極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

有漏 2

2005-03-29 23:28:01 | Weblog
有漏  作 青柳亨

忘れられた名前 
どこにあるのかも知らず
瞳は虚ろに光り
隠れることしかできない

眠れる場所はどこにあるの
それをさがすことさえしないで

忘れられた笑顔
閉ざされたその唇
還るあてさえもなく
信じられるものはない

闇の中に落としてきた自分を
二度と振り返りもしないで

有漏のままで
有漏のままで独り
有漏のままで
寂しささえ超えて




よくわからない詩だ。閉塞感は感じる。

「煩悩に翻弄されながら生きてきたが、相変わらずそのままである」と、いうことが言いたいのか。あるいは「煩悩のおもむくままに生きてきたが、今や寂しささえ超越した境地にいる」ということなのだろうか。

なんとなくわかったような気もする。

曲調は和風だが、ビートはジャングルビートだ。演歌や民謡のようになってはいない。青柳の言う「日本的であって、且つ大衆受けする」楽曲にはある程度仕上がっている。

青柳は「有漏」によって、ひとつの方向性をこの時、示した。


コメント
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