AKB48 チームBのファンより

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平嶋夏海出演舞台「母の桜が散った夜」感想3(ピーナッツ)

2014-04-19 05:00:00 | 平嶋夏海
ネタバレ必至!
【「カーニバル」ネタについて】
劇中、「カーニバル」という単語が出たのをキッカケに、(全ダンスメンバーの中から) なっちゃんだけが、オカマのダンス先生に舞台最前どセンターまで呼び出される!ってなシーンがある。そして、
”「カーニバル」っていったらね~。アンタ! アンタが、「カーニバル」しちゃったせいで、大変だったんだから! 周りの人、大変だったんだからねっ!”
(なっちゃんは、首を横にブルンブルン & 右手で違う違う!って振り続けている)

あれ、あのネタ…もういいんじゃないのかなぁ~?
このストレイドッグの公演では、毎回毎回、そのネタを入れてくるけど、もうそろそろ…。それに、その意味が分かって笑ってる人の数自体は、おそらく、減ってきたと思う。実感!
メッチャ分かってる人の大声笑いと全然知らない人のキョトン具合が、なんともね…。まあ、笑ってる人の必要以上の笑い声で、すべてが、かき消された感じには、仕上がっちゃってるんだけどさ~。
ただ、どうしても、そのネタをぶっこまなければならない理由って、ないんだよね。物語上、全然必要でもないし~。まあ、無理矢理、無理くりですわ~。
なんか、もう…そろそろ、”AKBを利用している”ようにさえ…感じ始めてきちゃってね、あの時間。
ストレイドッグさん、目先の笑いは、ほどほどにしてほしいなぁ~。それに、結果、なっちゃんの寿命が、短くなるからね。それは、いやなんだよね。

【なっちゃんのアドリブ能力について】
今回のに限らず、なっちゃんが、舞台に登場すると、
”あ~ マジメに演技するんやろうなぁ~”
必ず、そういう空気が流れる。いや、悪いこっちゃない…悪いこっちゃ~ないんだけど…。ていうか、むしろ、いいことでは あるんだ。でもね…。
劇中の終盤に、こんなシーンがあった。
それは、恋人同士?の緑子(平嶋夏海)と太郎(佐々木大介)が、自分たちの将来について、感情をぶつけ合うシーン。ただ、この時、舞台には、もう1人いたんだよね~。2人だけじゃなかった。
国広(佐藤太一郎)だ。この舞台全般において、笑いのポイントゲッター的役割を担ってきた人。で、観客もその事は、じゅうぶんに分かってる。その彼が、舞台上の掃除をしている…という設定だったんだ。
つまり、あの時、舞台上には、3人いた。位置関係は、舞台中央に、緑子 & 太郎のカップル。そして、その1メートル後ろあたりを雑巾がけしている影的存在の彼って感じだった。
彼が、緑子(平嶋夏海)のおしりの方に近づいていく、近づいていく。雑巾がけをするフリをしてね。まあ、お遊びのアドリブタイム…ってとこかな? 近づく顔, 伸びる手…引っ込める手。
なっちゃんは、これに気が付いていたはずだ。間違いなく、視界に入っていたはずなんだよ。
あそこは、なっちゃん、彼の頭でも手でも、ま、どっちでもいいんだけど、絶対に、ピシャリとやるべきだったと思う。ツッこむべきだったと思う。別に、どうしても…笑いが獲りたいわけじゃあない。あそこでいかないことが、逆に不自然だ!ということを言っている。
背景(理由?)が、いくつかある。
千秋楽(大阪)は、役者のアドリブが増えるということ。そして、お客さんも、それを許す空気にある(あり気味)ということ。ピシャリやられる彼は、この舞台の笑いの中心的存在だということ。だから、必ず、笑いになったはずなんだ。そして、元は、光と影の関係…。絶対に、一瞬の笑いでサッ!と収まり(静まり)、すぐに、元の展開に戻れたはずなんだよ。
結果、あの場面、彼が、スベった感じになってしまった。
でも、あれが、今のなっちゃんのアドリブ能力だと思っているよ。課題だ。
なっちゃんは、アドリブに弱い。
ま、そういう女優さんも大勢いるので、ま、ま、なんだけど、これからの女優さんは、あの感じじゃ、役柄…狭められちゃうような気がしていてね…。
僕は、なっちゃんに、”あ~ マジメに演技するんやろうなぁ~”じゃなくて、”あ!この女優さん…何するかわからへん!”…そんな雰囲気を醸し出す女優さんになってほしいんだよね。ホンっと、それだけ。
イメージとしては、女版・竹中直人さん。
自由で、”え?これ…役なの? (元々)こういう人なの?”、そして、”何するかわからん!”の代表のような人。
多少、訓練がいると思う。鶴瓶さんの「スジナシ」的エチュードとかは、必要だと思うよ。まあ、アドリブだけの30分演技だよね。ただ、相手役がいる。
1段階上のスキルアップ! 手っ取り早いのが、上手い人、本物の人、無数のキャラクターを持っている人と沢山演ること、相まみえることだと思う。だから、僕は、なっちゃんに、ウッチャンと共演してほしいなぁ~と、ず~~~っと、ず~~~っと、祈り, 願い,動き続けているのです。
例えば、『LIFE!』(NHK)のコント番組で共演している石橋杏奈さん。1年間(の共演)で、彼女は、本当に変わっちゃったからね。
アドリブ能力の向上とともに、本業の方の役の幅も広がった、広がった。なっちゃんと同い年の彼女。
なっちゃんのアドリブ能力をなんとかしたいっ!
彼女のこれから…に必要なのは、そこだと思っているんでね。今は、まだ…覚醒していない。

【条件反射について】
95%の確率?
お見送りの時、なっちゃんに、”応援しています”と言ったら、”はい!”と返ってくる。
”応援してるね”と言ったら、”ありがとう!”と返ってくる

条件反射かなぁ~。
なっちゃんは、フレンドリーを求めてる。
僕は、いまだ…緊張の中。

【森岡演出について・2】
1つ スゴいな~と感じる演出があった。
それは、若き日の作次郎(赤名竜乃介)と 現在の作次郎(中原和宏)※37年後? 二人の作次郎が、舞台上で共演する部分だ。
あの時の言い訳と後悔の念、そして、母に対する想いを2人で(同じセリフを)同時に喋る。
立ち位置は、若き日の作次郎が、舞台最前どセンター。そして、年老いた作次郎が、その1.5m後ろ(真っ直線にならないように、チョイずれの位置)。
あのパターン、僕も過去に同じようなことを企画したことあるんだけど、表現として、あんな上手いこといかなかったんだ。どうしても、どうしても、”一方が、一方に影響してる” みたいな感じになっちゃってね~。全然 上手いこといかんかった。
なるほど、ああやれば良かったんだぁ~、と。
つまり、最前列…若き日(過去)の作次郎には、全身に全開のピンスポ照明をあてる。そして、その後ろ…年老いた(現在)方の作次郎には、たぶん上半身のみに薄めの照明をあてていたんだと思う。
そのようにして、年月の経過と、そして、現在の作次郎が、37年もの間、いろんな想いを引きずってきたことを静かに表現したのだと感じた。
たぶん、あれだな。あの手法だな。チャン・イーモウ監督が、映画『初恋のきた道』で見せた演出方法のアレンジ版なんだと思う。
あの映画は、前半の数分とラストの数分だけが、白黒映像なんだよね。で、本筋の90分は、カラー映像。
普通は、白黒部分が「過去」、カラー部分は「現在」なんだろうけど、チャン・イーモウ監督は、それを逆に表現しててね。
つまり、白黒部分, 年老いた感じが「現在」。カラー部分, 若々しい姿が「過去」。
狙いは、森岡演出と(たぶん)同じで、「現在」と「過去」の心の距離を演出したんだと思う。ボクたちのそれそれが想像したであろう距離感の部分を揺さぶったんだと思う。
とにかく、森岡さんのあの場面の演出は、スゴいと思ったな。スゴかったな~。
なんか、2020年の「東京オリンピック」の演出、森岡さんにやってほしいな。「北京オリンピック」の総合演出をチャン・イーモウ監督が、やったようにね。なんかね。

【川上奈々美・伊東 紅について】
この舞台の数日前に、たまたま観ちゃったんだよね…彼女たちの作品をさ。だから、(おそらくは)そういうのもあったんだと思う。とにかく、一瞬! 一瞬だ。一瞬なんだけどね、こう思ってしまったよ…
”あ、服着てる…”と。
でも、そういうことなんだよね。これが、そっちの業界からの転身が、いかに難しいか?ってことの答えなんだと思ったよ。
あの みひろでさえ、転身に成功したか?といえば…?だもんね。相当なんだよ、相当難しいんだよ、そういう理由でね…たぶん。
だから、あれだ。そっち業界からのおそらく唯一の成功者であろう 飯島 愛。今考えると、彼女にとっての「服」だったんだと思うな…「Tバックの女王」というキャッチコピーはさ。
女優は、テレビタレントは、おそらく、全部見せたら ダメ! もしくは、後々しんどいんだよ…たぶん。なんか、そう思ったのです…あの一瞬のあとに。

【アフタートークについて】
「アフタートーク」では、今観た舞台のウラ側 & とっておきの話なんかを聞きたい。まあ、「長めのカーテンコール」でも一緒一緒。
とにかく、”私たち、こんな仲いいで~す!”を見せる場 & 時間じゃないと思うんだ、僕はね。
アカンかったな~。とりあえず、仕切りがアカンかったなぁ~。
8人ぐらい登場したのかな? 端から順番に一問一答…。まあ、それは、ええわいな。
あ!1人目で止まっちゃった。テンポ悪くなっちゃった。でも、そのあと、その状態を立て直すことも出来ずに、どっちらけ~。何もない、何の情報もない。グダグダ~ & 終了~!
結果、なっちゃん以下の4人は、全く喋れてないというか、参加できてない状態というか…。
え?え?もう? あ、終わるの? あ~あ、終わっちゃったよ。下手やわ~。もろもろ!自己満足だわ~。
実は、この舞台の後に観た「秘密倶楽部」という舞台のアフタートーク (& カーテンコールの部分も)が、ものすごくてね。もちろん、スタイルとか違うんだけど、あの…なんていうか、お客さんを置いてけぼりにしない心意気だよね。
全ては、いとうあさこ(主演)の存在にある。あの場を支配する力だよ。全然違う。さすがだわ!
時には、ピエロ。時には、ツッコミ。時には、誰か自分の頭を叩いてくれそうなメンバーの前でボケて(当然、叩かれる)。
そして、客いじり。ただ、トークが客席と舞台上…同じ温度で回り始めたら、じっとしてる。いや、じっとしてるというか、リアクション要員になる。で、不思議なことに、彼女の近くのメンバーからメンバーから、どんどんどんどん、順番に そういうのが伝染していってね…
”あの場面、みんなどうだった?”
けっして、全員が全員…喋っている訳じゃあないんだけど、あの劇場空間にいた人みんなが、同じ温度で参加しちゃってる…あの感じなんだよね。
なんだ?この違いは…。
仕切りのマズさも確かにある。だけど、とにかく、「アフタートーク」も、ちゃんとやってほしいな。成立させてほしいと思ったな~。
たぶん、ストレイドッグさんの場合は、その性格上、作・演出の森岡さんが出てきた方が、良かったんじゃないのかなぁ? たぶん、いい「アフタートーク」の時間になったと…なんか、そう思うよ。
「アフタートーク」&「カーテンコール」は、お客さんへのおみやげだと思う。
僕、あの日のHEP HALLは、正直、手ぶらで帰ったよ。
ちなみに、お見送りの時間は、別のこと。目の前のなっちゃんが、あまりに可愛いのは、全く別のこと。それは、それ。これは、これ
(おしまい)
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