探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

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東京における土佐巡り

2019-02-05 00:00:39 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。12月の連休に東京の土佐巡りをした。

相棒の行きたいところに従い目黒から南麻布、品川から鮫洲・立会川を経て品川神社を暗くなるまで巡った。

途中、めぼしい史跡があらば土佐と無関係でも立ち寄った。清正公や大久保彦左衛門墓のある立行寺など。





最後は御殿山と長州藩士たちが英国公使館焼き討ち前の相談場にした土蔵相模。その間に流星忌参加者からの問合せに答えるなど目まぐるしい。昨年は最後の最後まで歴史尽くしだった。

夜は恵比寿にある溶ける餃子「安兵衛」へ行ったがあいにくいっぱいだったので近くの居酒屋へ。

その前にせごどん史跡[勝・西郷会見の地]碑へ。後藤象二郎の明治時代の屋敷があった新高輪プリンスで改修されたばかりのロビーの内装にも目を見張った。庭も素晴らしかった。

翌日、多磨霊園を回り土佐人士や徳富蘇峰、橋口壮介・柴山愛次郎などせごどん史跡も忘れず堪能した(=写真)。



夜は祝杯をあげ、自宅に招き鍋を突いた。冬はこれに限る。

最終日、一昨年ブログに載せた[旧多摩聖蹟記念館]へ。11月なら銀杏がきれいだったが、さすがにもうその影はない。だが、明治150年の貴重な展示を見学できたし(企画展は4月まで延長)、何よりも気になっていた三条実美の別荘対鴎荘の情報がいろいろあって面白かった。すでに解体されて久しいが、元々あった隅田川沿いの橋場から移転された経緯など充実したものだった。

征韓論政変で体調を崩した三条実美が療養した建物だっただけに、これもせごどん関連史跡と言えよう。元の場所に石碑が建っているというから機会があれば訪れたい。

三条は征韓論で板垣退助参議との絡みがあるし、幕末は土方久元や黒岩直方ら土佐藩士が三条ら五卿の九州滞在を支えている。

暮れゆく年を感じながら再び土佐への情熱にかきたてる貴重な休みとなった。

1月は事情があって毎週静岡にとんぼ返りする必要があり、20日は10年続けている詩吟の新年会があって、今年は夏に50周年記念大会や秋に昇段試験もあるのだが、年を重ねても活気あるメンバーに再び奮起の念を燃やしてもらえた気がした。
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