日本大学芸術学部映画学科監督コースの渥美の課題提出は8ミリ映像、ということが多かった。何度か手伝っている。「運動の連続」という課題で、林の学習院大学の剣道部で練習風景を撮ったり、「学校から家まで」という課題で、私が主人公になって短篇映画を作ったりした。
「学校から家まで」はよく覚えている。台詞はなくサイレントだ。主人公の私が日大の門を出ると、男(三井)に出会う。なぜか私はその男から逃げるようにして駅へ駆け込み電車に乗る。座席に座るとまた、さっきの男がいる。このように、家までのポイントポイントにいつも男が先回りしている。
やれやれとアパートに着き、ドアをあける前に私は(また、あの男がいたりして)と思う。
はたして、ドアを開けると、中から出てきたのは渥美だった、というオチ。
どこかで聞いたような話だが、なかなかよくできていると思った。大学に提出してそれっきり、本人にも戻されなかったらしい。
もう一度観てみたい。
「学校から家まで」はよく覚えている。台詞はなくサイレントだ。主人公の私が日大の門を出ると、男(三井)に出会う。なぜか私はその男から逃げるようにして駅へ駆け込み電車に乗る。座席に座るとまた、さっきの男がいる。このように、家までのポイントポイントにいつも男が先回りしている。
やれやれとアパートに着き、ドアをあける前に私は(また、あの男がいたりして)と思う。
はたして、ドアを開けると、中から出てきたのは渥美だった、というオチ。
どこかで聞いたような話だが、なかなかよくできていると思った。大学に提出してそれっきり、本人にも戻されなかったらしい。
もう一度観てみたい。