話したいような、話したくないような
韓国式アカスリ体験談 を書いてみます。
汗蒸幕 (ハンジュンマク) は伝統的な韓国式サウナのことで、
土と石をドーム状に積み上げた釜の中を
90~150度 に熱してあり、
その中に入ります。
普通のサウナとはだいぶイメージが違います。
始めに日本語ペラペラの女性にコースの説明を受けました。
基本コースは80,000ウォン(約9,600円)なのに、
オプションを付けると急に18,000ウォン(約21,600円)になって、ビックリです。
無給のレポーターとしては痛いところですが、
自腹で(?)18,000ウォン払いました。
さて、いよいよ始まります。
ロッカーに荷物を預け、裸になってバスローブとシャワーキャップを身に着けた。
係りの女性にドームの前に連れて行かれ、麻袋を1枚持たされた。
もう1枚は頭からすっぽり被るようにと言う。
屈まなければ頭がぶつかる小さなドアを開けてくれ、
中に入って麻袋を敷き、その上に座るようにと指示された。
恐る恐る屈んで入ったら
「アツイ!」
息も出来ないくらい熱いのでUターンして戻ってきてしまった。
たまびと 「駄目かもしれない

」
ドームの中は異常に熱く、蒸し焼きにされるような気がして怖い。
でも、お金は払っちゃった。
ここでやめる訳にはいかない。
意を決して再び中へ・・・係りの女性はドアを閉めずに優しく声をかけてくれる。
「ダイジョウブ?」
このことばを知っているということは、みんな大丈夫じゃないんだ・・・っと妙に安心する。
「大丈夫」 とOKサインを出したらドアを閉められちゃった。
じっとガマン・・・5分くらいは頑張っただろうか・・・汗が流れる。
ドアが開いた。
外に出て床にあおむけに寝るように指示される。
顔に冷たいタオルがかけられ待つこと十数分・・・
女性が呼びに来た。 またドームに入る。
さっきよりずっと熱いような気がする。汗もすぐに噴き出してきた。
一人で数を数えてガマンしたが、なかなかドアは開かない。
「こんな所でのたれ死ぬのもどんなもんかな~」 と考えた
たまびとは自分からギブアップして外に出してもらった。

麻袋を着ています。(モデルさんが)

ドームの中はこんな感じで、こんな格好で座ります。
「ツギ、3階ネ」 と言われるままに階段をあがったところで
違う女性に裸にされた。
「シャワー浴ビテ、コウライニンジン風呂入ッテヨ」
「ツギ、オ茶風呂入ッテヨ」
「向コウノベッドニ、アオムケニ寝テ」
もうこうなったら言われるままだ。
細い手術台のようなベッドにあおむけに寝る。
アカスリ係りの女性は、たまびとが一番隠したい部分に濡れタオルを置いてくれた。
ア~ 少し安心。
アカスリ布を使って足の先からアカスリが始まった。
顔の皮同様身体全体の皮が肥厚しているたまびとは全然痛みを感じない。
「ダイジョウブ?」
「大丈夫!」
「太ももまで来た」 と思った瞬間 「ジャマダ!」 とばかり、
情けのタオルは情け容赦も無く振り払われた。
「シタ向イテ」 「ヨコ向イテ」 と全身くまなく磨いてくれた。
途中で (ここら辺で褒めといた方がいいのかな~) と妙な気を使ってしまう。
とりあえず 「丁寧ですね~」 と言ってみた。
「テイネイ? ワカラナイ」 ガーン

頭の中をテイネイが行ったり来たり。
どう言い換えようか悩んでいるうちに、女性が 「many many?」 と訊いて来た。
(うん、まあ、それでもいいか) と思って 「many many very good!」 と言ったら
「アリガトゴジャイマース!」 と喜んでくれた。
アカがどれくらい出たか見たかったのに、全身にお湯をバサーンとかけられて
流されてしまった。
次はムームーのような物を着せられ別の部屋へ。
木の棒を使った脚全体のマッサージ、 上半身と顔マッサージ、
きゅうりパック、石膏パックまでやってもらったが、
終わってから鏡で見た顔に特別な変化無し・・・・・