AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『姉妹どんぶり』~「古いドラマ」の正体~(ピーナッツ)

2013-02-21 12:30:00 | 注目の記事
『姉妹どんぶり』…
"あ~ あのドラマだ~!"って、すぐに思ったよ。
あのドラマとは、『想い出にかわるまで』
たぶん、20年ぐらい前のドラマだと思う。でも、状況, 関係性…一緒だ。おそらく、あのドラマのAKB版…ライトヴァージョンとして、作られたんじゃないのかなぁ~。
だから、歌詞に出てくる「古いドラマ」とは、この『想い出にかわるまで』のことだと思う。いや、絶対に…そうだ。
2つの比較…
『姉妹どんぶり』の場合は、
姉(浦野一美) × 妹(渡辺麻友) × 彼。
『想い出にかわるまで』の場合は、
姉("まだ…眉毛が太かった頃の" 今井美樹) × 妹("20歳ぐらい?とにかく…ショートカットが似合ってて、メッチャ可愛かった " 松下由樹) × 彼(まさに…トレンディーの申し子だった頃の" 石田純一)。
ところで、僕、『姉妹どんぶり』も『想い出にかわるまで』も…こういう関係性が成り立つのって、このパターンしかないと思ってる。
つまり、実は プライドの高い…姉。そして、社会通念を超えた「まっすぐさ」を持つ…妹。最後に、優柔不断な…彼。この1種類しかないと…。
だから、姉と彼が 妹に振り回されるのは… ま、当然かなぁ~ と。当たり前の結果だと思う。
あ、そうだ。だから、"「彼の心理」が 分からない" ってのも、僕、当然だと思うよ。だって、「彼」は "優柔不断の権化"なんだもの。
え?どれぐらいのレベル? 僕は、これぐらいだと思う。まあ…また、『想い出にかわるまで』の場合になってしまうんだけど…。
姉と婚約中の彼が 仕事を終え、家に帰ると、そこには、妹が食事を作って待っていた。"合い鍵?"…姉との修復も上手くいかない中、イライラが 頂点に達した彼は、
"女房ヅラするんじゃねえー!"
テーブルの上のものを全て ひっくり返してしまう。
ただ、いつもとは 違い、おとなしく…でも、大粒の涙をポタポタこぼしながら、1つ1つ 床に落ちたものを丁寧に拾っていく妹…を後ろから抱きしめてしまう彼。そして、より深い関係に…。
ま、こういう優柔不断さよね。
でも、『姉妹どんぶり』の彼も、ま、ここまで…ではないにしても、似たような優柔不断さを持っていると思ってる。
そして、『姉妹どんぶり』の場合も 『想い出にかわるまで』の場合も こういう関係性 & 状態の中で 触れ合った男と女。のち、特に、女は 強くなる。もう、世の常だ。
これも『想い出にかわるまで』の例で 申し訳ないんだけど、
姉と妹と彼…。今までは、"お兄ちゃん"的な呼び方で呼んでいた妹が、突然、" ○ ○ さん"…下の名前で呼び始める。しかも、姉の前で…。
また、姉から彼を奪い、結婚にまで こじつけた妹は、"お姉ちゃん、私たちを祝福して! 笑ってよ…"と迫る。ホラーである。
そして、数年後のラストシーン。偶然に再会した彼と姉は 街で それぞれの似顔絵を描いてもらい、それを交換する。"想い出にかわるまで" という言葉を交わしながら…。
僕は、当時、そんな…歩道橋でキレイに別れられても…、また、 ダイアナ・ロスの『IF WE HOLD ON TOGETHER』のピアノのイントロが 爽やかに流れても…"なんて お人好しなんだ!なんて
優柔不断なんだ!"って思ったなぁ~。
そして、実は、僕、この『姉妹どんぶり』の中にも、そういう『想い出にかわるまで』的なニオイを見つけてる, 感じてる。この部分だ。
「季節の花束 そっと差し出して」
これ、歌詞にない解釈(行間解釈)だから、大いに推測入るけど、また、20年前に観たドラマの影響も多々あるけど…。
まず、『姉妹どんぶり』に出てくる登場人物…これぐらいの年代の人は、「季節の花束」は 買わないと思う。買うとしたら、「チューリップの花束」「バラの花束」…等、"彼女が好きな花が いっぱい入った「花束」"だと思うんだ。
じゃあ、なぜ…「季節」か?
僕は、それ…暗示だと思う。「季節」= 変わり目, 変化, 移ろいゆくもの…。つまり、"人の心は 変わるんだよ ○○○○○"…。
そして、僕は、さらに こう思う。
「季節の花束 そっと差し出して」…あ、間違えた。
「季節の花束」を「そっと差し出」させたのは、僕、妹だと思う。その花束って…実は、妹が彼に持たせたものだと考えている。だから、この部分を妹が歌う必然性は "あった"…と思っててね。
理由は、ドラマの場合と同じ…彼の優柔不断さが原因だ。それも一級品のね。
妹 : 今日こそ 言ってよ
彼 : う…うん
妹 : (あ、ダメだな…コイツ) 言える? お姉ちゃんに…面と向かって
彼 : だ、大丈夫だって
妹 : キッカケだけ作ろうか?
彼 : 何…それ?
妹 : あのさ、明日、私にお花 渡してほしいの…車の中、いきなりでいいよ。あ、お姉ちゃんいるけど 大丈夫だよね。
彼 : う~ん(あ…喋んなくていいんだ~)
妹 : あとは 私が何とかするから
僕は、こういうやりとりがあったと思っている。
そう思った理由はね、花束が妹の手元に渡った直後、その妹と彼…「ふたり」を表現する言葉が、歌詞中、2度だったかな? とにかく、
「彼と私はラブラブ中」ってさ、お姉ちゃんに対して、「彼と私」っていう言い方(表現)をしてること。「私と彼」じゃない。これは、「彼」に主導権を持たせてるってことだ。
また、この「彼」に対しても、"もう逃げらんねぇぞ " ってことを間接的に言っている…妹はね。彼に最後のひと押し…覚悟を決めさせている。
そして、姉も同じ女性…その強引さに押されたのか? 気持ちが分かったのか?「あなたと彼」が お似合い…ではなく、「彼とあなた」…と、「彼」を主に表現したことで、勝負あり。
妹は 間髪を入れず、「彼と私と…お姉ちゃん」で ドライブしよう!と。
"人の心は変わるんだよ…お姉ちゃん"…と。
ただ、この彼は、この妹とも上手くいかないだろうな? ま、想像だけど…。



『姉妹どんぶり』を生で聴くことができる日は来るか?(ときめき研究家)に対するピーナッツさんの投稿を掲載しました。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月19日火曜日、NMB48研究生... | トップ | 島崎遥香 心配させるアイドル... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
恐れ入りました (ときめき研究家)
2013-02-21 20:20:16
ピーナッツさん

さすがの洞察です。
「季節の花束」にそういう暗示を読み取るとは・・・。
「古いドラマ」の正体を見抜くとは・・・。
恐れ入りました。
いずれにせよ、想像力を掻き立てられる名曲ということに間違いないですよね。
返信する
Unknown (ナッキー)
2013-02-21 20:35:36
想い出にかわるまで
横綱審議委員として活躍した内館牧子の出世作。
ドラマが始まった時は別の脚本家で、4作目くらいから内館に交代した記憶があります。
私は当時ロンドンに住んでいて、貸しビデオ屋で、大人借りしてまとめて見ました。
男女二人が絶対に連絡が取りあえない状況を作り出すために、エレベーターが故障して出られないというストーリーにした。そんな状況でなければ、連絡しようと思えば必ずできる、と内館牧子が書いていたのを思い出した。ナッキー
返信する
Unknown (ナッキー)
2013-02-21 20:44:36
ピーナッツさんの記事、このブログ史上の最高傑作ですね。
カテゴリーを、注目の記事に、変更しておきました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

注目の記事」カテゴリの最新記事