近所に理髪店ができた。
通るたびに店の中を窺ってみるが、まだ客が座っているのを見たことはない。
店主がいかにも手持ち無沙汰という感じで、イスの背に両手を乗せて
寄りかかっていたりする。
夕方、家人が調髪してもらうと言って出かけたが、すぐに帰ってきた。
たまびと 「どうしたの?」
家人 「電気工事が入っているから、今日はできないって・・・
役に立たない。」
たまびと 「私も髪切ってもらいたいんだけど、看板に “Men's” って
書いてあるよね。 だめかな~。」
家人 「男は大丈夫だ。」
たまびと 「・・・・・?・・・・・」
この命知らずが・・・・・