決金を支払うことなどで和解が成立した。

 ところが、環境省はPM2.5対策を遅々として進めようとしない。「PM2.5の由来が分からない」というのが、その理由だ。

50歳の時にぜんそくを発症した「東京公害患者と家族の会」事務局長の増田重美さん(68)は「今でも、薬なしには生活できない。PM2.5が削減されなければ、症状はますます悪化する」と切実だ。「国は、中国ばかりに原因があると見せかけている。国内のPM2.5を無視するのはおかしい」

道路管理 国交省に測定局増設求めず

 

環境省は、自治体には測定局を増やすよう要求しているのに、道路を管理する国土交通省には求めていない。国交省はすでに、NOxなどを調べる測定局を持っており、自治体がPM2.5のために新設するよりも、費用が安くすむ。環境省大気環境課は「大気汚染防止法で、測定は都道府県が実施することになっている。国交省に求める権限がない」と釈明する。

 ぜんそく患者らは、これまで、国交省にもPM2.5の測定局を設置するよう求めてきたが、国交省道路交通管理課は「車がどれぐらいの発生源となっているか分からない。現段階では対応を決められない」と極めて消極的だ。

 

 西村弁護士は「国交省は、沿道でPM2.5を測定すると、数値が高くなるのが分かってしまうから、嫌なのだろう」とみる。増田さんは「大気汚染訴訟の和解を決めたのは、前の安倍政権の時だった。約束した和解条項にもある環境対策をしっかりやってもらいたい」と要望する。

 

 兵庫医科大の島正之主任教授(公衆衛生学)は「日本のPM2.5は全体的に数値が高く、継続的に対策を強化していくことは必要だ」と強調する。「中国の大気汚染で、日本が被害者のようにみられているが、日本にも発生源がある。中国ばかりに目がいくのは正しくない。国内のPM2.5対策も考えるべきだ」  」(転載終了)