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「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【前日光】小川沢峠から石裂山

2015-11-16 23:04:45 | 道不明瞭

                    登り始めの伐採地から横根山方面の展望

【日 程】2015年11月16日(月)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】月山、石裂山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ後曇り
【参 考】電子国土地形図
【コース】五月公民館前バス停(8:15)→900m弱のピーク(10:30)→小川沢峠(11:20)→月山(12:30)→石裂山(13:00)→石裂山バス停(14:40)

東武鉄道の新鹿沼駅からリーバス上五月線に乗り、五月公民館前バス停で下車しました。リーバスは何度も利用しましたが、この路線は初めてで、車窓から見る景色が新鮮でした。下りは朝夕の一日2本、上りは朝だけ2本という奇妙なダイヤで、日帰りでは帰りに乗ることはできません。

小川沢峠へは舗装された小川沢林道の左手の尾根を辿って行くことにしました。粟野川に架かる橋を渡って直ぐに左手の斜面に取り付いて急斜面を登ると小川沢林道から分岐していると見られる未舗装の林道に出ました。この林道を少し辿って、伐採跡に出た所で林道を離れて尾根を直登します。伐採跡はススキの原になって展望が良く、前方にはこれから登るピークが見え、左手には横根山、下には上五月あたりの集落が見えました。(写真は横根山方面の展望)

伐採跡を過ぎて植林帯に入ると踏み跡がはっきりしてきます。800m弱のピーク直下は急登になります。ピークには壊れかけた石祠がありました。このあたりで遠くに犬の声が聞こえ、猟銃の音も聞こえました。その先は一部藪っぽくなり、アップダウンを繰り返してコース最高点(月山と同程度)になる900m弱のピークに至ります。ここは尾根の分岐点ですぐ下に林道が来ています。尾根の左の分岐は林道を横切って7日に登ったばかりの大滝山につながりますが、先ほどの銃声が西の方から聞こえてきたこともあり、右の分岐を取って小川沢峠から石裂山を目指しました。

小川沢峠を目指して下り始めると林業用モノレールが施設されており、ほぼこれに沿って下って行きます。尾根の左手は伐採跡で展望が良く、白鬚山から大滝山に続く尾根が間近に見えます。この尾根を歩いた時には同じようなピークのアップダウンを繰り返したように思えましたが、ここから見ると白鬚山と大滝山の二つのピークに名前が付くのも頷けます。下りついた鞍部には横根山と石裂山方面を示す壊れた道標が木の幹にビニールテープでくくりつけてあるほかは何もありませんが、ここが小川沢峠と思われます。

小川沢峠からの登りは長く、最後の月山への急登は疲れました。山頂では二人の方がちょうど昼食休憩しており、その背後に出ることに。疲れたので月山からそのまま下ろうかと思いましたが、バスの待ち時間が長すぎることになるので、石裂山を回って下りました。前日の雨で岩が濡れて滑りやすくなっており、下りは注意が必要でした。

 

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【前日光】大滝山

2015-11-07 23:07:53 | 道不明瞭

          大滝山下の林道から白鬚山(右のピーク)方面の展望

【日 程】2015年11月7日(土)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】大滝山
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【参 考】電子国土地形図
【コース】下の向バス停(8:20)→大滝山(11:00)→林道終点(11:30)→ 下の向バス停(12:20)

3年前に東武鉄道の新鹿沼駅からリーバス古峰原線に乗り、小川橋バス停から白鬚山(標高1,000m)に登っています。 この時、白鬚山からさらに1,034mピークを越えて大滝山(標高1,070m)方面に向かいましたが、手前鞍部の林道に出た所で、時刻を考えて下っています。( 白鬚山も大滝山も地形図に山名の記載無し)
今回は下の向バス停から直接、大滝山を目指すことにしました。前日までしばらく好天が続いていたのに用事があって出られなかったので、この日は曇りの予報なのにあえて出かけました。
下の向バス停からすぐの林道は始めは舗装されていますが、奥は荒れています。それでも作業用の車は通るようで、新しい轍が見られます。しばらく行くと林道の分岐があって、左の分岐は3年前に下って来た道です。この分岐の中央が大滝山に続く尾根になります。右の林道本線?を左手を注意しながら行き、踏み跡を辿ってなるべく自然に左の尾根に上がろうとしましたが、結局はかなり強引に登ってしまいました。
652mピークを過ぎると、ひたすら続く長い登りで、部分的には両手を使うような急登もあります。右手の横根山の麓の日瓢鉱山から作業音が聞こえてきます。紅葉も見られるようになり、1,000m程度の二つのピークを越えて最後の急登をこなすと大滝山の頂上です。「栃木の山紀行」の山名板があるほか、木に巻きつけたテープに山名を書き込んであります。この山頂あたりだけ少し藪っぽくなっており、展望もありません。
大滝山からは北東に伸びる尾根を下って次の1,000m程度のピークを目指しますが、地形図ではあまり明瞭でない尾根の分岐があります。ここは右の分岐を取って行くと少し左に方向を変えて目指すピークに着きます。このピークにはここまで林道が伸びてきていたのでちょっと驚きました。あとはこの林道を辿って行くだけで3年前に来たコースの鞍部に繋がりました。この林道は紅葉が綺麗で、1,034mピークや白鬚山が展望できました。(写真)
横根山方面は雲が垂れ込めてきて、いつ降りだしてもおかしくない様子なので、時刻は早いけれどここで下ってしまうことにしました。鞍部は林道の分岐になっていますが、左に下っていく道は出だしから大きな落石が道に転がっています。また下の方では倒木が何ヶ所も道を塞いでおり、越えたり潜ったりしなければなりません。しかし林道にありがちなカーブが無く、直線的に下っているので、山歩きとしては効率的に使えます。天気の方は何とかもってくれました。

 

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【日 光】高平山から鳴虫山(行川源流を巡る尾根)

2015-10-28 23:16:10 | 道不明瞭

                  鳴虫山の頂上から女峰山の展望

【日 程】2015年10月28日(水)日帰り
【山 域】日光
【山 名】高平山、鳴虫山、陽明山、神主山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ時々曇り
【参 考】電子国土地形図
【コース】東武日光駅(7:45)→高平山(9:50)→854m峰(10:20)→892m峰(11:15)→791m峰(12:00)→996m峰(13:00)→鳴虫山(13:45-14:05)→東武日光駅(15:20)

東武日光駅からJR日光駅方面に向かい、東中学校の脇を通って栃木県道14号鹿沼日光線を辿ります。きつい登りで日光インターを見下ろしながら日光宇都宮道路を越えて、ゴルフ場の入口を過ぎると、下りに変わった道が大きくカーブする所に林道入口があります。
行川源流に沿ってしばらく行くと林道分岐があり、車止めがある左の道に入っていきます。この道を辿り、行川源流を飛び石伝いに渡ってからすぐ先で行川が分岐し、水の無い支沢沿いに行きます。地形図を見るとこの道はこの支沢沿いにずっと続いているようですが、道の分岐が現れるたびにより傾斜の大きい分岐を選んで行きました。
道形が消えると細い踏み跡を辿ったりしますが、また広い道に出て、ほぼ高平山頂直下まで道は続いていました。途中、木の間から鳴虫山や女峰山の見える所もあり、三角点のある山頂には「栃木の山紀行」の山名板がありました。最後は北西に伸びる尾根から登って来ましたが、東に伸びる尾根と南に伸びる尾根に赤テープの目印があり、これらが正規?ルートだったようです。
山頂から南に伸びる尾根を辿ると鞍部から先は藪っぽく、赤テープの目印も見えなくなりました。我慢してしばらく進むと藪も消えて、歩きやすい道になり、854mピークに着きました。854mピークから少し下った所に小さな石の祠がありました。
次の860mほどのピークを越え、小さなアップダウンを繰り返して、850mほどの南北に長いピークを東西に横断します。ここは下り口に赤テープの目印がいくつもありました。このあと西に伸びるなだらかな尾根を進んで、尾根の分岐を北に取るあたりで、山砂利採取でしょうか山肌を削っているのが見え、作業音が聞こえてきました。火戸尻山から鳴虫山に続く尾根の東の山腹あたりで、地形図に林道が伸びているあたりと思われます。
次の892mピークを越え、791mピークを目指すルートは地形図からも間違えやすいと感じていましたが、尾根の分岐の両方に赤テープの目印があって迷いました。左を取って急下降になり、間違えたかと思いましたが、平らな所に下りついてほっとしました。その先は地形図からも間違える心配は無さそうに見えます。
996mピークは南東斜面が大きく伐採されて展望が良く、鶏鳴山の姿が目立ちました。このピークは火戸尻山から続く尾根と合流する所で、ここから鳴虫山へは赤テープも多くなります。両側をフェンスに囲まれたり、一部、藪っぽい所もありました。鳴虫山の直下では、ここまで伸びてきている林道を少し歩いてから頂上を目指して直登します。頂上に出る所には「通行禁止」の看板がありましたが、逆方向から来たのでご容赦願います。
このコースは全体に植林帯が多くてここまであまり紅葉は見られませんでしたが、鳴虫山で綺麗な紅葉を見ることができました。神主山経由で下りましたが、途中のピークで陽明山1,080mという小さな山名板に気が付きました。


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【御坂周辺】近ヶ坂峠~羽根子山~高川山

2015-04-06 23:14:31 | 道不明瞭

                              雰囲気の良い近ヶ坂峠

【日 程】2015年4月6日(月)日帰り
【山 域】御坂山地
【山 名】羽根子山、高川山
【メンバ】単独
【天 候】雲り
【コース】初狩駅(12:00)→近ヶ坂峠(14:00)→羽根子山(15:30)→高川山(15:50)→初狩駅(16:50)
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺
【切 符】青春18切符

このブログには記録を載せていませんが、高川山は10年以上も前に初狩駅から男坂経由で登り、大月駅へ下ったことがあります。この日は悪いと思っていた天気が急に良くなったので、青春18切符を使うには大きく出遅れましたが、初狩駅から鶴ヶ鳥屋山に登るつもりで出発しました。
電車に乗ってから地図を眺めているうち、高川山の西に伸びる尾根をいつか歩こうと思っていたのに気がつきました。どちらにしようか迷いながら初狩駅で降り、半分は鶴ヶ鳥屋山に登るつもりで、車道(大幡初狩線)を歩きました。ところが意外に車通りが多い道なので、早いとこ山道に入りたくなりました。
左手にごみ焼却場が見えており、焼却場へ道が分岐する所に未舗装の林道入口が見えました。この時点でようやく高川山に向かうことを決断し、林道に入りました。
作業用の急で荒れた林道で、どんどん高度を稼げます。右手下に木材工場が見え、左手の焼却場との間の尾根を登りました。伐採跡に植林されたばかりなので、鶴ヶ鳥屋山や三ッ峠山の展望が広がります。
すぐに終点となり、笹薮に入って行きますが、あまり密生していないので比較的楽に進めます。小ピークに登り着いた所でルートミスをしました。主尾根に出たと思って左に進んだところ、南に顕著な尾根が平行しているのが見えました。戻って次のピークまで登ると、山道に合流しました。下にはゴルフ場が見えます。ここは、685.2mピークあたりと思われます。
後は明瞭な山道を辿るだけで気が楽ですが、焼却場を巻いて大回りするように進みます。道標がない分岐もありますが赤テープを信じて行きます。やがて開けた近ヶ坂峠に着くと、しっかりした道標がありました。(写真)
ここから鍵掛峠方面に向かうと、少しずつ道標も出てきます。鍵掛峠はあまり峠らしくなく、分岐する踏み跡は微かです。中央線沿線では桜が満開でしたが、このあたりから山桜が多く見られるようになり、可憐な花が目を楽しませてくれます。天気のほうはすっかり曇ってきてしまいました。
緩やかだった道が急になり、ピークに登り着くと向こうにようやく高川山の姿が見えました。さらに岩稜を行くと登りついた所が羽根子山ですが、山名板を見落としそのまま先へ進んでしまいました。もちろん不注意が主因ですが、市販の地図しか持って来なくて下調べもしていなかったことも原因でしょう。踏み跡が消えて、振り返った所で羽根子山から高川山に続く尾根が見えたので戻りました。羽根子山からの下り口には、字が読めなくなった古い小さな木板があるだけです。こんなところを下るのかと思うような急斜面ですが、ロープはしっかり設置されています。
下りついた鞍部に「岩殿クラブ」の案内板がありました。高川山の頂上に登り着くと、この日はじめて男女2名の登山者に出会いました。男坂経由で初狩駅に下りました。

 

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【前日光】鶏鳴山から北東尾根を下る

2014-12-10 23:48:45 | 道不明瞭

                      麓から見る鶏鳴山

【日 程】2014年12月10日(水)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】鶏鳴山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ時々曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)、地形図(電子国土)
【コース】小来川森崎(9:00)→鶏鳴山(11:30)→650mピーク→遠入→下今市駅(16:10)

鶏鳴山は4年半前に小来川森崎バス停から笹目倉山を経由して登ったことがあります。今回は、鶏鳴山から北東に伸びる尾根を歩いてみようと思い、小来川森崎バス停から直接鶏鳴山に登りました。鶏鳴山からは北にある840m程度(地形図に標高の記載なし)のピークを目指し、そこから北東の稜線を辿って650mピークを経て、622.8m三角点に至り北に伸びる尾根を下って県道150号線に出ようと考えていました。結果的には622.8m三角点より手前で南側の林道に下り、県道70号線に出て東武下今市駅まで歩きました。
終点でバスを降りて黒川神社の右の道を行き、道路左に郵便局のある手前で右の道に入ります。入口には笹目倉山登山口の道標があります。橋を渡って林道となりしばらく行ってから左の斜面に取り付き、尾根に上がると後は尾根を忠実に辿ります。踏み跡らしいものは947mピーク手前で登山道に合流するまで見られません。なお、山と高原地図では鶏鳴山の南の尾根に道は記されていませんが、実際は815mピークまで道はあります。
山頂を過ぎ石祠を過ぎて登山道は右に下って行きますが、真っ直ぐに下るルートを探しました。目標となる次のピークは鶏鳴山よりかなり低いので、貧弱に見えます。目標はわかりましたが、そこへ行くルートの取り方が難しい。明瞭な尾根が無く、急斜面が広がっているだけです。
下り出してから、少し右にルートを修正して行くと、トラロープが目に入りました。ロープ沿いにも踏み跡は見られず、足もと不安定な急斜面なので、ロープに頼りながら下りました。滅多に人が通りそうもないこんなルートになぜ設置したのだろうと訝る気持ちになるほどロープは長く続いています。登山道ではない所にこれほど長いロープが設置されているのは初めて見ました。
840m程度のピークには標識もありません。この先の尾根を間違えずに辿るのは困難と思っていましたが、注意していてもやはり間違えて沢に下り、登り返しが大変になりました。650mピークあたりから藪っぽくなり、時刻も押してきたので、622.8m三角点はあきらめて収束することにしました。ちょっと藪を漕いで沢に下りますが、倒木が多くて楽に進めません。それでも林道までは長くはありませんでした。
林道に出て遠入の集落を過ぎ、県道70号線に出て左へ今市を目指しましたが、ゴルフ場のあたりから県道150号線にかけてアップダウンがあって疲れます。県道70号線を右に行って明神駅を目指したほうが良かったかも知れません。

 

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【丹 沢】湯本平~不老山~ミツバ岳~細川橋

2014-10-08 23:29:04 | 道不明瞭

               サンショウバラの丘から箱根方面の展望

【日 程】2014年10月8日(水)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】不老山、ミツバ岳、権現山
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】湯本平バス停(8:00)→不老山(11:45)→サンショウバラの丘(12:30)→芦沢橋(13:20)→浅瀬(14:00)→ミツバ岳(15:30)→権現山(16:20)→細川橋バス停(17:20)

湯本平バス停のすぐ先で河内川に架かる橋を渡ります。平山集落から648mピーク、843mピークを経由して867mピークの先で登山道に出ました。登り口あたりは植生保護柵が張り巡らされていますので、工夫が必要です。また、はじめは明瞭な踏み跡がありますが、648mピークに急登するあたりは不明瞭です。843mピーク手前は深い笹薮の中の踏み跡を辿ります。843mピークから先の稜線は藪があるので、適当に巻いて行きます。登山道に出たあと、林道を横切る所に「番ヶ平」の標識があります。林道の東側は大きく崩壊して大野山の展望が良いのですが、この林道は修復不能のように見えます。
不老山を越えて下ると、世附峠と駿河小山駅方面の分岐があります。世附峠方面の入口に「台風でつり橋が流出」という注意書きがありますが、あえて世附峠に向かいます。世附峠で林道に出ると標識があり、林道はどちらの方面も通行禁止と書かれています。湯船山への登山道を取ると「サンショウバラの丘」に登りつきます。展望の良い所で、西には湯船山手前の白クラノ頭が大きく、その左に雲がかかって霞んでいましたが富士山が頭を出しています。南側は箱根や愛鷹山、西は越えてきた不老山が見えます。サンショウバラの見頃は6月上旬とのことです。
サンショウバラの丘を越えた鞍部から標識はありませんが、作業道を利用して下りました。不明瞭な部分もありましたが、目論見どおり芦沢橋に下りつきました。浅瀬へ向かうと林道が崩壊している部分があり、慎重に通ります。ゲートを過ぎて左のコンクリートで固めた斜面に階段があるのを見つけ、そこからミツバ岳に登り始めます。
藪を避けるため植林帯を選んで急で長い斜面をひたすら頑張ります。山頂が近づいても明瞭な踏み跡は現れませんでした。山頂は藪の中で展望はありません。
ミツバ岳から権現山へは明瞭な踏み跡がありました。最後は日没との競争となり、なんとか暗くなる前に細川橋に下りました。

 

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【丹 沢】西丹沢~1,119mP~畦ヶ丸~白石峠~西丹沢

2014-09-16 20:51:25 | 道不明瞭

                    1,119mピーク付近から見る畦ヶ丸

【日 程】2014年9月16日(火)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】畦ヶ丸、モロクボ沢ノ頭、バン木ノ頭、水晶沢ノ頭
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】西丹沢バス停(8:30)→1,033mピーク(10:00)→畦ヶ丸(11:40)→バン木ノ頭(12:30)→白石峠(14:00)→西丹沢バス停(16:05)

西丹沢バス停から畦ヶ丸への登山道を進み、西沢の対岸に渡ってすぐに西沢左岸の尾根に取り付き、849mピーク、1,033mピーク、1,119mピークを経由して善六ノタワで登山道に戻ります。その後は登山道を畦ヶ丸、モロクボ沢ノ頭、バン木ノ頭、水晶沢ノ頭と歩いて白石峠から西丹沢バス停に戻りました。
西沢左岸の尾根への取り付きは木の根を手掛かりにするような急登でした。登りついたピークからは赤テープなどの目印が見られるようになります。また所々痩せ尾根もありますが、アップダウンは少なく、1,033mピークまではほぼ登り一方です。1,119mピークあたりは植生保護柵が設置されていましたが、柵が切れた場所があり、そこは木も草も生えておらず赤茶けた土が剥き出しでその下は崖になっていました。ここから畦ヶ丸の姿が良く見えました。(写真)
1,119mピークからはそれまで稼いだ高度がもったいなく思える下りで善六ノタワに着きます。ここから畦ヶ丸頂上へは梯子や階段状のきつい登りがあります。頂上のすぐ先の畦ヶ丸避難小屋にはトイレがあり、部屋には大きなストーブもあって、毛布も少し置いてあります。避難小屋からモロクボ沢ノ頭への分岐を取り、モロクボ沢ノ頭では城ヶ尾峠の分岐を分けて白石峠に向います。白石峠まで丈の高い笹が多く、展望はほとんどなく、最近通った人がいないようで蜘蛛の巣が多くて閉口しました。バン木ノ頭から横浜市野外活動センターへの分岐は明瞭でした。コース中出会った登山者は善六ノタワから畦ヶ丸の間の6名だけで静かな山行でした。

 

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【丹 沢】箒沢公園橋~926mP~檜洞丸~犬越路~西丹沢

2014-09-12 23:40:00 | 道不明瞭

               大室山方面の展望(檜洞丸~犬越路の途中)

【日 程】2014年9月12日(金)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】ヤブ沢ノ頭、石棚山、テシロノ頭、檜洞丸
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】箒沢公園橋バス停(8:20)→926mピーク(10:00)→石棚山(11:20)→檜洞丸(12:30)→犬越路(14:30)→西丹沢バス停(16:05)

箒沢公園橋バス停から中川川にかかる橋を渡ってキャンプ場の横を過ぎ、少し行くと登山道は板小屋沢を渡り返しますが、その手前で左岸の尾根に取り付いて登って行き、926mピークに至ります。この926mピークは昨年11月に中川温泉から762mピーク、956mピークを経由して訪れた所で、その時は雪があったので緑濃い今とはだいぶ雰囲気が違っていますが、広々して特徴的なのですぐに分かりました。
ここから緩やかな尾根を行き、左に方向を変えると板小屋沢源頭の痩せ尾根になりますが、両側切れ落ちており、登山道ではないのでロープ等の設置は一切無いので注意が必要です。そのあと急斜面の登りをこなして1,210mピークで一般登山道に合流します。あとは登山道を石棚山、檜洞丸、犬越路と歩いて西丹沢バス停に下りました。
石棚山の先では植生保護柵の設置工事と思われる作業が行われており、ここまで登ってきて作業するのは大変だなぁと思っていると、その先に作業者の宿泊用テントが設置されていました。作業は犬越路の避難小屋あたりでも行われており、登山道のあちこちに工事用の資材が置かれており、規模が大きいと思いました。テシロノ頭から先でマルバダケブキが花は終わっていましたが大群落を作っており、檜洞丸の頂上から犬越路にかけてシロヨメナの大群落が花盛りでした。また、トリカブトの花も多く、鹿が食べない植物だけが残ってしまったようです。
檜洞丸から犬越路への道は鎖や梯子が多く、丹沢の一般登山道では一番多いほうかと思いました。コース中出会った登山者は6名と静かな山行で、9月中旬にしては涼しく歩けました。

 

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【丹 沢】中川温泉~956mP~石棚山

2013-11-24 22:31:56 | 道不明瞭

                    762mP手前の尾根の紅葉

【日 程】2013年11月24日(日)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】ヤブ沢ノ頭、石棚山、板子屋沢ノ頭
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】電子国土地形図
【コース】中川温泉入口バス停(8:15)→762mピーク(10:00)→956mピーク(11:00)→926mピーク(12:00)→1,210mピーク(13:20)→石棚山(14:00)→箒沢公園橋(15:40)

今年1月に玄倉バス停から遠見山、大杉山を経由して956mピークまで尾根筋を歩き、その先に続く尾根にも興味がありましたが、時間が無いので和田バス停に下りました。今回は中川温泉から762mピークを経由して956mピークに登り、その先の926mピークを経由して1,210mピークで一般登山道に合流し、石棚山を往復してから箒沢公園橋に下りました。この日は丹沢湖マラソンの開催日で丹沢湖周辺は大賑わいでした。また、丹沢湖周辺の紅葉もちょうど見頃で素晴らしかったです。
中川温泉入口バス停で下車し、湯ノ沢沿いの道を行くと堰堤で道は途切れます。少し湯ノ沢沿いに進んでみましたが、困難そうなので戻って堰堤近くから左手の尾根に取り付きました。仕事道らしい踏み跡がみられ、辿って行くと尾根に上がります。このあたりの紅葉は綺麗でした。(写真)
762mピークに近づく頃、人の話が聞こえ出し、犬の鳴き声も聞こえるので、もしかして猟師が入っているのかと思いました。しかし、犬の鳴き声ははるか下の麓の方から聞こえているので、先行者がいて、それを麓の犬が見つけて吼えているのだろうと思いました。762mピーク付近はフェンスで囲まれている場所があり、フェンスに沿って回り込みます。いったん下って956mピークへは長い登りとなります。木立の間からは富士山の姿も見えます。956mピークに着くと10人ほどのグループが休んでいました。
956mピークからはなだらかなアップダウンで気持ち良い所ですが、やがて急な下りが始まります。この手前でグループのリーダーらしき人がなにやら話しているところに追いつきました。先を譲っていただき下り始めますが、ここまで下るかと思うほどの大下りになります。最後に尾根が二手に分かれる所は左が正解で、右を取ると鞍部よりかなり低い所に下ることになり、しかも困難そうです。ここは間違いかけて戻りました。926mピークに登り返すと、箒沢から登ってくるルートがありそうに見えました。926mピークからはしばらくなだらかな登りですが、少し下った所からきつく長い登りが始まります。この登りはルートがやや不明瞭です。一般登山道に出る所には迷い込まないようにロープが張ってありました。
石棚山まで登る途中、数人のいずれも単独の登山者に出会いました。石棚山からは来た道を引き返し、一般登山道で箒沢公園橋に下りました。ちょうどバスが来る時間でしたが、バスは10分ほど遅れてやって来ました。

 

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【前日光】両ノ手山付近の尾根

2013-11-03 22:31:08 | 道不明瞭

                 登り始めに鶏鳴山方面を振り返る

【日 程】2013年11月3日(日)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】不明
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)
【コース】小来川森崎(9:00)→954mピーク(12:30)→896mピーク→872mピーク(14:20)→落合→一の鳥居(15:30)

表題は両ノ手山付近ですが、両ノ手山には登っていません。昨年12月に両ノ手山に登った時に954mピークの東に主稜線から外れて形の良いピークが見えました。地形図の等高線から見ると標高は900m以上910m以下です。今回はリーバス小来川森崎線の終点から先ずこのピークを目指すことにしました。

黒川沿いの道を行くと、ウッズマンビレッジという看板があり、ログハウスが何軒も建っています。黒川から分岐する沢沿いの道に入ると、右手に分岐する林道がありました。この林道に入ると尾根を巻いて、沢沿いの道になり、正面に目指す尖ったピークが見えてきました。林道はすぐに終点となり、どこも藪っぽくて取り付きに迷う所ですが、右手の斜面を登って尾根に出ます。尾根上も藪っぽいのですが、右手の植林帯の中に作業と思われる踏み跡がありました。しばらくジグザグに登ってから見晴らしのある所に出ました。(写真)

しばらく行くと左手にフェンスが出てきます。右側はすぐに藪になるので、フェンスを越えて左に移りました。しばらく登っているうちに踏み跡は左に緩やかにトラバースしていきます。登り始めの沢も越えてトラバースして行くと、前方にまたフェンスが現れます。このフェンスは左側の方が歩きやすそうなので、越えられる所からフェンスを越えました。その後は急斜面をひたすら登ります。登り着いたピークは植林の木立の中で、山名板もありません。遠くから見ると形が良いのですが登ってみると何の変哲も無くちょっとがっかりでした。ここからは緩やかな下りと登り返しで両ノ手山から続く主稜線上の954mピークに着きます。

954mピークから896mピークまでは両側が切れ落ちている岩場の急な下りがあり、慎重さが必要です。896mピークから六郎地山へ続く主稜線と別れ、南西の尾根を下って872mピークを目指します。大きく下って860mほどのピークへの登り返しがちょっときつい所です。872mピークからは明瞭な尾根筋がありませんが、何とか最後まで沢筋に降りずに下りきりました。下った所は墓地の裏でした。東大芦川に沿った舗装道路を歩いて一の鳥居に出ました。

 

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【みどり市周辺】沢入駅~三境山~神戸駅

2013-10-27 23:42:38 | 道不明瞭

                  主稜線下の尾根から白浜山方面の展望

【日 程】2013年10月27日(日)日帰り
【山 域】安蘇山塊
【山 名】三境山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】沢入駅(9:15)→主稜線(11:50)→三境山(13:50)→童謡ふるさと館(15:40)→神戸駅(16:10)

わたらせ渓谷鉄道の沢入駅から黒坂石川沿いの林道を行き、黒坂石川支流の蔭賀沢(今年6月23日に遡行)沿いの林道に入り、林道終点から左手の斜面に取り付きました。急斜面をしばらく登っていくと痩せた尾根になり、白浜山方面の展望が開ける場所があります。(写真)

尾根を辿って行くと岩場も出てきますが、歩かれていない所なので、足をかけると崩れるような脆い岩もあります。やがて別の尾根に合流した後、三境山から根本山へと続く稜線上のピークに出ます。三境山へ向かうと蔭賀沢遡行の時に下った黒坂石方面への分岐を示す古い道標があります。

そこから先は初めて歩く道でしたが、壊れて字も読めない道標のあるピークから下る所で間違えた方向に下り、引き返しました。このルートはみどり市と桐生市の境を行くので「境界見出標」という赤い札が頻繁に現れます。これが見えなくなったら道をはずしたことになります。白浜山への分岐のあるピークを過ぎ、また一度間違えながらも目印を頼りに三境山に着きました。頂上には三等三角点、山名板、石祠がありますが、展望はありません。三境山の前後は大きな岩が多く、特に残馬山方面への下りは岩がゴロゴロしています。

鞍部まで下り、登り返した次のピークから木の間越しに三境山の姿が見えます。2009年12月に残馬山から来て、三境山を越えた所から、三境林道に下ったことがありますが、今回はここから三境林道に下ることにしました。道の無い支尾根を下るとすぐに急斜面になり、杉の植林帯を慎重にくだります。変な鳴き声が聞こえたので見ると、野猿の一団が斜面を登っていくところでした。三境林道に出て少し下ると、柱戸林道の分岐があり、長い林道を下って童謡ふるさと館に出て、神戸駅に向かいました。

 

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【丹 沢】西丹沢自然教室から権現山、畦ヶ丸、屏風岩山

2013-01-31 23:52:02 | 道不明瞭

                         畦ヶ丸山頂

【日 程】2013年1月31日(木)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】権現山、畦ヶ丸、屏風岩山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】電子国土地形図
【コース】西丹沢自然教室バス停(8:30)→権現山(11:10)→畦ヶ丸(12:50)→屏風岩山(14:45)→細川橋バス停(16:20)

平日で西丹沢自然教室バス停で下車したのは私一人でした。車で来ている登山者は何人かいました。西沢沿いの登山道は踏みつけられた雪が凍結して滑りやすくなっています。
下棚を見物しに行ったところ(凍結なし)、手前の痩せ尾根が登れそうに見えて取り付きました。ところが危なっかしい急登の連続する全く悪いルートで、左から上がって来る穏やかな道に抜け出た時はほっとしました。積雪は少なめで、地面が出ている所もありました。権現山と畦ヶ丸を繋ぐ尾根の分岐まで登って権現山を往復します。道標は朽ちたままで山名板もありません。頂上付近には富士山が比較的良く見える少し開けた所がありました。また、山頂から東方向に下るルートに赤テープの目印が続いているようでした。
尾根の分岐に戻って畦ヶ丸に向います。暖かい日で右手の木の間越しに大室山方面の展望を楽しみなが気持ち良く歩けました。しかし畦ヶ丸への登りはきつく、頂上直下では笹薮の中に動物の足跡が続く細いルートを登ります。最後に雪が降ってから数日経つかと思いますが、登りはじめからここまで人間の足跡は見られませんでした。畦ヶ丸頂上で合流するメインルートは歩く人が多く、雪が良く踏み固められています。休憩していると男性一人が登って来ました。私と逆コースで下るつもりとのことで、コース状況を話しました。
畦ヶ丸からは大滝峠に向います。バスの時間が中途半端なので大滝沢コースには下らず、屏風岩山を越えて二本杉峠から上ノ原に下りました。屏風岩山あたりは、逆方向を向いた一人だけの足跡が見られました。

 

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【丹 沢】玄倉~大杉山~956mP~和田

2013-01-26 20:58:27 | 道不明瞭

                     762mピーク付近から箒沢方面

【日 程】2013年1月26日(土)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】遠見山(戸沢ノ頭)、大杉山、小割沢ノ頭(845m)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】電子国土地形図、ヤマレコ(HP)
【コース】玄倉バス停(8:15)→遠見山(10:20)→大杉山(11:00)→小割沢ノ頭(11:20)→956mピーク(12:40)→762mピーク(13:40)→和田バス停(14:40)

玄倉バス停で下車するとバス停で待っていた女性から登山届の用紙を渡されました。大杉山のコースを記載すると「道に迷う方が多いので注意してください」との忠告を頂きました。いっしょに下車したもう一人の方は石棚山を目指すとのことでした。先週に降雪直後の箱根の白銀山頂上付近でロングスパッツの上まで潜る積雪でしたので、迷いながらスノーシューを持って来ましたが、今回は不要でした。
玄倉川橋を渡って左へ行き、林道擁壁に作られている階段を使って取り付きます。左手に富士山も見えてきますが、残念ながら頂上付近は雲に隠れています。登りついた723mピークにわずかに雪が残っていました。次の880mピークにはフェンスがあって遠見山と書かれた透明の板が掛かっていました。
ここから大杉山までフェンスがずっと続いています。またこの間は歩くのに少し抵抗を受けるくらいの積雪がありました。大杉山を過ぎると雪は少なくなり、いったん下って登り返した845mピークには「水源の森」を示す杭に「小割沢ノ頭」と書き込まれていました。小割沢ノ頭で正面に956mピークが見えますが、尾根が左右に分かれています。ここには目印が無く、見たところ方向違いに思えますが、右の尾根を下って小ピークに登り返すと目印があります。あとは956mピークまで比較的明瞭です。右手には石棚山、同角ノ頭が木の間越しに見えています。登りついた956mピークには山名板などは見当たりません。
やや早い時刻ですがここから下ることにしました。ピークの西側が大きく崩壊しており、大室山、加入道山方面の展望が開けています。その南側の幅広い尾根を下りますが、幅広なので何度か地形図で確認し、所々で見られる目印も確認します。762mピークの鞍部付近は両側が切れ落ちた急斜面で慎重に下ります。右手が開け、箒沢あたりを見下ろして左手前に権現山、右奥に大室山の展望がありました(写真)。
この鞍部からの登りだけ丸太による道の整備がなされていました。762mピーク頂上からは中川温泉方面に続く尾根を下る予定でしたが、この尾根に入るのを妨害するようにフェンスが作られていたので、まっすぐ続く尾根を下ることにしました。途中、何度も右に目印が見られましたが、すべて無視してまっすぐ尾根を下りました。最後の小ピークの手前で右の沢に下りましたが、滝を巻いて下る所もあり、もっと手前で尾根の分岐に入ったほうが楽だったかも知れません。
中川川の川原に出て渡渉になるかと思いましたが、飛び石を伝って渡れました。さらに、高い道路擁壁を登らないと道路に出られないのですが、下流へ少し歩くと石積されている所があって登ることができ、ガードレールを越えて道路に出ました。

 

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【箱 根】三所山、白銀山

2013-01-15 23:37:50 | 道不明瞭

                駒ケ岳と神山の間から頭を出す富士山

【日 程】2013年1月15日(火)日帰り
【山 域】箱根
【山 名】三所山、白銀山
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図29箱根(昭文社)
【コース】箱根湯本駅(8:30)→406.4三角点(9:40)→三所山(12:00)→白銀山(13:30)→畑宿バス停(15:30)

昨年、一昨年に続き、降雪直後の箱根を歩きました。都心の道路にはかなりの雪が残っていたのですが、箱根の町には道路に全く雪がありません。山の雪も物足りないぐらいかなと思って歩き出したのですが、登るにつれて積雪が増えて、千メートルにも満たない頂上ですが、ロングスパッツの上まで潜るほどの積雪がありました。箱根の雪は水を含んで重く、頂上付近のわずかな距離のラッセルで体力と時間を消耗しました。時間に余裕があれば下ってからさらに鷹巣山、浅間山も登って箱根湯本まで歩いて戻ろうと思っていましたが、すっかり疲れて時間も無くなり、畑宿バス停からバスで戻りました。展望については木の間越しに丹沢や明神ヶ岳、駒ヶ岳など見えるのですが、写真に撮れるほど開けている場所はありません。三所山を過ぎて樹林の切れ目がわずかに広がりましたが、朝のうちの快晴がこの時にはすでに曇りに変わってしまいました(写真)。

登山口は白銀林道が箱根新道の下を通ってからカーブする手前に右に分岐があり、入口には鎖が掛かっています。下っていくと堰堤の前で沢を渡った所に目印があって登り口となります。踏み跡ははっきりしていてテープなどの目印も多くあります。登り始めてすぐ左が竹林となっている所に「高電圧 危険 ストロボ電柵器使用中」という札があって電線が通っていました。406.4三角点を越えてから雪が増えてきて、途中でスパッツを着けました。三所山には山名板が二枚ありました。その後、急斜面にちょっとした岩場が出てきます。雪が無ければ問題ない所かも知れません。次に昭文社の地図では「老懐山」というのがあるようですが、山名板は確認できませんでした。白銀山へはなだらかな登りになりますが、このあたりから進むのに苦労するほど雪が深くなりました。白銀山の三角点も山名板も雪に埋もれて確認できませんでしたが、アンテナ施設を見たので頂上は踏んでいるはずです。右へ下りにかかるとそれまでのラッセルが嘘のように楽になりました。箱根新道に下って左へ少し行き、新道がカーブするところから左のガードレールを越えると目印があり、辿っていくと石だたみの道に出ます。箱根新道を橋で渡って畑宿バス停に出ました。

 

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【前日光】両ノ手山

2012-12-25 23:56:32 | 道不明瞭

                954mピーク付近から男体山、女峰山方面

【日 程】2012年12月25日(火)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】両ノ手山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】山口橋バス停(9:00)→両ノ手山(13:00)→一の鳥居大貫バス停(15:45)

東武鉄道の新鹿沼駅からリーバス小来川森崎線に乗り、山口橋バス停で下車して橋を渡ってから分岐する林道を歩きます。先月27日のお天気山と同じアプローチですが、右に現れた最初の未舗装林道に入りました。林道が終わるところから小さなピークを越えて向こう側に下り、沢を渡って舗装された車道に出ました。すぐに車道から分岐する未舗装の林道に入り、終点から尾根に上がっていきます。長い尾根をひたすら登り、660~680mほどのピークの連なりまで登ると樹間から両ノ手山が見えます。
ここから641.5m三角点に向うルートのほうが明瞭なのですが、目的の696mピークへ向って下る分岐が藪っぽく分かりにくくて、行ったり来たりしました。分岐はワイヤーが残されているあたりの藪っぽい小ピークで青い目印があります。少し下ると大木が根こそぎすさまじい倒れ方をしていました。登り返した696mピークからの下りもちょっと迷う所ですが、幸い前方に両ノ手山が見えています。再び長い登りをこなした928m三角点のある両ノ手山は展望がありません。次の954mピークへは比較的明瞭な踏み跡が見られますが、ピークの直下は左側が崩れた急斜面になっています。954mピークからの下りも急斜面で右が切れ落ちており、気を抜けません。下りきったあたりで時刻も14時を回ったため左の斜面に下ることにしました。
この下りは尾根筋は急斜面、沢筋は倒木がなだれ込んでいてなかなか困難です。踏み跡の無い未知の斜面を安全かつ効率的に下ることを一つのテーマにしていますが、なかなか満足のいく下り方ができません。今回も何とか林道終点が現れた時はほっとしました。林道を下って「不動滝入り口、子安観音」の看板を見て大芦川沿いの車道に出ました。

 

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