ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

日本ウェルター級TM 湯場忠志vs牛若丸あきべぇ

2007年12月06日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
牛若丸の16連続KOなるか、と注目されたこの試合は、
わずか1ラウンドで終わったとはいえ、実にエキサイティングな
内容
だったようだ。

まずは予想通りプレッシャーをかけていく牛若丸が、最初に王者から
ダウンを奪う。しかしそれで逆に気合いが入ったという湯場は、
敢然と打ち合いに応じ、牛若丸を倒す。立ち上がった牛若丸だが、
その後湯場得意の左ストレートを浴びて再びダウン。レフェリーが
10カウントを数え上げ、湯場が2度目の防衛に成功した。

一方の牛若丸は初黒星。また、日本の連続KO記録を更新することは
できなかった。しかしボクシングにおいて、記録よりも遥かに大事なのは、
強い相手と戦って腕を磨くことである。上昇志向の強い牛若丸のこと、
この敗戦を糧に、必ずまた這い上がってくることだろう。


残念ながらこの試合、一部地域(関東のみ?)しか放送がないようだ。
以前にもどこかに書いたが、日本タイトルマッチをもっと多くの人に
見てもらいたい。とても面白い、熱い試合が多いからだ。