極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

渥美の8ミリ映画

2005-03-05 17:10:52 | Weblog
日本大学芸術学部映画学科監督コースの渥美の課題提出は8ミリ映像、ということが多かった。何度か手伝っている。「運動の連続」という課題で、林の学習院大学の剣道部で練習風景を撮ったり、「学校から家まで」という課題で、私が主人公になって短篇映画を作ったりした。

「学校から家まで」はよく覚えている。台詞はなくサイレントだ。主人公の私が日大の門を出ると、男(三井)に出会う。なぜか私はその男から逃げるようにして駅へ駆け込み電車に乗る。座席に座るとまた、さっきの男がいる。このように、家までのポイントポイントにいつも男が先回りしている。

やれやれとアパートに着き、ドアをあける前に私は(また、あの男がいたりして)と思う。
はたして、ドアを開けると、中から出てきたのは渥美だった、というオチ。

どこかで聞いたような話だが、なかなかよくできていると思った。大学に提出してそれっきり、本人にも戻されなかったらしい。

もう一度観てみたい。
コメント
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