たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

丸の内の建物

2011-07-04 | 都内
『和田倉橋』は、昔の橋を復元して架けかえた橋なので、橋の中ほどから丸の内を見ると、江戸時代と現代のビル群がいい対照になっています。


和田倉橋の交差点角にある 東京銀行協会ビル は、大正時代の建物の美しさをなんとか残そうと努力した結果だと思いますが、煉瓦造りの建物の上に、高層ビルが乗っかったような、あるいは、高層ビルに赤煉瓦の建物を貼り付けたような、不思議な建築物になっています。


交差点を渡って奥に進むと、もう一つ大正時代の建物があります。
日本工業倶楽部会館 は大正9年の建築ですが、こちらも大正時代の建物を保存復元したようです。


建物の中央上部に石像があります。
大正から昭和にかけての主要な産業だった石炭(男性)と紡績(女性)を表しているそうです。 


三菱一号館 は明治時代にジョサイア・コンドルの設計で建てられた洋館でしたが、2009年に復元されたので、こちらも背後に高層ビルを背負っているような感じです。


ピンクの煉瓦、白い窓枠、可愛らしいイメージの建物は見ているだけで楽しい。


馬場先門にある 明治生命館 は昭和初期の建物ですが、国の重要文化財の指定を受けたので、そのままの姿で現在も使用されています。




この建物の柱に例のアカンサス文様が施されています。


一般公開しているので、土・日は内部を見学することができます。
所在地    東京都千代田区丸の内2-1-1
開館時間   土・日  11:00~17:00
JR東京駅丸の内南口下車 徒歩5分



中央正面が東京駅ですが、丸の内駅舎はただいま工事中。


戦災で焼失した部分を復元し、戦争前の姿を再現するそうですが、姿を見せたドームの部分を見ても、何だかピンとこない。
以前の東京駅の屋根を懐かしく思う私は、戦後世代です。


来年の今頃は、こんな風に美しい丸の内駅舎が見られる予定です。