水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

エアロゾルに係る記載を調べました。(その24:地震の前兆として発光可能な組成とその他の要因について)  

2013-01-25 | 地震・津波関連

'13-01-25投稿

 既報(その21)にて、紹介したように、
個人的には
地震前の爆縮現象環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される竜巻・突風も随伴して雲底が赤く染まる現象のメカニズムとして、

 環境放射能の励起作用によって、大気中に共存している自然蛍光性鉱物のエアロゾルなどを放射化もしくは励起して、オーロラ現象のように、赤色光(波長約700nm)を発生させているのか?
 
または、砂風によって大気中に舞い上がった環境放射能を含んだ?風化したエアロゾルの体色なのか?のどちらなのだろうか?と妄想しています。
 

既報(その22)にて
どちらが主因なのか?個人的には不詳なため、公開されている写真をgoogle画像検索から写真を引用して観察した個人的な見解では、

 松代地震での地震前に観察された着色現象では
1)オーロラ現象のようなエアロゾルの
励起発光現象
2)複雑などすぐろい不透明感もあるというように、エアロゾル微粒子自体の体色
両方とも絡んでいる可能性があると思われます。
 
また、別の引用写真から、着色発光現象の分布がきわめて広範囲な場合もあり、その他の要因でも着色発光の可能性もあるのだろうか?と想われます。

いろいろ調べてみると


参考情報から、赤いネオンに象徴されると思われるネオン発光の仮説もあり、
cosmo
http://cosmo.blogzine.jp/cosmo/2013/01/nane_2570.html

「地震前宏観異常現象として知られる発光現象は、海底地殻が割れ放射放射線が海水Naに作用したことによるNe発生によるネオン発光であるという仮説
を考案しました。これは検証されたことがある仮説でしょうか?それとも既に知れれている科学的事実でしょうか?」という。

⇒海底地殻の割れからの環境放射線によってNeガスが発生して、オーロラ発光と同様な原理で励起発光する仮説と思われます。
 海水中の
Naが環境放射能による放射化によってNeに壊変するという概念は斬新なものと思われます。放射能の核反応について個人的には不詳につき、真偽はわかりませんが、異常発光は蛍光発光するというイメージなのでしょうか? 一般的に、電離層のプラズマから遊離?した電子線が窒素、酸素などを励起して発光するオーロラは高度1000kmぐらいで発光していますが、数千mの雲の高さ程度では真空度が低くなるので発光するのだろうか?と想われます。

 一方、雲全体および雲の下部の局所的な発光現象にはどす黒い不透明感その他の励起発光に寄与しないエアロゾルが共存するのだろうか?)ということから、環境放射能による励起発光可能なエアロゾルの存在が関与しているのだろうか?と想われます。

また、広範囲の赤色発光といえば、朝焼け、夕焼け現象もあり、観察時刻の影響もあるのだろうか?

光は魔術師
「2.なぜ夕焼け朝焼けが起きるのか?」によれば、
夕焼けは、周波数の高い青い系統の光がより多く分散されてしまって、見ている人に青い色が届かないから赤い空となるのですが、他にも夕焼けを助長するものがあります。
 1つは、空気は地表に近くなるにつれ光学的密度が徐々に大きくなり、台形のプリズム 状になっていて、夕日からの斜めの光がこの台形プリズム状の空気層を通るとき、青に近い光ほど屈折率が大きいので大きく曲がり、見ている人に届くまでに地表に衝突して消滅してしまうというものです。
 もう一つは、周波数の低い赤い光が山などの稜線(エッジ・縁)で青い光よりも大きく山陰に回り込む回折現象です。・・・(後略)」という。
本文続き読む

 上記の参考情報の可能性を含めて

 正体不明の火山帯周辺のさまざまな自然界のエネルギーで天然合成されたエアロゾルの中で、その物質のバンドギャップエネルギー(Eg)が発光色を決めている?と想われますが、Egより大きな環境放射能のエネルギーによって、赤色以外のさまざま発光の可能性はあるののだろうか?

       (google画像検索から引用)

発光現象させるエネルギーとは

      (google画像検索から引用)

励起という現象(詳しくはクリック)とは
(紫外線など励起効果を有する電磁波、および電子線、ニュートリノなどによって励起されて蛍光発光する現象、それ以外にも熱、化学反応によっても励起発光もあり


    (google画像検索から引用)


放射線とは
 環境放射能(残留放射性物質による放射化によって、2次、3次的に物質を励起発光して、最終的には熱となると思われる。詳しく見る>>

 巨大なエネルギー(アルファ線、ベータ線、中性子線)によって、周辺物質を放射化(もしくは励起)して、より短波長のガンマ線、紫外線を発生させている可能性があります。
詳しく見る>>

環境放射線はどこから
 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
関連投稿:
大気圏での放射性物質分布 (放射性物質の正体は?)

が現状考察されます。

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)


 人工合成 した励起発光物質(シンチレータ)で可視光線を発光する組成としては、

 

 既報の「放射線の測定法」に記載した励起作用(蛍光)を利用したNaI(Tl)シンチレーション検出器 (γ線を検出)、ZnS(Ag)シンチレーション検出器(α線 を検出)。

 NaI(Tl)あるいはCsIのような無機シンチレータは、ガンマ線に対する発光効率が高いシンチレータ。

紫外線で発光するランプ、電子線で発光するブラウン管などで赤く発光するのはY2O3(Eu)。ZnS(Ag)は青色、ZnS(Cu)は緑色。

また、Ekouhou.netで提案されているシンチレータとして、http://www.ekouhou.net/disp-fterm-4H001XA17-p10.html

「約565nmを超えるピーク発光波長を有する光を発するように構成されている新規なオレンジ色蛍光体を提供する。これらは、白色LED照明システム、プラズマディスプレーパネルならびにオレンジ及び他の色のLEDシステムに用途がある。
【解決手段】式(Sr,A1x(Si,A2)(O,A32+x:Eu2+ (式中、A1は、Mg、Ca、BaもしくはZnを含む少なくとも一つの二価カチオン(2+イオン)又は1+及び3+カチオンの組み合わせであり、A2は、B、Al、Ga、C、Ge、Pの少なくとも一つを含む3+、4+又は5+カチオンであり、A3は、F、Cl及びBrを含む1-、2-又は3-アニオンであり、xは、2.5~3.5の任意の値である)で示されるシリケート系化合物を含むオレンジ色蛍光体。」

google画像検索から引用したX線(いわゆるガンマ線相当)で発光する組成として



など、さまざまな元素および組成比率から環境放射線によって、エアロゾルが励起されてさまざまな色で励起発光する可能性があるようです。

 加えて雲底が染まるためには、火山帯周辺に存在する熱水鉱床などからのマグマ水蒸気などの駆動力によって、舞い上がって、静電気的にマイナス(-)に分極しているという雲の下部に対してプラス(+)の電荷をもつエアロゾル微粒子が必要か?とも想われます。

  


 



 


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