探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

「探墓巡礼顕彰会」の公式ブログです。巡墓会企画の告知など活動報告をしています。

うれしい話

2018-06-13 00:56:56 | 日記
会員のカトケンです。

目下執筆中の3人の幹事はブログに投稿ができないほど時間に追われている。

だが、ここで敢えて投稿してみたい。

なぜなら、うれしい出来事があったからだ。会としてではなく、小弟自身の話だ。

小弟は15才で志を立て史学を学ぶと決め、それに向かって準備を始めた。

幸い、尊敬する土佐の史家平尾道雄が教鞭をとったことのある学舎に入ることができた。

だが、歴史を学ぶのに外ばかり出かけて宿題をやるべき土日もアルバイトばかりしていた。

大学に入る前にも勉強は古典のみに絞った如く、入ってからも古文書の読解と史料読みに専念。ほとんど論文は読まなかった。

卒論を書くに当たり、強く郷土を意識した。地域に埋もれた、草葉の陰に隠れた歴史を掘り起こし、忘れられあたかも捨てられた如く、今まで振り向かれなかったテーマを探した。

それが卒論で取り上げた[反自由民権派]であった。元々は土佐勤王党の生き残りで、古勤王党などと呼ばれ、武市半平太・坂本龍馬・中岡慎太郎亡き後どのように彼らが生きていったかを知りたかったからだ。

卒論を無事書き終わり就職した年の夏、土佐に戻って研究発表の機会を得た。その翌年、卒論に研究発表とその後分かったことを盛り込み母校の学会誌『海南史学』に寄稿した。漢字ばかりで、かなりの長文だったため誰も読まないだろうと思っていたーー

ところが、今年になってマーカーで塗りつぶされるくらい小弟のこの論文を読んでくれている人がいるという。こんなもの誰も注目しないだろうと思っていただけに吉報であったし、大いに励まされている。その悦びは今年本を書こうと産みの苦しみを味わっている自分の糧になっている。卒論の時もめげずにやり遂げたことをもう一度やるだけだと言い聞かせ、少し気分を変えるために山本夏彦の『誰か戦前を知らないか』(文春新書)シリーズを読んでリラックスしている。

今回もあのときと同じく良き仲間に恵まれていて、今日やり取りをしていて仲間っていいなとつくづく思った。あのときの仲間にも今年会う約束がある。

宣伝報告などブログで書くべきことはたくさんあるのだが、前に進むため、より前向きな気持ちが持てる記事を載せたかったーーこれからが勝負!

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