AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『潮風の招待状』を聴いて、私が思い立ったこと。(ときめき研究家)

2010-09-19 18:19:01 | ときめき研究家
しっとりとしたバラードで、久しぶりにおばあちゃんの田舎に遊びに行こうという歌。
アンコール前の最後の曲にふさわしい、爽やかな曲だと思っていた。
CDでじっくり歌詞を聴くまでは。

おばあちゃんは既に亡くなっている。
海の見える丘の墓地で眠っている。

現実的な想像をすると、おばあちゃんの家には現在、伯父さんの家族が住んでいるのだろう。曲の前半でスイカの種を飛ばす従兄を登場させているのは、そういう意図だろう。

人によってまちまちだが、身近な人の死をはじめて経験するのは、祖父か祖母という人は多いだろう。
私も、高校生の時、父方の祖母が亡くなった。祖母には可愛がってもらっていたし、悲しかったが、同居していた訳ではなかったので、それで自分の生活が大きく変わることはなかった。そのことが何か釈然とせず、祖母の死を題材にした小説を書いたりもした。
今思うと、はじめて直面した身近な人の死を、うまく受け止められなかったのだと思う。

『潮風の招待状』の中の少女も、祖母の死を消化するのに、少し時間を要したのだろう。
しかし今は、「大人になった私のこと 見守っていてね ずっと」とおばあちゃんに呼びかけることができるようになった。
『潮風の招待状』は、爽やかなだけではなく悲しい歌だ。悲しいだけではなく凛とした曲だ。

自殺した友人のことを歌った『否定のレクイエム』(K5th)と対比するなら、天寿を全うした(と思われる)祖母のことを歌ったこの曲は『肯定のレクイエム』とも言えるだろう。

AKBメンバー達と同世代の、私の二人の娘も、小中学生の時に祖父と祖母(つまり私の父母)の死を経験した。高校生の私がそうだったように、はじめて直面した身近な人の死を、うまく受け止められたかどうかわからない。
それでいいのだと思う。

会社の同期入社や、少し年上の芸能人などの訃報には、否が応でも死を身近なものに感じさせられる。
それ以上に、自分に子ができて、子の成長を見るにつれ、死を特別なものではなく自然の流れであることを、理屈ではなく実感できるようになってきた。少しだけだけど。

ところで、私の母方の祖母は100歳を過ぎて健在だ。
ひ孫達の(つまり私の娘達の)写真を焼き増しして、久しぶりに送ろうと思い立ったのは、明日が「敬老の日」だからではなく、『潮風の招待状』がきっかけだったことは、説明が難しいので言わないでおこう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ボクらの時代』に新田恵利、国生さゆり、城之内早苗。(ときめき研究家)

2010-09-19 07:46:47 | ときめき研究家
朝7時からの番組を偶然見た。3人が軽井沢でトーク。
興味深かったやりとりを要約。

(国生)新田と私は水と油。相容れない。
(新田)お互い自分にない物を持っている。
(城之内)でもケンカしていた訳じゃないよね。(フォローの発言?)

(国生)モー娘。や、AKBを見ると、プロだなと思う。ここまでできるのかと。
(新田)私たちは、ああだった(素人だった)からね。一生懸命はやってたんだけど。
(国生)踊りなんかもすごい。クルクル独楽みたいに回ったり、よくできるなと思う。(どこか揶揄するような感じ?)
(新田、城之内)AKBの総選挙は、そこまでやるのかと思った。
(城之内)当時なくてよかった。
(新田)スタッフに決めてもらう方がいい。
(国生)新田はトップに決まってるじゃない。私は総選挙いいと思う。簡単に決まるから。落ちたら発奮材料になるし。

(国生)私は今でもアイドルと思っている。同世代の人から見れば、私たちはいつまでもアイドルで、当時の話で盛り上がれる。だから頑張らなきゃと思う。

(国生)ヘアヌードの話は何回もあった。
(新田)あった、あった。億だった。親に相談してやめた。
(国生)ごく最近もあっって、記念にいいかなとも思ったが、話が変な方向に行ったのでやめた。
(城之内)私にはなかった。

(城之内)演歌番組収録で、大失敗したことがある。おニャン子の感覚で、歌を全然覚えて行かなくて、島倉千代子さんや小林幸子さんにフォローしてもらった。
(新田、国生)あなたの武勇伝が一番すごい。

ラストで記念写真を撮りながら
(全員)あんなに仲が悪かったのに、こんなに仲良くなっちゃった、みたいな。

新田・国生不仲説は、もはや周知の事実として、それを前提に話していた。
国生の強い自我を再認識。
20年後、AKBメンバーのトークもぜひ聴きたい。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SDNのメンバーは、お客さんに、100%のボールを投げる(ピーナッツ)

2010-09-19 00:00:00 | チームA・チームK・SDN48
9月11日(20:30)…僕にとって、4度目のSDN「誘惑のガーター」公演だった。そして、それは偶然?全てが、チームB公演とのセットで当選…というカタチ。結果、SDNの事を考える時は、どうしても、AKBと比較してしまっている自分がいる。
でも、考えたら、"社会人集団と学生&社会人に成り立ての"・・・違って当然だ。自分に、そう言い聞かせながら、今回は、SDNの事を書いてみたい…項目別に、サラッ!?っとね。

[ステージ衣装とダンスについて]
もちろん、AKBと比べると、タイトなものが多く、セクシーさを演出している…それが、まずの印象。
そして、実際は、おそらく、何度も衣装替えをしているんだろうけど、前半の3種類(白・赤・紺?)のラメ風キラキラ(タイト)衣装の印象が、すごく強く、公演ラストの"ちょい和風~おてんば夏祭り~"的な衣装まで、そのイメージで、引っ張っていく感じ。
ただ、衣装のタイトさ加減は罪だ。ダンスで上半身をかがませた時、胸元の割れ目がバッチリ見え、ヒザ上25センチのタイトスカートは、足技を使ったダンスの時、パンツが見えそうになる。
ただ、ここで、悲しい男の性(さが)かな? 後々、それは、パンツが見えたことになってしまっている。つまり、記憶のすり替えを無意識にやってたりするんだよね。いや、単に、僕がHなだけか?
でも、でも、とりあえず、その日、劇場にいた お客さんはみんな、"ワァ~ォ!"なのである。そして、たたみかけるように、その衣装で、全員が、四方八方に、「1986年のマリリン」的な動きをする場面なんかは、もう…圧巻で、"これは、(AKBでは)絶対ないな…" そんな趣・・・そんな空気なのである。

[劇場曲とダンスについて]
初めて、SDN公演をみた時点では、正直、「ガンバリーナ」だけだった。でも、今、考えると、その理由が、よくわかる。つまり、最もAKB的な曲が、[ガンバリーナ」なんだ。サビの部分を、お客さんとみんなで一緒に振りコピ、何かを共有しながら、本当に素直な繰り返しパターンが、なんとも心地いい曲…そして、完成されている。
しかし、2回,3回,4回…と、この公演を経験する度に、すごくいい楽曲が揃ったセットリストだということが、わかってくる。そして、同時に、"繰り返す"パターンの曲が多いということも…。

ベースラインの"繰り返し",コード進行の"繰り返し"が、特に多い。オーケストラでいうところの
"ボレロ効果",和太鼓集団の鬼太鼓座,鼓童,林 英哲さん…。
同じリズム,同じメロディーの"繰り返し"に、少しずつ、スパイスを加えていくことにより、お客さんの感情を内から刺激し、引っ張り出し、ある意味では、破壊していく…あのやり方だ。

たぶん、SDNは、そういうのを確信犯的にやっていると思うんだけど、その"繰り返し"の度に、ダンスのパターンを変えている、ダンスの強さを変えている、ダンスの種類を変えている。
たぶん、"フリー"っていうのもあるんじゃないかな? "繰り返す"ごとに、曲テーマのエネルギーを増大させていくのが狙いのところ?で、もう、ネタがなくなってしまったのか?1人、2人…舞台を飛び降り、最前列のお客さんの30センチ前で踊っちゃった。
SDNは、どこかAKB的な[ガンバリーナ」とは違う…チームとしてのダンス・ヴァリエーションも持っている。そう思った。

[トークについて]
本当は、この事が、1番書きたかったのかも…。

SDNとAKBの決定的な違い…人のレポートを読んだだけでは、わからない事がある。そして、この2つの公演を、(ありがたいことに、4回も)連続して観ることの出来た経験…そして、その劇場にいたからこそ、見えてくるものがあった。
まぁ、社会人なんだから、ボキャブラリーも豊富だし、SDNの方が上手くて、当然…当たり前。そんなのを多少なりとも感じてなのか? [チームB推し」という曲の中で、"グダグタ MC どうですか?"って、何かを守っている?AKB…そういうのを全て踏まえた上で、あえて・・・

SDNのメンバーは、ひとりひとりが、基本的に、お客さんに、100%のボールを投げる。そして、お客さんからの返りを十分受け取った段階で、基本、自分自身で何とかしている。

これに対し、AKBのメンバーの多くは、お客さんに投げているようで、実際は、横にいる他のメンバーに投げている場合がある。
保険をかけている…っていうのかな? 当然、お客さんの返りよりも、横にいるメンバーの反応の方が…ってことも、多々あるわけで。後々、お客さんとの間(ま)に少しズレが生じてくることがある。
顔が、どっちを向いているか?とかは、あまり関係ない。"お客さんを置いて行ってるか?連れて行ってるか?"だ。そして、そういうのは、言葉の端々に、チョイチョイ表れる…その結果としてのグダグタ。

ところで、SDNのMC部分は、3つに分かれている。
前半(自己紹介…キャッチフレーズ的な事はなく、スッキリとした感じ),中盤(なちゅオン・ステージ+なちゅと大堀パイセンの立ち話),後半(その日のお礼と感想)だ。
SDNの場合、特に、前半、お客さんとのキャッチボールをしっかりやっている事が、後々、ものすごく生きてくる。つまり、前半から、しっかり、声を出させてもらう時間をもらっている お客さんは、中盤から後半にかけて、ものすごく、声が出る。本当に、アンコール前後は、"お客さんの方が、声デカくね?"ぐらいのボルテージの高さをみせる。あれは、2時間の公演の中で、信頼関係を築けている証拠だと思うんだよね。

後半のMCで、のんてぃーが、"ありがとうございました! 篠田麻里子です! ゆかりんが、"前田敦子です!" …それを、全部聞いてた(2人の前に、自分の分が終わってしまっている)Cindyが、

"いいないいな、私も、まゆゆ!って言いたかったの!"・・・

子供のように地団駄を踏む姿、そして、その連携プレーに対する、(ラス前)、お客さんのブーイングと笑い声は、6Fぐらいまで届いてたんじゃないかなぁ?それぐらい素晴らしい雰囲気だった。

でも、僕、全ては、前半の自己紹介…お客さんに100%のボールを投げた、あの姿勢にあると思ってるんだ。
そして、チームBの中にも、"どんな時も、お客さんを放っておかない子"っている。で、実は、僕、その筆頭は、こもりんだと思っている。それは、また、別の機会に…。

[おまけ:ハイタッチ会について]
SDNのメンバーは、最後の"おっちょこちょいの夏祭り"の衣装のまま、ハイタッチ会に臨む。で、SDNの素晴らしいのは、長机に対して、真っ直ぐに正対して立つ事。つまり、斜めに立ち並んで、片手ハイタッチで、はしょって、これを終わらせようという気や発想が、さらさらない事。お客さんは、多少、カニ歩きをしなければならないんだけど、"両手で、面と向かって、PON!しようよ"…その気遣い、心遣いが、なんとも嬉しい。

最後に、僕、公演後、いつも思うんだ。AKBメンバーに関しては、18禁とか…そんなのなしにしたらいいのに…って。AKBには、AKBの良さが…、SDNには、SDNの良さが…。それをわかった上で、同じ板の上に立つ者として、参考に出来る事あると思うんだよね。たぶん、賢い子は、歌やダンスのセクシーさだけじゃなく、そのトークが、その公演に、どう影響してるか? そこまで見ると思うよ。なんか、もったいないなぁ…。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする